先日、バトミントンの友人(ベトナム人)がビルヌーブというローザンヌから電車で30分の所で惣菜屋兼食堂をオープンするにあたって、この街が月イチで行う第3週の金曜の夜に各店が店頭や店内に試食を提供するプチ祭り…をやるので、時間が許す人は是非来て下さい・・・とバトミントン・メンバーにメールが来て、早速いって来た。
ローザンヌからジャズフェスで有名な街モントルー方面、モントルーから快速で次の駅がビルヌーブという街であるが、人口6000足らずの小さな街で昔、作家ロマン・ロランが住んでいて、彼に合うためにガンジーが会いにきたことで有名な街であるが、街としては本当に小さな街で、僕らが街に着いたのは夜の7時頃で、すでに夜であった。
駅をでて、そこから駅前通りとなり、およそ300mに渡って、各店頭にテーブルなどを出してそれこそ出店状にちょっとした祭りの雰囲気を醸し出していた。
その出店の一つが友人のベトナム料理を振る舞う店であった。彼は7歳の時、ベトナムからスイスに移住して35年、スイスの学校で勉強したからフランス語を話せ、バトミントンも強く、なにより明るくバトミントンを本当に楽しんでいるのがわかる。その彼が奥さんと友人の手助けを受け、まだオープンしていない店頭にテーブルを出して揚げ物などを集まった人々に振る舞っていた。
ボク等も彼等の開店を祝い、何皿かごちそうになって他の出店を見学しながらビルヌーブの街を散策していると、あるレストランの前でギターの音色に女性の歌声が聞こえてきた。我々も本格的に腹が減ってきていたので、その歌声のするレストランに入った。
それは以外にもギリシャ料理のレストランで、時間が早いせいか?先客は一人もいなかつた。そこに夫婦と思われるオーナーの二人がいろいろ親切に対応してくれるし、10分後に店内で、歌のライブがあります…と売り込むので、席についた。
小さなドーム状の店内にクリスマスの飾りがあって異国の雰囲気。ギリシャ料理はちょっとボクの好きなグラタンに似た、美味しいく温まる料理で二人で舌鼓打っていると、さっきまで外で歌っていた男女が僕らの隣の席について、男の上手いギターに合わせて若い女が歌い始めた・・・。
シンプルなギター演奏に、心に沁みるような歌声… なんとなく心が奪われるのはライブだからなのか、彼女の才能のせいか?
ボクのブログのテーマは『琴線に触れる』事であるが、久しぶりに琴線に触れ、心に響いた。
ここでこの漢字『響』であるが、郷+音で、郷とは他ならぬ、『悟り』の里、そこに導くのが『音』とボクは観ずる。
Lausanneを中心にライブ活動しているグループらしい。名前は残念ながら失念・・・
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