春さんのニッチな愛聴盤PART2

映画音楽やイージーリスニングなどの埋もれに埋もれた珍盤をご紹介するblogで、前回同様横浜から発信‼️

エンニオ・モリコーネお得意のジュースハープの音色とサスペンス溢れる印象的なテーマ🎧️🎶

2022-05-25 11:29:05 | 音楽
『シシリアの恋人』(1970年 イタリア)
監督:ダミアーノ・ダミアーニ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:オルネラ・ムーティ、アレッシオ・オラーノ、アメリゴ・トットほか



2022年5月26日、深夜0時08分。この時間帯になると、決まってハラが減るのだ。博多の長浜ラーメンが無性に食いたくなるぜ!クーッ!!

現在でも封建色の濃いシシリー島(シチリア島)を舞台に、愛と憎しみの齟齬にさいなまれ、苦しむ恋人同士を描いた、可哀想なラヴ・サスペンスなのだ

新人のオルネラ・ムーティのデビュー作品で、この種の映画の音楽にも欠かせないエンニオ・モリコーネが音楽を担当し、指揮をブルーノ・ニコライが受け持っているわけだが、メイン・テーマは甘くもスリリングで、シシリーの風景が目に浮かぶ、なかなかの力作で、『荒野の用心棒』等モリコーネ作品でたびたび登場するジューズ・ハープ(ピヨン、ピヨンとした音色)がいい味を出しているのだが、時折このコメンテーターとして登場するこめへんさんが、オルネラ・ムーティが歌っているということで、同名のシングルをお買い求めになられたわけなのだが、それが以前に紹介した髙井達夫(時に変名のアルトロ・ポゾを名乗りはる)作曲の、まったくの別のレコードを買って悔しい思いをされたことがあったんだけど、こちらはモノホンのサントラ。よってインストゥルメンタル

この曲はエンニオ・モリコーネVol.1(18枚組)には、ステレオ録音ヴァージョンが収録されているが、このシングルはモノラルなんだ

俺もこれはヤフオクで落としたのだが、¥500。安かったぜ!クヒーッ!!クーッ!!

甘美な旋律に、独特のリズムで盛り上がって、カッチョいいんだな!クーッ!!

こめへんさんが間違えて購入したのも、かつては関光夫氏の映画音楽番組でオンエアされていたこともあったんだ。なお、この髙井達夫作品にも、ジューズ・ハープを奏でてピよ~んと鳴り響くんだよな

では、サウンドトラックの演奏を聞いてみましょかねえ(=^ェ^=)♪
このようなレアなサントラが、たやすく入手できる時代ではあるのだが、金銭面では厳しい時代ですなあ。昭和のようなわけにはいかんか(^_^;)

今年も咲いたよマンモスフラワー🌵🌸


それじゃ、いつか街で会ったなら!






最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (こめへん)
2022-05-26 08:27:50
この曲は、作品名だけは高校のときから知っていましたが、実際聴いたのは10年ほど前で、ラブっぽいメロディーにジューズハープの組み合わせが最初は奇異に感じましたが、その後、ライブ盤に「私の名はフランチェスカ」としてvo曲になったのを聴いて俄然好きになりました。
オルネラ・ムーティの別曲カバー盤は最初買ったときは「あちゃー」でしたが、今は全肯定ですw
返信する
Unknown (春さん)
2022-05-26 21:46:12
こめへんさん
アレはたしかにジャケで騙されて「アチャー!」でしたね(^_^;)
モリコーネの作風とは似ても似つかぬ作曲でしたから。
まあ、変名で髙井氏は『赤ちゃん戦争』や『ひとりぼっちの愛情』で国内限定とはいえ、なかなかいい曲を作曲されているのですけどね。
オルネラ・ムーティが唄うというところでギャフン!とされた方は多かったかと思います(*^^*)

さて、モリコーネのこのテーマ曲を初め劇中曲、モリコーネ作品としてはそんなに知られていないですが、私も好きですね。
まだ未聴の『私の名はフランチェスカ』は、是非とも聞いてみたいところです。
邦人演奏のカバーは聞いたことがあるのですが。
返信する
Unknown (ボルナ)
2022-06-04 03:00:53
確かにジューズ・ハープの使用はともすればギャグ的にもなりかねないのですが、ここではそうなっていないのが面白いです。サントラ内の他の曲を聞くと、前衛的な曲調にジューズ・ハープが合っているので、テーマ曲に盛り込むのは全体に統一感をもたらす結果になっている気もします。ジューズ・ハープなしのバージョンで聞くと躍動感が薄れて何やら回想的にも響くので、サスペンス映画のテーマ曲としてならあった方がいいのでしょう。
返信する
Unknown (春さん)
2022-06-08 16:41:08
ボルナさん
当時としてもイタリアのラヴ・サスペンスの音楽にしては、かなり個性的でアクの強いロマンチックな、そしてスピード感ある音楽を、ここで聞かせてくれるエンニオ・モリコーネは、やっぱり流石ですね。
五線譜のパレットに、さまざまな楽器と言う絵の具を置いていくモリコーネは、時代を超越して凄いものを、あらためて感じてしまいます。
返信する

コメントを投稿