拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 ダーク・チョコレートな夜

2015年11月14日 | ヨーロッパの風
 一昨夜はなんたる夜だったろうか。(11月13日(金)と14日(土)の間)
 Hulu でテロをテーマにしたアメリカTVドラマ『Homeland』をアイパッドで見ながら、我がホームページのあれこれ思考作語に着手したのが、夜10時30分ごろ・・・

 相方が友人から貰ったカカオ65%の上質な『ダーク・チョコレート』をちょっと一口たべたところ、、、渋い旨さについ一枚ペロッと食べてしまった。
 ふつうこんな夜遅くにブラック・チョコなんて、眠れなくなるので絶対食べないように注意するのだけれど、ホームページでどうしても片を付けてしまいたい
 部分があって、脳に活性をつけるのも悪く無いか・・・という勝手な言い訳をつけたのだけど・・・。
 そのせいか?思考作語にも勢いがつき、『見ながら作業』の相乗効果もあってか、夜中の1時30分になってもおかしいと思えるくらい頭は軽く、逆に胃は重苦しく
 感じた時、相方が『眠れない!』と言って寝床から起き上がって居間のテレビをつけたようであった。

 少し間があって、相方がボクの書斎にきて『パリの6,7箇所で同時テロ』があって、夜中なのにテレビが騒いでいる・・・というのだ。
 最近、米テレビドラマ『24(Twenty-Four)』やら、今見ている『Homeland』でテロ漬け状態になっているためか『パリでテロ』・・・と聞いても
 なんだかピンとこない・・・まま居間に行ってテレビを見ると、現場の様子やスタジオで深刻な雰囲気でニュース速報を伝えるスタッフ等を見て、初めて
 事態の深刻さがわかってきた。『少なくとも120人が死亡』・・・というテロップが流れていた。
 最初に思ったことは、よりによって84歳の義父が『オペラ歌手』コンクールの審査員を迷った上で引き受け、久々にパリに一人で出かけた・・・という事実であった。

 後でわかったことは、この事件は夜の10時30頃には起こっていたが、ボクはPCに向かっていたし、相方は疲れたと言って寝床に入っていたので夜中になるまで知らなかった
 という事と、相方の姉がパリのホテルに電話をして義父の無事を確認していた事。

 パリで自爆テロ(この自爆テロをヨーロッパでは『Kamikaze=神風』と呼ぶのが気になるが)は、初めてのことで、それがいよいよここまで来たか・・・という重い実感だ。
 今年の夏アルルに行った時、リヨンの駅で防弾チョッキに銃を持ったPoliceをたくさん見かけたのを思いだし、二人の日本人が処刑された事を思い出していた。

 それに今回はボクは行かなかったが、毎年恒例の『パリ・フォト』が行われている真っ最中で、(それも急遽中止になった)ボクにとっても身近なパリで・・・。
 
 絵空事ではない、現実の『テロ』がどんどん身近になっていることを感じつつ、どこかTVドラマのようでもあるような・・・ダーク・チョコレートを噛みしめた一夜


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