あそび心575

 酔生夢死を楽しみたいのですが、与命僅か。遺す未練も後生の楽しみ。 
 交心もらえるとハッピーです。 

良寛さんを遊ぶー俳句xtx1601『 風なきも風鈴の音のちちちんちん 』

2025-02-16 13:54:19 | 北海道の旅


*♠*。。。・。・゚゚゚♤★♤ 良寛さんを遊ぶー俳句 ♤★♤゚゚゚・。・。。。*♠*

 

 

 

 

 

゚♠゚ 良寛さんを遊ぶー俳句xtx1601

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風なきも風鈴の音のちちちんちん   仁


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★ 良寛さんの俳句031

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風鈴や竹を去ること三四尺   良寛

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 竹藪を通って風が吹いてくるよ。
 軒端の風鈴の音が心地いいね。
 竹も空っぽ、風鈴も空っぽ。
 空っぽだから響き合うんだね。
 そしてわたしも空っぽなのさ。

 

 

゚♠゚ 良寛さんを遊ぶー俳句xtx1602

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深呼吸風鈴の音に満たさるる   仁

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 竹が般若を語れば、呼応して風鈴が風鈴の般若を語るんです。

 それぞれが般若を語り、シンクロし合って、共振し合う般若時空を現生するのでしょう。
 竹のように、風鈴のように、空虚になれば、人もまた般若として共鳴共振し合えるんですね。
 如浄さんに般若を観た道元さんが竹のように風を受けて鳴っている。その音に共振して、良寛さんも風鈴のように鳴り響いているのです。

 いつも道元さんとつかず離れずの距離に良寛さんはいたのですね。


 ≪ 先師古仏云く、渾身、口に似て虚空に掛り、東西南北の風を問わず、一等に他の為に般若を談ず、滴丁東了滴丁東。 ≫  『正法眼蔵』「摩訶般若波羅蜜」巻 


 如浄禅師がいったことだけれどね、
 風鈴を観てご覧、全身どこもここも口のように空っぽだね。
 どこから風が吹いてもちゃんと涼やかに鳴るよ。
 あるがまんまの真実を開示してくれているんだね。
 チチチントンリャンチチチントン、みんな命は響き合っているんだよ。

 

 

  風なきも風鈴の音のちちちんちん  仁

    吾の心もちちちんちん

 

 

 深呼吸風鈴の音に満たさるる   仁

 心に広がる自然の音色

 

 


★ 良寛さんの俳句を遊ぶ031z03

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風鈴や竹吹く風に知る己

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 菫呼さんより 『 けしに酔いほろりほろりと今をちる 』 に良寛さんの俳句を寄せてもらいました。
 菫呼さん、いつもいい風送ってくださってありがとうございます。

★★★  『 けしに酔いほろりほろりと今をちる 』★交心俳句017z01z8y0607  へどうぞ!!! ★★★
♪♪♪  http://shashin-haiku.jp/node/44065    愚仁


 031 風鈴や 竹を去ること 三四尺   良寛


 風鈴のすぐ傍に竹があるというのはよほど草深い草庵なのでしょうね。
 あるいは茶室の異時空なのでしょうか。
 いずれにしても、脱日常の世界です。
 過酷な現実もなければ、地位財産の呪縛もなく、因習やしきたりの窮屈さもない。
 まさに自由の楽天地なのでしょう。

 それは現世的な欲望を捨てれば、得られる、心の世界なのでしょうか。
 心の世界であれば、現世の中にあっても、現実に重ねて、異時空を共存させることもできるのではないでしょうか。現実と想像力を共存させる心の有り様を、創りだしていけるとHappyでしょうね。

 捨てることにはじまる、解脱の世界へ、
 想像力で、現実のデテールに、解脱の世界を重ね合わせて観る、そんな時空を創りだしていこうと念っているのでした。

 

  くろがねの秋の風鈴鳴りにけり  飯田蛇笏


 俳句の世界では、おりおりに、そういう時空を遊泳することができます。

 この世界には、修業も解脱も、ありますが、わたしには遠すぎる世界です。
 この句の世界に入っていけばいいのです。

 すなおにその世界を呼吸し、その気になって、そして、自分の世界を遊泳していけばいい。

 だって、蛇笏さんの俳句の世界の入り口は、ただ、風鈴があるだけなのです。
 風鈴をこんな風に置くだけで、わたしは、自由に、無限に広がっていく世界に入っていけるんです。

 蛇笏さんによってつながれていくわたしの心の世界がはじまるんです。

 

 良寛さんの知足の世界も、やはり、心の世界なのでしょうね。
 風鈴があり、竹があるだけで、そこに、幽玄の世界を創りだしていくことができるし、そこで生きる仕草や振る舞いや思いを楽しむことができるんです。

 四畳半の殺風景な老仁の部屋にいても、老仁は、幽玄の世界を生きることができるんです。ひとり遊びの領域に過ぎませんけれど・・・
 お金をかけて、茶室を造る必要もありません。
 平泉まで行く必要もありません。
 この四畳半の雑然とした部屋にいても、幽玄の世界を遊ぶことができます。
 そんな想像力や心を持っていることに、今更ながら、ありがとうを感じます。


 もう、この想像力と心があればいい。
 愛呼ともいつまでだって遊んでいけるのだ。
 愛呼と遊ぶと、もっともっと、夢が大きく広がっていくのだ。

 風鈴ひとつで、暑さを忘れることができるのでした。
 心があれば、もう、風鈴さえ、なくてもいいのでした。

 

 

 風鈴や竹吹く風に知る己   仁

   心に広がる自然の音色

 

 

゚♠゚ 良寛さんを遊ぶー俳句xtx1603

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風鈴に飛びつき戯れる美猫かな   仁

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 。。。 ≪ 菫呼さん、おはようございます。
 今日も、良寛さんの俳句をありがとうございます。
 良寛さんで始まり、良寛さんで終わる一日が、とてもHappyです。

 

 ほんとに、もう、風鈴がほしくなる季節ですね。
 そんな季節の風が、遠い空から吹いてくることが、心地いいですね。

 菫呼さんの所の今年竹も、もう、爽やかな風音を鳴らせていることでしょうね。
 竹林のあるお家がほしくもなります。

 


 修業が足りない、なんて、恐ろしいことを老仁は、いったものです。
 菫呼さん、ごめんなさいね。
 でも、菫呼さん、心寛くてHappyです。裏山の竹林のように爽やかに、聞き流してくれました。ありがとうございます。

 会話を楽しむちょっとしたキッカケは、心をちょっと、刺したりすることもありますね。
 老仁の悪癖で、すこし、踏み込んでしまうんです。
 ごめんなさい。
 踏み込まれることが嫌いな人は多いのです。
 blogの世界は、プライベートは守るのが鉄則ですものね。


 でも、菫呼さん、受け容れてくださって、ありがとうございます。
 そうなんですね、親子三代の酒豪の狸系。老仁は、親子三代の下戸の土竜系。
 伝統と風土を守り、受け継いでいかれる大変さに脱帽です。守る物も何もない素寒貧の老仁には想像もできない世界なのですよ。それなのに、要らぬこと言ってしまいました。 お祖父ちゃんが帰ってきたら、どうなるのでしょうね・・・
 でも、カワイイ娘と孫には、さすがのお祖父ちゃんも、目尻が下がってしまって・・・

 完璧さを求められて、それを守り貫いてきた菫呼さんがいらっしゃるのです。
 もう、まかせてもいいわい、そう、お祖父ちゃんに承認されたのでしょうね。
 ほんとうに、すごい修業でした。
 お疲れ様です。


 でも、それらのすごい修業を、楽しみながら守っていかれる菫呼さんが、また、すごいんですね。誇りと楽しみが輝いています。


 そんなお家で育てられる美猫さん達は、幸せ者ですね。

 

 

 風鈴に飛びつき戯れる美猫かな 


 生まれ代われば吾も美猫に ≫ 。。。

 

 

 

 


♠゚゚・。・。。・゚★゚・・ ^♤^ 青柳仁リンク ^♤^ ・・゚★゚・。。・。・゚゚♠

 

 


★★★  良寛さんの恋001zbx1501『 幻視する愛の彼方に散る桜 』  への交心です。 ★★★

 

 

★★★  良寛さんの俳句を遊ぶ029zzt0607『 けしに酔いほろりほろりと今をちる 』  へどうぞ!!! ★★★

 

 

★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★

 

 

 
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