『さすらいの青春』(1968年 フランス)
1914年に発表されたこのアラン・フルニエの遺作は、時折コメントをくださるこめへんさんの大学の恩師の先生がとても愛していた、とても香り高い作品なんだ
今回、ちょっと間が空いたが、またの記事で会おうぜ!応援宜しくな(=^ェ^=)♪
監督:ジャン=ガブリエル・アルビコッコ
音楽:ジャン=ピエール・ブールテール
編曲・指揮:ジャン=クロード・プティ
出演:ジャン・ブレーズ、ブリジッド・フォッセイ、アラン・リボール、アラン・ヌーリ、ジュリエット・ビラールほか
1914年に発表されたこのアラン・フルニエの遺作は、時折コメントをくださるこめへんさんの大学の恩師の先生がとても愛していた、とても香り高い作品なんだ
青春の淡いロマンティシズム、夢とも現実ともつかぬ若き日の想い出に踏み込んでしまった青年オーギュスタン・シモーヌが知った、あまりにも大きなかけがえのない代償。素朴で無垢な、自由で奔放な青春にやがて訪れる醜い現実、青年を襲う非情な宿命、夢と冒険の日々が迎える挫折の苦さ
フランスの田園地方ソローニュの美しい風景が幻想的。それに美しい音楽を書いたのが、当時新進のジャン=ピエール・ブールテールでな、編曲と指揮を名アレンジャーのジャン=クロード・プティが手がけているんだぜ!たまらんぞなもし!クーッ!!
『禁じられた遊び』の少女ポーレットを演じたブリジッド・フォッセイは、『ハッピー・ロード』や『さらば友よ』に続いて、この作品でも美しいマドモアゼルに成長した姿を見せてくれて、くどいようだがたまらんな!クーッ!!
ジャン=ピエール・ブールテール会心の音楽を聞いてみっかね♪
こちらはリシャール・アントニーのヴォーカルカバーだ!これもなかなかいいぜ!クーッ!!
部屋に生けたユリが、これまた大輪の花を咲かせたゾ⚜️
今回、ちょっと間が空いたが、またの記事で会おうぜ!応援宜しくな(=^ェ^=)♪
ブリジット フォッセーの名前も何十年かぶりに聞きました。懐かしいですぅ。昔、禁じられた遊び観ましたよ。
実際にフランスを旅行されたことのあるみっちゃんですから、きっとその風景が瞼に浮かんでおられることと思いますよ。
映画はDVDにもなってますから、機会あれば入手して観てみたいですね。
サントラアルバムも素敵な音楽が散りばめられていますよ♪
夢とも現実ともつかぬ若き日の想い出というのはその通りで、これに少年時代のリアルな感覚、魅力的なモーヌ、トリックスターのキャラクター等が入り混じる様は、苦い結末を除いてさえも良い意味で青春小説の域を超えているので、アラン・フルニエがもっと長生きしていたらどんな作品を書いたのだろうという気にもなります。
音楽を聞いてみると、テーマ曲を哀惜に若干の夢幻性を加えたものにしてあり、夢とも現実ともつかぬシーンの音楽を徒に美麗なものにせず、むしろ哀調と緊迫が交錯したものになっているのは作品の内容からいって妥当なものに思われます。
リシャール・アントニーのヴォーカルカバーは追憶の色を増した感じで「なるほど」という気がしますね。この種のカバーは常に成功するとは限らないだけに、こういった例は貴重です(苦笑)
この作品はフランス文学を専攻していたこめへんさんのゼミの恩師が、心から愛して止まなかった作品です。
映画そのものを観る前に、私もまずは小説の方から読んでみようかと思っています。ボルナさんがお読みになられた岩波版と旺文社版と比べ読みをしてみようかと。何しろ近年長い間読書離れしていたもので。
音楽は今回ご紹介したシングル盤だけではなく、こめへんさんからプレゼントされたCDも持っているのですが、こちらはステレオ版でして、シングル盤のは幻想的なメロディと哀惜のメロディが繋げてありますが、CDではこれが別個になっていまして、更にはトランペットがけたたましく叫ぶように奏でられた曲等と、実にいろいろと入っております。
シングルのモノラル版に比較すると、やはり音質はずば抜けていいです。
また、日本ではやはりモノラル版ながらLPも出ておりまして、こちらはセリフ満載盤でして、意外と入手が困難なものとなってますね。