拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 一本の羽

2013年05月21日 | ヨーロッパの風
  何年ぐらいたった一人で 闘病していただろう? マリー・アニエスは 昨日 14時ごろ 他界してしまった。
  その間 せっせと彼女は 「彼女の箱」を作っては友人達に プレゼントしていたようだ。

  ボク等は 彼女の「箱」を 7っ 持っている。
  6っ個目の箱は 鳥かごが配された箱で それを作った時の「手紙」を また読んでみる。

  その箱には リルケの「孤独」に関する2つの詩を 配する予定であったが、 やめることにした。
  鳥が飛び立った後の 空の鳥かご・・・そこに残された一本の羽、それだけで リルケが(そして私が)
  言いたかった 「孤独」が十分 表現されているのだから・・・・

  そんな内容の 手紙 だった。 

  もう いつ飛び立っても おかしくないくらいな病状だったから こんな日が来ることを 僕達は 覚悟して
  スカイプしていたけど・・・いつも病人とは思えない 笑顔 だつた。

  美術館、骨董店、ギャラリーが大好きだったから これから世界中の美術館、ギャラリーを観に 飛び回わることだろう。

       

  


  


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