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冬麗や老も恋せんいのちの知
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☆☆☆ 『 フィロソフィーは、「哲学」から「恋知」へ 』 をシェアしました。 ★★★
冬麗や老も恋せんいのちの知 仁
真の心蘇らんか
おそまきながら、面目坊の立ち姿に恋しはじめていることに気がつきました。
おくての恋はくるいはじめともいいますが、風のままに狂いましょう。
☆☆☆ 武田康弘rk05『 フィロソフィーは、「哲学」から「恋知」へ 』 へどうぞ!!! ☆☆☆
【転載】
言うまでもなく、よい人美しい人 よいこと美しいこと よいもの美しいものを憧れ想うことと、真実を求める心は、誰にでもあります。言語使用が人間の本能的能力であるのと同様に、善美に憧れ、真実を求める心も本能的です。子どもは、心身全体で愛されて育ち、特定の思想や宗教を要請されなければ、皆にそれは発現します。
その内なる「善美への憧憬と真実を探求する心」を座標軸=基準として生きるのは、最も自然で無理のない生き方です。特定の思想や宗教によるのではなく、自己の内なる座標軸について生きることを、わたしは「恋知(れんち)の生」と呼んでいます。
従来の哲学という訳語で表される知は、特別な語彙(ごい)を多用するもので、ごく一部の人にしか関係しませんが、それでは、ソクラテス出自のフィロソフィーとは異なってしまいます。
プィロソプィア(フィロソフィー)という言葉は、ソクラテスが、それまでの自然学=自然哲学と区別するためにつくりました。善美に憧れ真実を求める人間の心につく知の働きを、知((sophia知恵と知識の双方)+恋愛(phileinエロースが象徴する恋する心)としたのです。
外なる絶対ではなく内なる善美と真につく思想ですが、それは、現代に生きる人間にとって、とても大切な考え方であり、営みだ、とわたしは思っています。フィロソフィーを「哲学」(賢い知)から「恋知」(知への恋)へと広げることは、現代に生きる人間の生と社会のありように大きな変化をもたらすでしょう。外なる価値=権威に従う生き方は、本質的に人間性の悦びとは折り合わず、さまざまな心身の病気を招来してしまいます。内なる座標軸に従う生への転回が必要です。
※なお、「恋知」のという言葉=概念を書物として公にしたのは、『ともに公共哲学する』(東京大学出版会)のメインである《「楽学」と「恋知」哲学対話》(金泰昌と武田康弘の哲学往復書簡30回)です。84ページにわたしの考えと立場を明記しました。 また、「国会図書館」の検索で「恋知」を引くと、わたしの著書『恋知』(白樺教育館刊)のみが出ます。
以上、【転載】
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