あの3・11から、今年で12年目を迎えた。
2011年3月11日といえば、私のスイス在住20年目の年で、この日は引越し作業をしていた。
そして例の津波のニュースを、お客様の新居に設置されたテレビで観た日のことは生涯忘れないだろう。
私の『3・11』は、在スイス20年の当時59歳のオッサンの『3・11』で、当然他の誰ともまた違うモノであると思う。
海外在住者の立場からこの『3・11』のみならず、日本全体を眺める『観え方』というのは、さらにまた個人的なものにならざるを得ない。
そういう前置きをした上で、『3・11』から12年という歳月の流れを観ると、
先進国という『メッキ』がすっかり剥がれたのは誰の眼にも明らかであるのに、その地金を『美しい国』と思い込ますことに躍起となり
その偽りの歪が飽和状態に達した時、狂った『統一教会』に狙いを定めた兇弾に倒れた人が、元総理大臣、安倍晋三氏であった・・・。
その一方で、反原発運動に立ち上がった俳優の山本太郎氏の12年間の変身と躍進ぶりは、私の知る限りにおいて他に類を見ない傑出した人物で・・・。
『3・11』をきっかけに、私はノンポリ(政治無関心)を止めて、彼を支持する形で日本の政治を見つめてこんにちに至る・・・そういった12年間であった。
いまだに、国会の書類もまともに記録もできない政府を持つ私達日本人ではあるが、希望はまだある。
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