拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 眼をそらすのか?

2012年09月25日 | オレ的アングル
  我々人間の一面に 人をおとしめて平然としていられる 悲しい性(さが)が 
  どこかに 隠れている。
  一生隠れ通してくれれば いいのに 何かの因縁で それが出て 出てしまったら
  自分がどんな冷酷な事をしているか 判断できないまま どんどん巻き込まれてしまう。

  スイスに来てから 何本か ナチスに迫害されるユダヤ人 そんなテーマの映画を観た。
  
  最初は ユダヤ人もいくらナチスが台頭したからといって 事態が今我々が知っているような
  最悪なものになるはずがない・・・と油断していた人々が大半だった。

  鎧兜の中世ならいざ知らず 20世紀も半ばになろうとしいる時代に 人間がそんなに
  野蛮になる わけがないと 人間性を信じていた のだろう・・・と思う。

  それが ヒットラーに 先導されて 人々は 自己の冷酷さを 知ることなしに
  ユダヤ人達を 徹底的に 迫害した。 ・・・それが事実なのだ。

  ボクは 人間にはそういった 一面がある という事実が 自己にも宿っているという
  事を 忘れた時が 危険なのだと思う。

  今の 福島の人々は 本当に 迫害されている。

  逃げ遅れたユダヤ人のように 捕まれて収容所 ガス室に送られるのを 待つのか?
  遠巻きにして見ている人間は 無関係と 見て見ぬふりをするのか?
  


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