『ビリー・ホリデイ物語/奇妙な果実』(1972年 アメリカ)
ジャズ史上最大の歌手といわれるビリー・ホリデイの歌に愛に生き麻薬に溺れた半生を、自伝『奇妙な果実―ビリー・ホリデイ自伝』を原作に描いた作品。ダイアナ・ロスがビリー・ホリデイを演じて女優デビューし、大変高い評価を受け、初主演ながらアカデミー主演女優賞にノミネートされ、またゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したんだよな。クーッ!!なかなかやるぜ!
便所がスンゲエ臭いぜ!ケッ!!
監督:シドニー・J・フューリー
音楽:ミシェル・ルグラン、ギル・アスキー
出演:ダイアナ・ロス、ビリー・・ディー・ウィリアムズ、リチャード・プライヤー、ロバート・コーディ、スキャットマン・クローザース、ジョージ・ワイナー他
ジャズ史上最大の歌手といわれるビリー・ホリデイの歌に愛に生き麻薬に溺れた半生を、自伝『奇妙な果実―ビリー・ホリデイ自伝』を原作に描いた作品。ダイアナ・ロスがビリー・ホリデイを演じて女優デビューし、大変高い評価を受け、初主演ながらアカデミー主演女優賞にノミネートされ、またゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したんだよな。クーッ!!なかなかやるぜ!
音楽はミシェル・ルグランで、お得意のルグラン・タッチの何ともお洒落で素敵な音楽を聞かせてくれるんだよな!それだけで痺れるぜ!クーッ!!
当然、劇中ではギル・アスキーのペンによる「奇妙な果実」を初めとするビリー・ホリデイのナンバーをダイアナ・ロスが見事に歌い上げているぞ
このサントラはビルボード誌のヒットチャートにも上昇した大ヒットサントラ何だが、今回手元にサントラのシングルがあったので紹介させてもらったんだ
このミシェル・ルグランによる「愛のテーマ」は、ルグランファンがだ~い好きな曲として挙げている曲のひとつだと思うぜ!
ちなみに俺はルグランには申し訳ないのだが、アンドレ・コステラネッツ管弦楽団が「ハッピー」と題して演奏している方が好みなんだぜ!これはたまらんよ、クーッ!!
じゃあ曲いってみっか♪
まずはミシェル・ルグランのサントラヴァージョンだ♪
続いてスクリーン・サウンド・アート・オーケストラの演奏♪
そしてアンドレ・コステラネッツ管弦楽団の「ハッピー」♪
誰かこのアンドレ・コステラネッツ・ヴァージョンを持っていたら、俺にタダでくれ!クーッ!!
俺の住んでいる鶴見区にJR鶴見線の国道駅というのがあるのだが、如何にも戦前からあった駅って感じだぜ。だが心霊スポットとは違うぞ
便所がスンゲエ臭いぜ!ケッ!!
映画やドラマのロケにもよく使われているらしい。そして、空襲の弾痕も生々しいぜ!クーッ!!
スクリーンサウンド・オーケストラの演奏は、映画内の曲という位置づけから離れて1つのカバー曲という感じになっていますね。これはこれでです。
同じことはアンドレ・コステラネッツ管弦楽団の「ハッピー」にも言えそうなのですが、中間部から後半への進行が見事で、オリジナルをすら凌ぐと言えそうな気がしてきます。
ダイアナ・ロスはサントラ内でも各曲をジャズナンバーとしてしっかり歌い上げているので、ジャズ入門のアルバムとしても良さそうです。
ルグランの曲はフランシス・レイやジョルジュ・ドルリューの曲とは違い。あまり甘味はなく、淡い石鹸の香りがするような曲って感じですね。
この「ビリー・ホリデイ物語/奇妙な果実愛のテーマ」もそうなのですが、ミシェル・ルグランのピアノを中心に、両チャンネルにアコースティック・ギターとベースとドラムス、そしてストリングスが加わって行くパターン、特に『ブライアンズ・ソング』などはルグランのピアノが運転士で走る列車のようですね。
アンドレ・コステラネッツ管弦楽団もこの手法に忠実に更に味付けして、より親しみやすくアレンジしていますね。
ホント、実に美しい曲ですね。