昨日の午後(スイス時間)、SNSで能登地震を知りました。
能登地震でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げ、被災地の皆様にお見舞い申し上げます。…
正月も正月、元旦そうそうにこのような大きな地震が能登半島を中心に起こるとは・・・、正月気分がぶっ飛んだ中で
その夜たまたま、手にした書斎の本(禅僧・藤井虎山老師著)『禅を生きる』に次のような一文を発見し
『 ・・・地位、名誉があろうとも一たびこの死というものに襲いこられたらもう全滅なんです。死というものくらい平等性のあるものはありません。
このくらい純粋性のものはありません。それからその上にあるところの生です。このくらい差別的なものはありません。・・・(中略)
生きる姿には差別があり、ごまかしがある。しかし、死は平等に襲ってきます。・・・』(P22)と、
藤井老師の死生観を述べている中で『襲』という字に私の眼は釘付けになった。
昨日、元旦のブログとして今年の干支『龍』の字を取り上げて書きましたが、その同じ『龍』の字が、下に『衣』がつくことで『襲う』となり
現実に、日本の能登半島を付近を『襲った』のです・・・。
これを皆さんだったら、どのように考えるでしょうか。
私も、どんな意味があるのか?戸惑いましたが、老師のこの一文を何度も読んでいると、
『生きる姿には差別があり、ごまかしがある。しかし、死は平等に襲ってきます。』・・・ここに『龍』の元旦『襲来』の意味があるのかなぁ〜・・・と
思ったものです。 『龍』のパワーとはすなわち『自然のパワー』であり、人間の思惑のかなうものではありません。
『龍』の年、ということで年頭から『襲来』という形で『龍』が出現し、『一切のごまかし』を許さない強い意志を表明した・・・のであろう。
何れにせよ、2024年という年は『気を引き締める事』を要する年になりそうで、『人智を尽くして天命を待つ』覚悟を促している。
『龍』がモンブラン山を擦過・・・していったような…
『飛龍する 龍の鱗の 鈴の音に 耳傾けて 祈る平安 』 馬骨
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