☆☆☆ 『 「ブラックホールは存在しない」米物理学者らが新説 』
♭♭♭
6月21日12時22分配信 読売新聞
【ワシントン=増満浩志】巨大な重力であらゆる物質をのみ込むとされる宇宙の「ブラックホール」について、米オハイオ州の名門ケース・ウエスタン・リザーブ大の物理学者らが「存在しない」という新説をまとめた。
近く物理学の一流専門誌「フィジカル・レビューD」に掲載される。
従来の理論では、ブラックホールは非常に重い星が自らの重力で小さくつぶれることによってできる。ブラックホールに近づくと、次第に重力が強くなり、どんな物質も外へ脱出できなくなる境界面がある。ただ、境界面から物質が逃げ出すように見える現象が起き、ブラックホールが“蒸発”する可能性もあるとされていた。
〇-----*****************************************-----〇
★★★ 『 小中校生、大学生の自殺者が886人 』
♪♪♪
★★★ 『 ここはいつでもスタート地点 』 by ふわふわ
♪♪♪
★★★ 『 ねぇ、声かけ、してみようよ。すこしでも、多くの人に。 』 by 未来子
♪♪♪
〇-----*****************************************-----〇
☆☆☆ 『 ビッグバンからわずか10億年後に存在した、大質量ブラックホールの決定的証拠 』
♭♭♭
【2004年12月7日 CHANDRA Press Room】
NASAのチャンドラX線観測衛星によって、ビッグバンからわずか10億年という宇宙初期(われわれから127億光年の距離)に形成された遠方クエーサーの中心に大質量ブラックホールの存在を示す決定的な証拠が捉えられた。中心のブラックホールは充分に成長しており、その質量は太陽の10億倍と考えられている。
クエーサーSDSSp J1306から放出されるX線の想像図。(右下)クエーサーと手前に存在する銀河のX線画像(左上の小さい天体が銀河)。クリックで拡大(提供:NASA/CXC/D.Schwartz & S.Virani; Illustration: CXC/M.Weiss)
SDSSp J1306という符号がつけられたクエーサーは、われわれから127億光年離れたおとめ座の方向にある。宇宙年齢を137億歳とすると、ビッグバンからたった10億年後の宇宙に存在するクエーサーということになる。観測によれば、このクエーサーのX線スペクトルなどの特徴は近傍のクエーサーのものとほとんど違いがないことがわかった。可視光観測からは、クエーサーの中心に太陽の10億倍という大質量ブラックホールが存在していると推測される。
観測から得られたデータから、大質量ブラックホールが放つX線の特徴は初期宇宙でも本質的には変わりがないことが示された。若い(遠方クエーサー中に存在する)大質量ブラックホールと年老いた(近傍のクエーサーや銀河に存在する)大質量ブラックホールのX線スペクトルがきわめてよく似ていることから、大質量ブラックホールや周囲の降着円盤はビッグバンから10億年後にはすでに存在していたと考えられる。
このような初期宇宙の大質量ブラックホールの形成過程については、若い銀河中で起きた大質量星同士の衝突によって太陽質量の100倍ほどのブラックホールが大量に生み出され、続いてそれらが合体しガスが降り積もることによって太陽の10億倍もの質量をもつブラックホールが作られたというシナリオが考えられている。しかし、いつどのようにして大質量ブラックホールが形成されたのかについての答えを得るためには、今後チャンドラX線観測衛星によって予定されている、より古いクエーサーの観測が必要となるだろう。
♭♭♭
6月21日12時22分配信 読売新聞
【ワシントン=増満浩志】巨大な重力であらゆる物質をのみ込むとされる宇宙の「ブラックホール」について、米オハイオ州の名門ケース・ウエスタン・リザーブ大の物理学者らが「存在しない」という新説をまとめた。
近く物理学の一流専門誌「フィジカル・レビューD」に掲載される。
従来の理論では、ブラックホールは非常に重い星が自らの重力で小さくつぶれることによってできる。ブラックホールに近づくと、次第に重力が強くなり、どんな物質も外へ脱出できなくなる境界面がある。ただ、境界面から物質が逃げ出すように見える現象が起き、ブラックホールが“蒸発”する可能性もあるとされていた。
〇-----*****************************************-----〇
★★★ 『 小中校生、大学生の自殺者が886人 』
♪♪♪
★★★ 『 ここはいつでもスタート地点 』 by ふわふわ
♪♪♪
★★★ 『 ねぇ、声かけ、してみようよ。すこしでも、多くの人に。 』 by 未来子
♪♪♪
〇-----*****************************************-----〇
☆☆☆ 『 ビッグバンからわずか10億年後に存在した、大質量ブラックホールの決定的証拠 』
♭♭♭
【2004年12月7日 CHANDRA Press Room】
NASAのチャンドラX線観測衛星によって、ビッグバンからわずか10億年という宇宙初期(われわれから127億光年の距離)に形成された遠方クエーサーの中心に大質量ブラックホールの存在を示す決定的な証拠が捉えられた。中心のブラックホールは充分に成長しており、その質量は太陽の10億倍と考えられている。
クエーサーSDSSp J1306から放出されるX線の想像図。(右下)クエーサーと手前に存在する銀河のX線画像(左上の小さい天体が銀河)。クリックで拡大(提供:NASA/CXC/D.Schwartz & S.Virani; Illustration: CXC/M.Weiss)
SDSSp J1306という符号がつけられたクエーサーは、われわれから127億光年離れたおとめ座の方向にある。宇宙年齢を137億歳とすると、ビッグバンからたった10億年後の宇宙に存在するクエーサーということになる。観測によれば、このクエーサーのX線スペクトルなどの特徴は近傍のクエーサーのものとほとんど違いがないことがわかった。可視光観測からは、クエーサーの中心に太陽の10億倍という大質量ブラックホールが存在していると推測される。
観測から得られたデータから、大質量ブラックホールが放つX線の特徴は初期宇宙でも本質的には変わりがないことが示された。若い(遠方クエーサー中に存在する)大質量ブラックホールと年老いた(近傍のクエーサーや銀河に存在する)大質量ブラックホールのX線スペクトルがきわめてよく似ていることから、大質量ブラックホールや周囲の降着円盤はビッグバンから10億年後にはすでに存在していたと考えられる。
このような初期宇宙の大質量ブラックホールの形成過程については、若い銀河中で起きた大質量星同士の衝突によって太陽質量の100倍ほどのブラックホールが大量に生み出され、続いてそれらが合体しガスが降り積もることによって太陽の10億倍もの質量をもつブラックホールが作られたというシナリオが考えられている。しかし、いつどのようにして大質量ブラックホールが形成されたのかについての答えを得るためには、今後チャンドラX線観測衛星によって予定されている、より古いクエーサーの観測が必要となるだろう。