一昔前では、畳の部屋でちゃぶ台を囲み家族全員で食事をしていましたが…
今では椅子に腰かけてテーブルで食事をするという習慣がついています。
日常生活で正座がほとんどなくなり、畳の部屋でも横座りや足を投げ出して座ることが多く…
子どもの中には正座のし方すら分からないという事態まで起こってきています。
また、大人の世界でも正座は足が痛くなるからといって嫌がる傾向があります。
居酒屋さんでも今まではお座敷と言えば、正座が当たり前だったのが…
この頃は掘りごたつ式でないとお客様がこられないということで改装をしている所がほとんどです。
まあその方が、長居してたくさん食べてしまうからお店にとってもいいのでしょうが…(笑)
しかし、日本伝統のお茶・お花などの習い事や、柔道・剣道・合気道といった武術は必ず正座をします。
精神面などの鍛錬には必要だからでしょうか?
ただ、生理学的には膝に悪いと言えます。
そのためか、西洋人に比べ日本人の方が膝の病気を持っている人がやはり多いように思われます。
若いころは、筋肉も柔軟性があり強いので大丈夫ですが、年齢を重ねると…
膝の上の筋肉である大腿四頭筋が弱化して、膝が曲がりにくくなり正座が困難になってきます。
また、関節も老化して、水がたまったり変形したりします。
普段から大腿四頭筋を鍛えておくことが必要ですね!!
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