あそび心575

 酔生夢死を楽しみたいのですが、与命僅か。遺す未練も後生の楽しみ。 
 交心もらえるとハッピーです。 

『 酔芙蓉悟れば空即是色なる 』めぐり逢い良寛さんzbr2006tm14

2014-11-14 20:09:42 | 良寛さんを遊ぶ

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酔芙蓉悟れば空即是色なる

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 雪呼さんの 『 出逢いの庵 』 をネット吟行してきました。



 ・・・ 美しい師弟愛が育まれたと伝えられる故実にちなみ設けられた庵だそうです。
囲炉裏の炭を突きながら・・・どんな会話を交わしたのでしょうか(*´艸`) ・・・



 そうなんですよね、この庵での二人の会話が残っていたら・・・そう思いますね。
 作家達はこの場面を描きたいでしょうね。


 雪呼さんなら、どんな会話をするでしょうね・・・



★★★ 相聞歌003-01tm08『 君にかくあひ見ることのうれしさもまださめやらぬ夢かとぞ思ふ 』 へどうぞ!!! ★★★
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 一人ひとりが、この場面で、自分ならどうするを、語り合えたら、楽しくなるでしょうね。この会話だけでも、大いにサロンが盛り上がるかもしれません。
 今は、掲示板や、コミュニティで、そんな会話や交信があっているのかもしれませんね。
 ケ-タイ小説などでも展開されているかも。にしても、今様じゃないから、あんまり感心ないのかもしれませんね。
 今の若い人たちは、良寛さん、どのくらい知っているのでしょうね。こういう仁も、今まで大好きなのに、本読んでいないのですからね。今は、ほとんど良寛さんといっしょに暮らしているのに、まだ、本読んでいない為体なんです。


 百五十周年記念で、良寛さんの恋が復活するといいですね。





 酔芙蓉悟れば空即是色なる   仁


 世話さるだけの日ももう来るか





 。。。 ≪ 「出会いの庵」・・・いいですね。
 二間くらいの小さな庵なのでしょうか・・・
 裏は今でも竹藪ですか。

 風鈴の音を楽しんでいたのでしょうね。


 そして貞心尼さんと思う存分詩歌を語り合ったのですね。


 一日がかりで尋ねてきた貞心尼さん。
 また会える日がいつ来るか待ち遠しくて、帰したがらない良寛さん。
 ひとときの逢う瀬がドラマそのものですね。



 刹那なる逢う瀬の深し竹の春   仁   ≫ 。。。





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刹那なる逢う瀬の深し竹の春

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★★★ 妄恋575交心tm0902『 すさまじや世間も恋も地獄花 』 へどうぞ!!! ★★★
 




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フォト575『 流れ星今日が明日もあらんかな 』zp2201tm07

2014-11-07 23:37:27 | 良寛さんを遊ぶ

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★ 良寛さんをの恋遊ぶzp2201tm07

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流れ星今日が明日もあらんかな

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『 これぞこのほとけの道に遊びつつつくやつきせぬみのりなるらむ 』良寛貞心尼相聞歌01-01

2014-10-16 21:55:11 | 良寛さんを遊ぶ


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★ 良寛貞心尼相聞歌01-01zbx20

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 師、常に手鞠をもて遊び給ふとききて奉る

これぞこのほとけの道に遊びつつつくやつきせぬみのりなるらむ


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 良寛様が子どもたちと無心にまりをついて遊んでいらっしゃるのを見てきました。子どもたちと遊んでやっているというより、子どもたちから遊んでもらっている、そんな風にわたしには見えます。



 良寛様は、どうしてこんなに子どもたちと、無心に、遊ぶことができるのでしょうか。わたしには、不思議で、不思議で、なりませんでした。

 そして、わたしも、良寛様のように、子どもたちと無心になって遊べるようになりたいと思いはじめました。



 いろいろのことがあって、わたしも、出家して、草庵に籠もり、仏道修業をして参りましたけれど、いまだ、何一つわからず、心も開かれません。
 良寛様みたいに、心が開かれて、無心に、何でもないように、命を踊らせて、子どもたちと一緒に遊べるようになりたい。
 でも、子どもたちが警戒したり、疎ましがったりして、きっと遊んでもらえないだろうと思ってしまいます。子どもたちから拒まれる重いものを抱いて生きてきているのでしょうね。それを落とそうと出家もしたのですけれど・・・


 良寛様がこんなに無邪気になれるのは、良寛様の修行によるものだとお察しいたします。
 わたしには、まだ、どういう修行をすれば、良寛様みたいになれるのか、その道筋もわかりません。
 良寛様と一緒に生きて、良寛様の真似をして、子どもたちとも、無心に遊んでいくなら、それが精進ともなって、深い仏道の理解に到達することができると思うようになりました。


 子どもたちと無心にまりをついて遊べるようになりたく思います。
 どうぞわたしをお弟子にして、おそばに過ごさせてくださいませ。











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★ 相聞歌を遊ぶ01-01

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邪気もなく頓着もなくほとけの坐

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 良寛さんと貞心尼さんの出会いが始まりました。

 良寛さん、70歳。貞心尼さん、30歳。


 貞心尼さんからのアプローチです。


 貞心尼さんの心に、あなたの心、映りますか・・・





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『 月のみの友にありせど月の君 』めぐり逢い良寛さん151-01zbp0301tp0901

2014-10-14 15:57:37 | 良寛さんを遊ぶ


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月のみの友にありせど月の君

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 雪呼さんより、 『 萩の夜の萩の匂いを吹き寄せよ 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪呼さん、いつもあい風ありがとうございます。





 > 良寛0326 月よみの 光を待ちて 帰りませ 君が家路は 遠からなくに



★★★ 良寛の歌0324zbp14『 月よみの光を待ちて帰りませ山路は栗の毬のおほきに 』 へどうぞ!!! ★★★




 久しぶりに遊びに来た定珍さんを帰そうとしない良寛さんがいます。
 定珍さんは、良寛さんより20才くらい若いようです。けれど、詩歌を詠む風雅の友人です。歌集も出しています。心に溜まりに溜まった詩歌の思いを語り明かしたいのでしょうね。一番深く、長くつき合った人なのでしょうか。


 何より、定珍さんは酒屋だったから、良寛さんは定珍さんの所に寄って、酒をよく馳走になっていたようです。定珍さんが遊びに来るときはお酒を下げてくる。良寛さんはお酒好きだったんですね。


 酔った心地よさが、いっそう良寛さんを甘えん坊にするのでしょうね。



 > 良寛0986 さすたけの君が勧むるうま酒に我酔いにけりそのうま酒に


 > 良寛028 かきつばた 我れこの亭に 酔ひにけり



 葷酒山門を入るを許さず、で修業した良寛さんでしたけれど、
 すぱっと、一切の戒律から脱落してしまうんですね。
 酒も飲み、肉魚も食べ、煙草も吸う。
 女ばかりは、エピソードが残っていないようです。常識を逸脱した良寛さんですから、恋しないはずはないのでしょうけれどね・・・



 月あかり心のままに生きめやも   仁


 月影や良寛にも香忍び寄る





 。。。 ≪ 雪呼さん、おはようございます。
 いい季候になりましたね。
 月明かりの美しい夜になります。
 良寛さんは、本当に月が大好きなんですね。月が友だち、いいえ、恋人なのでしょう。
 独り草庵住まいですから、語りかけるものは、風か、お月さんですよね。


 月よみの 光を待ちて 帰りませ 君が家路は 遠からなくに   良寛


 そんな時、珍しく詩歌を語れる友だちが遊びに来たら、もう、嬉しくて、嬉しくて、帰そうともしないんでしょうね。
 ここにも無邪気な良寛さんがいますね。
 そして。やっぱり、寂しい良寛さんですね。


 とてもとてもやさしい心配りですけれど、
 もっと語ろうよ、あなたが帰ると、どっと寂しさに襲われるよ。あなたのお家は、すぐそこなんだから、帰るには、まだ、早すぎますよ。月明かりがあなたの足元を照らしてくれるほど高く昇ってからお帰りなさいな。
 それまで、月を眺めて、詩歌を詠んで、語りましょう。



 月のみの友にありせど月の君   仁 ≫ 。。。





★★★ 交心俳句150-02『 萩の夜の萩の匂いを吹き寄せよ 』  へどうぞ!!! ♪♪♪






 十六夜を待ちつつ歩く稲穂道   旅仁


 良寛黙しただ前を行く





 昨夜は久しぶりの皆既月食でした。
 黙って独りで眺めるのがいいのでしょうけれど、いつもの朝夕歩き道に待って写真を撮ることにしました。若い頃から写真はじめているのに相変わらずのオート派です。色々工夫していい写真を撮りたいという向上心はついに生まれませんでした。写真だって575だって熱中して楽しむのに、上手になりたいと熟練道を歩くことはなく、いつまでたってもズブシロのままです。セミプロくらいにはなっていて当たり前のことでしょうけれど・・・
 満月はオートで少しは手ぶれもありますけれど、何とか撮れるのですけれど、月が欠けてくるともう手ぶれが激しくなってもう写真になりません。
 諦めて家に戻り、部屋から三脚立てて撮ってみましたが、オートじゃやっぱり無理でした。
 何事も中途半端のままで終わった半生でしたが、残る余命ももう中途半端を楽しむしかありませんので、真似良寛さんも真似にもならないまま相変わらず真似良寛を独り善がりに楽しんでいる凡愚老仁がいます。
 そんな唐変木のまま言葉あそびが大好きで笑って楽しんでいる自分がまた大好きなんだからほんとうにおめでたいものです。
 次の皆既月食は来年の四月だそうですけれど、生き存えていれば恐らく同じような呟きをしているのでしょうね・・・



 月食を眺めつころり逝かんかな   旅仁


 その望月の月食の下





★ めぐり逢い良寛さんtp0902

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十六夜を待ちつつ歩く稲穂道

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『 花野ゆく生き存えし余計者 』良寛さんの歌を遊ぶvq1504

2013-09-15 20:53:32 | 良寛さんを遊ぶ

★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛さんのの歌を遊ぶ ★。・。・゜♪゜・。・。★










★ 良寛さんの歌を遊ぶvq1504

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花野ゆく生き存えし余計者

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★★★ 良寛さんの詩を遊ぶvq1003『 寂しさにただ徘徊す虫の声 』 への交心です。 ★★★
♪♪♪ 
 



雲人さん、交心ありがとうございます。
 良寛さんの境涯を凡愚老仁よりもずっと深く理解していらっしゃる雲人さんですから、その心に向き合えばいつだって雲人さんそのものなのでしょうね。
 良寛さんもそうだったのでしょうけれど、子どもに会えば子どもの心になり、農夫に出会えばその農夫と酒酌み交わすのでした。


 > 良寛0840 身を捨てて 世を救う人もますものを 草の庵に 暇求むとは   良寛

 その良寛さんも人恋しさに怨み言もいってしまうんですね。・・・素直ですね。
 雲人さんも良寛さんと同じ境地で、出会いを大切に今ここを生きていらっしゃいます。出会い大切、日常大切。良寛さんは僧に非ず、俗に非ず、ただの人を生きたのでしょう。
 ただの人のまんまで、巷間にまみれて生きていった良寛さんの真似は凡愚老仁には遂にできないことでした。落ち零れ人生を選んで、気楽に自堕落を生きてきたのでした。
 ただひとつ良寛さんの中に凡愚老仁がそっくりさんを見つけることができるとすれば、良寛さんの中のインナーチャイルドとしての栄蔵文芸少年でしょう。
 虚弱児童として育った凡愚老仁はその虚弱児童をインナーチャイルドとして抱え込んだまま青年期過ごしたのでした。


 > 良寛0716 何ごともみな昔とぞなりにける花に涙をそそぐ今日かも


 泣きもせず花見て今ここ遊びけり   仁


 今日在ることのかくもうれしき


 もはや逆戻りのできない昨日までの話です。
 昨日までのあれこれを引きずって生きていくことさえもない余生になってしまいました。明日がなくなった今では、今日の日を、ただ生きもうけで、謄謄兀兀、楽しんで生きていくほかありません。運良く明日が来れば、また今ここを生きもうけしたことだけでも歓びとして遊ばせてもらいます。


 > 良寛0823  ゆくりなくひと日ひと日を送りつつ六十路あまりになりにけらしも


 良寛さんを拾い読みしながら、いろいろ言葉遊びを楽しませてもらっています。
 いつの間にか凡愚老仁も古稀を越えてしまいました。虚弱児童がどうしてココまで生き存えることができたのか、不思議な気もします。生き存えていることだけでもミラクルなんだとただただ歓ぶばかりです。


 > 良寛0825 うちつけに死なば死なずてながらへてかかるうき目を見るがわびしき


 三条大地震に遭遇した良寛さんの驚愕です。
「かかるうき目を見るがわびしき」と良寛さんの良心でしょう。慈悲の心というのかもしれません。凡愚老仁でさへああこんな世になるなんて、と思ってしまいます。無能無力を嘆いてしまいます。せんないことですけれど・・・


 花野ゆく生き存えし余計者   仁


 月は語らずただ冴えて在り


 独り言とお笑いくださいね。
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『 ひとときを解き放たれよ虫の声 』妄恋575交心vq0705

2013-09-10 00:32:57 | 良寛さんを遊ぶ



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★ 妄恋575交心vq0705

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ひとときを解き放たれよ虫の声

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 > 古意二首
 東山、明月出で、楼上、正に徘徊す。君を思えども、君見えず、琴酒、孰が為にか携えん。   。。。良寛道人遺稿86


 【 仁訳 】古人の真似をして詩う
 東の山から満月が出てきたよ。部屋の中にじっとしておれないで、ぼくはただあちらこちら徘徊する老人になってしまう。
 君の訪れを今か今かと待っているけれど、君はやっぱり来てはくれない。
 琴と酒を用意して楽しみにしていたのに、夢を見るだけなんだ。この琴も酒も君がいなければただの飾り物になってしまうよ。ああ。


 古人が誰のことなのか浅学の凡愚老仁には想像もできませんが、良寛さんは唐の詩人や先人たちの志向した世界を遊んで修行の閑暇を詩的時空遊泳していたのでしょうね。
 禅境の遊泳かもしれませんが、凡愚老仁の良寛さんはインナーチャイルドの文芸少年栄蔵を守って文芸遊びをする良寛さんなんです。
 一休さんは15歳で『 春衣宿花 』という詩を詠んで賞賛されました。良寛さんも大森子陽塾で詩歌を学び少年時代は夢観る少年だったのです。そして純真に死ぬまで夢見る少年でありつづけた人なんだと思います。



 > 春衣して花に宿る   一休

 吟行の客袖 幾ばくの詩情ぞ
 開落百花 天地し
 枕上の香風 寐ビか寤ゴか
 一場の春夢 分明ならず


 父の以南さんが芭蕉門の俳人だったので秘かに父の文芸活動を道標にしていたのかもしれません。しかし残念ながら若い頃の良寛さんの記録はほまったく残っていないんです。周囲の人たちの記録の中にもほとんど残っていないようです。塾友の誰かの日記にでも残っていると面白いのですけれどね・・・



 方寸のわが魂照らせ窓の月   仁


 心の窓は開け放ちけり


 吾が胸裡にも栄蔵棲みき



 そして良寛さん70歳。
 何という奇蹟でしょう。文芸少年栄蔵の前に文芸少女貞心尼さんが出現したのでした。
 良寛さんはインナーチャイルド栄蔵のままの遊行時空を遊戯三昧できるようになったのでした。



 > いついつと待ちにし人は来りけり今はあひ見てなにかおもはむ   良寛


 なんと純真な良寛さんがいることでしょうね・・・



 純真に唯純真に草の露   仁


 澄みきる藍の色の深みに







★★★ 都都逸で交心vq0703『 サタンなハートで憎まるるとは 極みの愛よ夢一場 』 への交心です。 ★★★
 



 唯呼お師匠さん、マリアなハートでいつも寛容くださってありがとうございます。マリアなハートにあまえて少年に戻って夢を見させてもらいます。

 大変なお仕事のようですけれどご自愛ください。

 おやすみなさい、いい夢を。



 ひとときを解き放たれよ虫の声   仁


 いのちのままにこころもめぐる




















★ 妄恋575交心vq0803

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方寸のわが魂照らせ窓の月

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★★★ スローライフ575交心vr3101『 露草やいかなる力在れば足る 』 へどうぞ!!! ★★★
 


★★★ 都都逸で交心vq0503『 悔しゅてならぬまだ感じぬか 時を超えてよ観えるまで 』 へどうぞ!!! ★★★
 



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『 虫の鳴く様に遊ばん言あそび 』スローライフ575交心vq0202

2013-09-03 23:28:52 | 良寛さんを遊ぶ


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★ スローライフ575交心v13q090202

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虫の鳴く様に遊ばん言あそび

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★★★ スローライフ575交心v13q090102『 朝歩き身も軽やかよ稲の花 』 への交心です。 ★★★






 こんばんは、春呼さん。
 交心ありがとうございます。
 そうなんですか、春呼さんもそんな厳しい幸運を生きのびてこられたんですね。春呼さんの人間力もそこで培われてきたのでしょうね。
 お産婆さんが両脚を持って振り回して蘇生させてくださったんですね。恩人さんですね。



 幾たびもミラクルもらう蓮の露   仁


 己は知らず任天真よ



 老仁にも恩人さんがいます。
 やっぱり両脚を持って振り回して仮死状態の老仁を蘇生させてくださったのです。
 老仁の場合は水死です。川岸で田螺を捕っていて杭が折れ、そのまま溺れたのでした。布袋葵の間に指先だけが見えて、向こう岸にいたおばさんがそれを指だと判断して小父さんを呼び、おじさんに飛び込んで救出してもらったんだそうです。水ぶくれして死んでいたそうですけれど、振り回したら水を吐き出してワッと泣き出したそうです。そのKおじさんの家に行くとその時の人命救助の表彰状が座敷に飾ってありました。小学生の時のことです。
 これも任天真ですね。


 老仁には人間力も貧しいですけれど、任天真でこれまで生きのびてきました。今回の病も脳幹近くが侵されたみたいで危険だったらしいのですけれど、回復してしまいました。もう幾度目のラッキーなのでしょう。
 生きているだけでまるまる生きもうけ。任天真に感謝です。


 遊びをせんとや生まれけん、せめてもの言葉あそびを楽しませてくださいね。
 これからもいろいろ昔言葉も「言葉遊び」も学ばせてくださいね。


 虫の鳴く様に遊ばん言あそび   仁


 ただひたすらに今ここの時



 おやすみなさい、いい夢を。






 > 良寛道人遺稿183 古を問えば、古すでに過ぐ、今を思えば今も亦然り。展転、蹤跡無し、誰か愚にして、又誰か賢なる。縁に随って時日を消し、己を保って、終焉を待つ。瓢として我此の地に来る、首を回らせば、二十年


 【 仁訳 】 昔はよかったとか、あの時こうしておけばよかったとか、色々考えたり後悔してもはじまらないよ。もう昔は帰ってこないんだ。
 今のことも色々思い悩んでも又同じことなのさ。
 昔も今も、次から次へと移り変わって、済んでしまったことは何の跡形さえも残さないんだよ。そんな風だから誰が愚か者で、誰が賢い人間だなんて決めつけることなんてできやしないよ。
 だからただ縁に従って、その時その時を受け容れて、在るがままの自分をそのまんまになるように任せて、終わりの時もそのままに平生に受け容れるのさ。
 ぼくも飄飄として旅をし、流れるままにこの地へ巡ってきたけれど、振り返ってみると、よくもまぁもう二十年も過ぎ去ってしまっているよ。
 そりゃぁいろいろのことがあったけれど、ただそれだけのことさ。



















★ スローライフ575交心v139090201

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幾たびもミラクルもらう蓮の露

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★★★ つけ句あそび575交心vr2513『 翡翠に逢いたし恋に落ちるごと 』 へどうぞ!!! ★★★
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★★★ 都都逸で交心vr2508『 恋は何色赤青黄色 青だけ歩く魂じゃなし 』 へどうぞ!!! ★★★
 



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『 朝にもゆくかまた好し豆の花 』スローライフ575交心vq0103

2013-09-02 20:59:15 | 良寛さんを遊ぶ


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★ スローライフ575交心v13q090103

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朝にもゆくかまた好し豆の花

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 今にして思えば、幼児期を病弱に過ごしたことを天の恵みと感謝しているほどです。
 子どもの頃は虚弱ゆえに運動も鈍く、持続力もなく、不器用で、何の取り柄もなかったんです。十人兄妹の中で、生き残ったのは四人の姉と三男のぼくだけという状況の中で、生き残ったぼくも長生きはしないだろうという親の心配をまるまる肌に感じながら生きてきたものですから自分でも長くは生きられないだろうと思っていたのです。
 そんな幼児期少年期ですから、何者かになろうという希望とか理想など持つはずもありません。一日一日を何とか生きていることが喜びだったのかもしれません。


 朝歩き身も軽やかよ稲の花   仁


 謄謄任天古稀も迎えき


 今古稀を迎え、幸運にも病を抑え込んで生きのびていることと、ただ生きもうけだけでも歓びであることと同じようなことなのかもしれません。
 在るがままを受け容れることが当たり前のことで、それ以上の何者かになろうという欲を持たなくてすんだので、あるいは気楽に、わがままに生きてこれたのでしょう。思い返せばぼくの半生はただなるようになる人生だったのかもしれません。無能無才のまんまのただ今ここを生きてきただけのことです。特別のこともなく、何一つ人に賞められることも認められることも何もない半生でした。


 明日にもゆくもまた好し豆の花   仁


 謄謄安楽風吹くままに

 
 大豆の豆畑が花を咲かせはじめています。
 雨台風が過ぎて一休みと思っていたらまた次の大風が迫ってきそうです。
 振り返れば、ただ風が吹いているだけ・・・
 若い頃から、この言葉が好きで、呟いてきましたけれど、死ぬ時も、こんな言葉を呟いて往きたいものだと念じています。何もなかったけれど、いつだって楽しかった、そう思っています。何もないのに、何もないことを振り返って、何もないと呟いていることが楽しいのです。呟けることが嬉しいんです。



 益もなき虚名はいらず縁により今しばらくの愚を遊ばせよ   仁



 万感をこめて呟く秋の宵   仁


 しみじみ聴くよ夜毎虫の音






★ 良寛さんの詩『 富貴は我事に非ず 』

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富貴非我事 神仙不可期 満腹志願足 虚名用何為 一鉢到処携 布嚢也相宜 時来寺門傍 偶与児童期 生涯何所似 謄謄且過時


――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――



【 読み下し 】

富貴、我が事に非ず、
神仙、期す可からず。
腹を満たせば、志願足る、
虚名、用ひて何か為ん。
一鉢、到る処に携え、
布嚢、也た相宜し。
時に寺門の側に来たり、
会またま児童と期す。
生涯何の似る所ぞ、
騰騰として、且らく時を過ごす。


【 仁訳 】


お金も名誉もぼくにはどうでもいいことなんだ。
 仙人のように人里離れて暮らし、長生きしようとも思わないよ。
 毎日ほどほどにちゃんと食にありつけたら、もう何にも要らないね。
 飾り物の名声をもらったところで、どうなるものでもないしね。
 蜂の子を一つ持ち歩けばどこへでも行けるし、頭陀袋があればもう恰好の連れ合いだよ。
 ちょうど門前まで来ると、待ち構えていたように子どもたちと一緒になる。
 ぼくの一生のことなど別に何かを期待するでもなく、ただ心躍るに任せて、今ここを楽しんで生きていくんだよ。



 真蹟

 元非山林士 誰敢官途馳、布嚢也相宜、時来寺門傍、偶与児童期、生涯何所能、聊言過斯時













★ スローライフ575交心v13q090102

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朝歩き身も軽やかよ稲の花

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『 秋の風出奔もせず絵も描けず 』スローライフ575交心v13r083103

2013-09-01 11:57:52 | 良寛さんを遊ぶ


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★ スローライフ575交心v13r083101

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露草やいかなる力在れば足る

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 何ぞ俗の孤薄なる、之を思えば、亦可レン(忄+令)なり。
 義を見れば、潜かに身を抽ヒき、利を聞けば、頭を競うて奔る。
 世を挙げて険キに赴き、人の冉ゼン顔を願う無し。
 君に勧む、早く事を終えて、帰りて南畝の田を耕さんことを。   良寛   。。。良寛道人遺稿191


 どうしてこうも風俗が軽佻浮薄になってしまったんだろうね。
 別の見方をすれば人間って単純で可愛いものだね。
 ごらん、正義感に起ってここが出番だということになると人はこそこそ身を引いてしまい、目立ったことや儲け話があると我先に争って顔を出そうとするよ。
 世の中全体が険悪な様相を呈してくるし、今ではもう誰も徳の高い人たちを道標にしようとする者はいなくなったよ。
 こんな物騒で非人間的な世の中だから、ぼくが君たちにお勧めするのはね、早く宮仕えを退いて、田舎に帰り、日当たりの良い田畑を耕してのんびり暮らすのが好いということなんだ。


 冉顔=孔門十哲の冉有と顔回のこと。冉有は政治の才を認められ、顔回は随一の秀才で孔子の後継者とされていたが夭折した。



現在の風潮に似ていますね。
 政治家も官僚も起業家も老舗も拝金主義に雪崩れ込みモラルを喪失してしまっているようです。放射能汚染で街が復帰できないのに復興の目途は立たず、復興資金は遠い行政に流用されたり、利権に群がる悪徳業者に蚕食されている現実です。


 露草やいかなる力在れば足る   仁


 知恵も力もなきを泣くのみ



 良寛さんの時代ももう重商主義的な商品経済が発達し、生活は贅沢になり、農村も貨幣経済が大きくなり、幕府も財政難に陥り増税で農民を苦しめました。その上飢饉、自然災害も頻発して、各地で農民一揆が増大します。筑後地方でも、久留米藩では享保十三年、宝暦四年、天保三年と三度の大一揆が発生している。1758年宝暦8年が良寛さんの産まれた年です。老中田沼意次の支配する時代でした。もう金が物をいう時代になっていたのです。

 良寛さんの父の以南さんも色々の事情があって謎が多いのですけれど、1795年寛政7年、勤王党の志士として活動し、桂川に投身自殺したといわれています。良寛さん38歳の時です。
 乞食行脚をして諸国を放浪していた良寛さんは、翌1796年この頃良寛さんは越後に帰郷したといわれています。この年母おのぶの前夫桂誉章さんが亡くなっています。この人が良寛さんの父親ではないかともいわれているのです。良寛さんについてはその出生から謎に包まれたままなのです。
 これら謎の生い立ちが良寛さんの謎の家出と帰郷の大きな動機なのでしょう。無一物、無所住の良寛さんが故郷に住みはじめたのでした。
 それまでの無所住の苦行の中で到達した禅境が一気に解き放たれたのでしょうか・・・


 苦の果てに光在りしか苦もなくに楽楽の身の苦しかりけり   仁


 良寛さんのただの人としてのスローライフのはじまりです。
 スローライフはいいものだよ、と良寛さんは呼びかけているのでした。



 少年捨父奔他國 少年、父を捨てて他国に奔(はし)る
 辛苦描虎猫不成 辛苦、虎を描いて猫も成らず
 箇中意志人倘問 箇中の意志、人倘(も)し問はば
 只是從來榮蔵生 只是れ従来の栄蔵生    。。。良寛
   


 秋の風出奔もせず絵も描かず   仁


 優游たるも懶惰なるのみ








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秋の風出奔もせず絵も描けず

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『 唯帰命吾唯知足草の花 』スローライフ575交心vr2801

2013-08-31 12:57:22 | 良寛さんを遊ぶ


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唯帰命吾唯知足草の花

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★★★ 妄恋575交心vr2509『 観自在彼岸往来酔芙蓉 』 への交心です。 ★★★
 





椿呼さん、いつも交心ありがとうございます。
 絵は都々逸の師匠の唯さんからお借りしているんですよ。唯師匠のお友だちの絵らしいのですけれど・・・鄙老仁のスローライフはもう少年時のような夢を追いかけるばかりですので、夢見るような感じを持ってもらえて嬉しいです。絵の力でしょうけれど。
 背景は老仁の稚拙な加工でいつもごちゃごちゃしてしまって絵の本性を損なわせてしまっているのではないかと恐れながら加工させてもらっています。
 椿呼さんからお褒めをもらったようで、嬉しくなって、また加工に夢中のなれそうです。もっともっといい夢を見れるようになればいいのですけれど・・・


 現実を銀河の外から眺めると苦楽も悲喜劇もよく見えて、あるがままに受容できるようになってきそうです。苦楽も悲喜劇もみんな一輪の花に観えてくるようです。
 愛おしくも味わい深くもあり、ひとつひとつが大切に感じられてきます。
 どれも精一杯の生の燃焼なのですね。

 それでもやはり差別と戦争は受容できません。
 だから全受容というわけにはいきませんね・・・
 殺すな!
 真似良寛さんながら、この一線はスタンスの根源的な砦にしたいと念じています。


 花を愛おしむように、人も無心に愛おしめるようになりたいと念じます。


 IMAGINE 殺し合いのない世界を想像しましょうよ。
 CREATE 愛し合いの世界を想像しましょうよ。
 LOVE 世界に恋をしましょうよ。
 DO IT LIBERTY 己を自遊に解き放ちましょうよ。
 DREAM わたしたちにはまだ夢観る力があるんです。



 唯帰命吾唯知足草の花   仁


 念は通じん念には念を



 またまた鄙閑仁の言葉あそびご寛容くださいね。
 おやすみなさい、いい夢を。










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