拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
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  あっぱれ・ドラマ『無能の鷹』

2024年12月17日 | 娑婆惰罵駄(シャバ・ダバダ)

  一昨日、Netflixドラマ『無能の鷹』にハマってしまい、一気『観』してしまった。

  

  日本のドラマ事情にうとく、出演者では部長役の高橋克実さんぐらいしか知らず、主演の荒井菜々緒とか塩野瑛久は初めて見る顔。

  ドラマの発想が素晴らしく漫画的・・・と思ったら、原作は『はんざき朝未』の漫画であった。

  

  『悟り』をベースにしているのが見え見えの登場人物の名前・・・全員『鳥の名前』で『サ・鳥』という

  『駄洒落』と『深淵』が『無能』と『賢者』の重ね合わせ・もつれとなる『色即是空空即是色』の景色を

  現代風にドラマ展開して、非常に良かった。

  こういう遊戯三昧の発想が出来るのが、日本では漫画家なのが面白いというか・・・!!

  昔みた映画、ピーター・セラーズ主演『チャンス(1979年)』も同様な主旨の物語で、当時感銘を受けたのを覚えている。

 

  このドラマを観終え、ツルッとした主演の鷹野ツメ子(菜々緒)の美顔を人々はいろいろ勘違いする・・・という

  シナリオを考察したとき、いま話題の兵庫県知事『斎藤元彦』のことを思い浮かべた。

 

  彼も、黙っていれば『爽やか感』を醸し出した好青年風であるのに、『能ある鷹は爪を隠す』の逆バージョンをやってしまったか。

  同じような匂いを、都知事選で活躍した『石丸伸二』が醸し、より賢い風を装っていたが、

  両者(斎藤&石丸)が、鷹野ツメ子と決定的に違うのは、『無能』を『無の能』に空じる『慈悲心』の欠如ではないのかなぁ…。

 

          

          写真は毎年、11月ゴマモティエ(地名)で行われる『カウベル祭り』から・・・和歌したもの

           『 この秋は チーズ、ワインで 帰化しても 冬に恋しい 味噌醤油かな 』 一撮

  

 



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