今日は一ヶ月ほど前から、彫塑アーティスト・ジャン-マリーBorgeaud 氏の作品展を見る予定になっていた。
(彼とは3年前に初めて会って、彼の作品と人柄にいっぺんに惹かれ、彼のファンになってしまったが、2度目に彼に会った時
10万円以上する作品を『ちょっと欠けてしまったところが、あるけど良かったどう?』・・・とわずか数万円で譲ってもらった作品が
我々の新居の居間に掛かっているが、多分、我々の貧乏を知ったうえでのご好意による提案ではなかったかと思っている。)
最初に彼の作品を観た時の様子・・・は、こちら ヨーロッパに観る 『 丹電力 』 - 2021 9/ 28
今日5月5日に観た作品の一つで、私のお気に入り
彼の作品展はNeuchâtel(ヌーシャテル)という街で、電車で我が街モルジュから50分の所。
電車の中で、今日が5月5日で『子供の日』であることに気付き、そうであれば今日は『子供の日』にちなんだテーマでブログを書きましょう・・・と
考えたが、子供を持たない我々夫婦にとって、『子供の日』とは他ならない我々自身の『童心』というところに落着しざるを得ないところから
『赤ん坊』という単語を思い浮かべ、そう言えば何故『赤』なのか・・・と考える事になった。
そうすると、『考えるな、漢字ろ!』モードになり、馬骨流・悟学『解字』が出てきたのだ。
『赤』= +・− ・手(x2)・足(x2)・・・という答えが出てきて、『プラマイゼロの手足』を持った無心(=仏心)の赤ん坊が観えてきた。
まぁ、こんな感じ(漢字)かなぁ・・・、やっぱり赤ちゃんは無心なんだよ。
そんな事を妄想しているうちに、ヌーシャテルに到着、バスに乗り換えて15分ほどで、目的のギャラリー『Galerie2016』に到着した。
今日は、アーティスト自身による解説(?)をギャラリーが企画し、Borgeaud夫妻がジュネーブから来ていた。
彼の話が始まる前に我々はギャラリーの作品を一通り鑑賞したが、相変わらずどの作品も『生きる喜び』で『イキイキ』していた。
作品に登場する人物は誰も『丹田』が豊かであるが、作者のジャン・マリーは、誰よりも肩の力が抜けて気取りのまったくない男で
私は、今日のテーマである『赤ん坊』の発想から出てきたのか、彼自身も彼の作品も実に『赤心』に満ちている・・・という風に感じた。
info : 彼の作品展は5月26日まで、お近くにお住まいの方は是非ご覧ください。 www.galerie2016.ch で確認のうえ
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