★ 一休さんの『 骸骨 』02w01を遊ぶw01w12x0308
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世の中に秋風立たぬ花すゝき招かば行かん野辺も山辺も
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世の中に秋風立たぬ花すゝき招かば行かん野辺も山辺も
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もう秋になったんだね。
なんとなく物思いにふけってしまうよ。
風が吹いて、芒がおいで、おいでと招いているよ。
こんな虚しい世の中だからどこへでも行ってやるよ。
さぁ、天国へでも地獄へでも、一緒に行こうじゃないか。
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来し方行く末いろいろ思いあぐねていると虚しくなって、いつの間にか当てもなく、足の向くままに彷徨っていると、夕暮れになってしまって、知らぬ山の麓のいやに墓のいっぱいある野原に入り込んでしまったよ。
途方に暮れていると、その墓のお堂の後ろから、なんだかおもしろそうな骸骨が現れて、歌を詠んで語りかけてきたんだ。
虚しさに呑まれ彷徨う芒原
いずれ髑髏になれるこの身か 仁
> 一休『骸骨』02 世の中に秋風立たぬ花すゝき招かば行かん野辺も山辺も
> 一休骸骨03 いかにせん身を墨染めの袖ならん虚しくすごす人の心を
さてどうしたものだろうね・・・
見たところ墨染めの衣を着ているから僧のようだね。
修行の身でありながら思い悩むことも多いんだね。
何を迷っているんだろうね・・・
目標もなく虚しく過ごす人の心ほどどうしようもないものはないよ。
そうだよ、あんたばかりじゃないよ、そんなに虚しく道に迷って、儚く死んでいくのは。
けれどね、それがはじまりでもあるんだよ。虚しくなってはじめて仏の教えも分かるようになるというものさ。
はからずも蝶よ花よと遊びけん
遊べば今日も喜びの花 仁
腹満ちて遊びし蝶を待ちし蜘蛛
食うも食わるも計らいの外 仁
≫ 一切のもの一度虚しくならずということあるべからず。虚しくなるを本分の所へ帰るとはいうなり。壁に向かいて坐する時、縁により起こる念はみな真にあらず。それ五十余年の説法もみな真にあらず。人の心を知らんゆえなり。
かようの心を知る人やあるとて、仏堂に立ち寄りて一夜を送るに、常よりも心細くして、うち寝ることなかりける。
暁方になりて、すこし微睡みたる夢の中に、堂の後ろへ立ち出づれば、骸骨多く群れいて、その振る舞い各々同じからず。ただ世に在る人のごとし。
あな不思議のことやと思いて見るほどに、ある骸骨近く歩み寄りていわく、
一休『骸骨』04 思い出のあるにもあらずすぎ行けば夢とこそなれあぢきなの身や
一休『骸骨』05 仏法を神や仏に分かちなば真の道にいかがいるべき
一休『骸骨』06 しばしげに息の一筋かようほど野辺の屍も他所に見えける
≫ 。。。 一休『骸骨』(その2)
<一切のもの一度虚しくならずということあるべからず。虚しくなるを本分の所へ帰るとはいうなり。><人の心を知らんゆえなり。>と骸骨が語って、<かようの心を知る人やある>というので、好奇心が湧いてきて、その人に会ってみたくなってきます。
眠れずに過ごした朝方、微睡んでいる夢の中に、たくさんの骸骨が現れて、まるで生きている人間のように生き生きと振る舞う絵解き法話になっていきます。
法話の基本テーマは<本分の田地へ帰れ>ということです。
舞う蝶に誠も嘘も風と雨
吹いたり凪いだり降ったり晴れたり 仁
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