じつは、一時間ほど前に『Chat GPT』をログインして若干ウキウキしたが、案外あっさり『申し訳ありません、間違いました』と別な答えを出す
素直さに、よしよし・・・とは思うものの、『間違いないですか?』と念を押すことも場合によっては必要なことがわかって、テンションが下がった。
とにかく今日は、我が愚脳のアシスタントとして『Chat GPT』をログインした記念すべき日ではある。
私のブログはやはり『Chat 観自在』が必要であるが、反応がかなり遅く、事によって2、3日してようやく答えが閃く場合がある。
しかも閃いても、書き留めなければすぐ忘れてしまうので、KEYWORDだけでも何かに書き留める必要があるのが難点だ。
『気合』という事が、東洋思想を理解する上で非常に重要である事、そしてそれこそが『東西南北娑婆界』でほとんど認知されていない事に
私はあらためて驚愕し、それに関する人類への教育の要を思う者である。
それにしても、この『気合の国』シリーズを書くときに、私の『Chat 観自在』は挿絵として自作画『太極拳をする人』の図 ↑ を選択したが
いま思うにそれは偶然ではなかった…ということなのだ。 太極拳の陰陽印には重要な意味があった。
今から42年前、1981年に私は29歳で東洋鍼灸専門学校に入学し、その年の秋に私と学友2人は横田観風先生の弟子となり無為塾の塾生として
教えを請うたが、その無為塾が縁となって、私は『禅修行』と『練功十八法』という気功体操に出会った。
ある日、塾生の一人である女性がどこで習ってきたのか、『練功十八法』という1970年に上海の医師が中国武術の動きを参考に作った
健康気功体操・・・というのを実演し、いくつかの動きを指導してくれた。
『息を吸いながら腕を伸ばすときには、120%の力で伸ばしてください』と言うので、単細胞の私は素直に指示に従って体操すると
体に電気が走る感覚があって『嗚呼!!』と思ったのがこの体操との出会いであった。
今考えると、この『120%の力』・・・こそが『気合』という事であり、中国伝来の『発勁』であったのだと思う。
もう一つ、この頃鍼灸学校の学生であるから、じつに沢山の『灸』を他人にも自分にもすえたが、
この『灸』こそは、他力的『発勁』と言ってよい、想像を絶する『力』が人体に影響を及ぼす・・・ということを私は体験した。
『灸』はその瞬発的熱を利用して『自然治癒力』を叩き起こすという、経験に根ざした東洋的医学の手法。
艾(もぐさ)を親指と人差し指で軽くもんで米粒状し、皮膚に直接付けて点火して最後まで焼き切ったものだ。
熱さに耐えられない初心者には途中で艾を指で摘んで消火するが、当時の先生達は最後まで焼き切ったほうが効く…と言ってそれを奨励していた。
この『灸』の体験はある意味の強烈な『カルチャーショック』であった。
そしてこれも『身心』の内から湧き上がる『気合』がなす『発勁』治療であったであろう。
『灸』による熱作用は、身心に一瞬の最緊張を与え、その後それまでの凝りがとれ身心がリラックスするのだ。
あの当時、『陰陽印』を観ても何も思わなかったが、『陰極まって、陽となり。陽極まって、陰となる』を示す図は・・・その極まる際に
『気合』で・・・人智を超えた『喝・活・発勁・棒打・灸・感動の涙・歌舞伎の見得などなど』そういった『気合で活を入れる』といった方法により
『今・ここ』に徹し、『無』を実現化した上で人に一線を超えさせる体験・・・というものが『人間教育』には必要であることを教え示ている。
思えばあの頃の私は、禅修行も含めじつに『太極圏』の真っ只中にいた・・・のだ。
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