拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  二度目のリンゴ

2016年08月08日 | 観自在
 7月下旬のバカンスに4泊でボルドーへ行ってきた。
 移動中久々に読書したのは『東洋的な見方』鈴木大拙著
 そん中にこんな文章があった。

 『 アダムとイブの世界には「行」のみがあって「知」がなかった。それでエデンの楽園が成立した。一旦「知」が出ると  
   失楽園になったのである。入不二法門の世界では、その知をそのままにして、もとの行の世界、意の世界を、新たな面
   から再現させている。その点で入不二法門はエデンと相異するのである。一段の進出といって良いのである。
   二度目の林檎を食べぬといけない。』

 2日目にボルドーから電車で一時間半、トゥールーズへ行った時、その『イブ』に出逢った。
 クラナッハ・ルーカス(1472〜1553)ドイツの画家の絵『イブと天使』

           
            二度目のリンゴを食べさせたい!・・・素晴らしいイブとの出逢い



        
         こちらはボルドー名物『水鏡』にて リンゴ食べ過ぎ気味の相方の図

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