注目の人 直撃インタビュー 芥川賞作家 中村文則- この国で信用できる情報は天気予報だけ- 2018年6月14日 日刊ゲンダイ
首相が言うことが絶対のこの国では何かを調べようとすると、公文書や調査データが廃棄されたり、捏造されている可能性がある。何も信用できない。信用できるのはもう、天気予報だけですよ。後から答え合わせができますから。安倍首相の言動とあれば、何でもかんでも肯定する“有識者”といわれる人たちも、いい大人なのにみっともない。
政治学者ローレンス・W・ブリットの「ファシズムの初期兆候/Early Waming Signs of Fascism」の全部の項目にピッタリ一致していた安倍晋三(自民党)政権
安倍政権が知的エリート集団だったら とっくに全体主義っぽくなっていた
モリカケ 問題は犯人が自白しない二流ミステリー
普通に考えれば、明らかに可笑しいことまで擁護する。しかもメチャクチャな論理で。この状況はかなり特殊ですよ。この年まで生きてきて、経験がありません。
正直言って、やり方がヘタすぎる。絵を描いた人がヘタクソすぎる。こんなデタラメが通ると思っていたことが稚拙すぎる。根底にはメディアを黙らせればいける、という発想もあったのでしょう。
作家・中村文則氏が警鐘 「全体主義に入ったら戻れない」2018年6月18日 日刊ゲンダイ
ウソとデタラメにまみれた安倍政権のもと、この国はどんどん右傾化し、全体主義へ向かおうとしている――。そんな危機感を抱く芥川賞作家、中村文則氏の発言は正鵠を射るものばかりだ。「国家というものが私物化されていく、めったに見られない歴史的現象を目の当たりにしている」「今の日本の状況は、首相主権の国と思えてならない」。
――「現憲法の国民主権を、脳内で首相主権に改ざんすれば全て説明がつく」
『加計と日大問題 トップの逃避 ファシズムの病理』 2018年6月17日 毎日新聞
安倍政権のモリカケ疑惑と、日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル問題は似ている--と、ちまたで言われている。本当か。加計学園問題に焦点を絞り、日大の問題と実際に比べてみた。すると、トップやその周囲が現場の告発を否定する構図は共通し、関係者の発言までそっくりだった。二つのケースの奥に潜む日本の政治や社会の病理を探る。
『加計学園疑惑と日大問題の既視感』
アメフト部に例えると、
前川喜平選手。『和泉コーチ(首相秘書官)を通じて安倍監督から岩盤規制をつぶせと言われた。加計を念頭に置いた特別の指示だった。』
和泉コーチ、柳瀬コーチ、『監督からの指示は無かった。前川選手には「思い切り行け」との一般論だった。』
安倍監督、『加計学園のために指示したことはない。コーチらの発言は精神論だ。』
『責任 現場に押し付け』
本来組織の代表が率先して謝り責任を取るべきだが、末端が責任をとって上をかばう、この姿は既視感がある。かって政治学者の丸山真男は戦前ファシズムの特徴として、権力に近いほど罪が許され、遠いほど法が適用され責任が問われる現象を『抑圧の移譲』と呼び権力側の責任逃れを『無責任の体系』と表現した。安倍政権も日大も基本ソフト(OS)が戦前と同じ『末端だけに責任を押し付け、権力側が責任を問われない』だったのではないか。二つの問題の構図は全く同じだった。
菅野完事務所 @officeSugano 5:07 - 2018年6月17日
なんかさー。名誉革命から400年ぐらいかけて人類があちこちで試行錯誤して構築してきた「議会制民主主義のお約束」を、こんなに勝手に単に「行政の長を庇うだけ」のために軽々しく毀損していっていいんかな。
まあ安倍政権て保守政権じゃないんだろな。極左冒険主義政権なんだろ。
『歴史の偽造は、何も右翼国粋主義の愛国者や低能ネットウヨの専売特許ではない』
池上彰のように『過去に北朝鮮に何度も騙されたから将来的にもまた騙される』などと言っている日本人有識者達 。(1937年に盧溝橋事件が起きた時もヤッパリ政府にやすやすと騙されて、その後に煮え湯を飲まされている日本の過酷で哀れな歴史を丸々知らないらしい)
森友学園や加計学園に限らず北朝鮮問題にかんしても、今現在、日本政府(安倍晋三)に『騙されている』との認識が丸ごと欠場しているのである。(フクシマに関しては共産党など左翼を含めて全員が『騙されたふり』で誤魔化していた。怖ろしい真実を知りたくない。嘘でもいいから幻想が続いて欲しいのである)
金子勝 @masaru_kaneko 15:50 - 2018年6月17日
【メディアの「中立性」】
安倍政権は外交でも内政でも大きな失敗ばかりなのに、政権の失敗を正面から批判するメディアがほとんどなく、御用達を集めて「解説」する異常さ。
とくに北朝鮮問題では出てくるコメンテーターで安倍政権の失敗を正面から批判するのが皆無というのはすごすぎる。
金子勝 @masaru_kaneko · 6月16日
【嘘つき五輪】
嘘答弁を繰り返し文書改ざんを引き起こす首相に、(文藝春秋記事が本当だとすれば)公選法違反である経歴詐称の都知事の下に、東京オリンピックが開催されることになる。
これは「国威発揚」の「祭典」どころか、国際的恥さらしの狂典になりかねないだろう。
金子勝 @masaru_kaneko · 6月16日
【都知事文書ねつ造疑惑】
文藝春秋今月号の「小池百合子 虚飾の履歴書」が面白い。小池百合子都知事はカイロ大学首席卒業だいというが、実際は卒業していない疑い。文春は「卒業証書」も偽造だという。文書ねつ造はアベ夫婦絡みだけではない。前原氏の間抜けぶりが際立つな。
世界史的な『冷戦崩壊』が起きても日本列島では一切何も変化しなかった、巨大で強固な『ガラパゴス』
世界の進化に取り残されたサンクチュアリ(sanctuary 聖域)唯一の『珍獣動物園』としての日本
冷戦崩壊と同じく、やはり歴史的な6月12日米朝首脳会談開催でも、マスコミとか有識者たちは同じく『何も変化していない』風を装っている我が日本国。
ところが、お隣の韓国では米朝会談の翌日に投票された統一地方選で旧パク・クネ与党(韓国党)が壊滅状態に陥る大激震が起きていた。(1年前に成立していたムン大統領派が大躍進。韓国では政界地図が一変する)
★注。
しかし、我が日本国でも歴史的な6・12米朝会談以後には、2年間もマスコミが挙国一致で誤魔化していた緑タヌキの学歴詐称がとうとう暴かれたり、毎日新聞の『トップの逃避 ファシズムの病理』とか芥川賞作家 中村文則の『この国で信用できる情報は天気予報だけ』など、(今でも必死で『真実』を隠しているが、)超巨大なガラパゴス島(日本)でも、とうとう大変化が起きているらしいのである。(ただし、水面下で、細々と、)
(おまけ)
短時間に連続して起きた『あまりにも愚かすぎる150年前の悲劇』
1868年2月4日(慶応4年1月11日)に現・神戸市において明治新政府軍側の備前(岡山)藩兵がフランス軍水兵を銃撃して負傷させ、双方の銃撃戦に発展、イギリス公使ハリー・パークスらの欧米諸国公使たちにも水平射撃する『神戸事件』では、兵庫開港で集結していた各国艦船の外国軍が神戸中心部を占拠、日本船舶を拿捕する騒ぎにまで発展したが死者はなく、日本側責任者1名が切腹する事で決着している。
1ヶ月後の1868年3月8日(慶応4年2月15日)には神戸事件と同じように現・堺市で新政府側の土佐藩兵がフランス軍艦の水兵たちを銃撃し11人を殺害して、その後20人が切腹を命じられる『堺事件』が起きる。(この時、足軽身分だった土佐藩兵は士族扱いの切腹を大いに喜んだという)妙国寺で11名が切腹した時点でフランス側が全員退席したことから処刑が中止されている。
神戸事件や堺事件よりもっと愚かしい悲劇だったのが 吉永小百合が主演した映画「北の零年」(2005年公開)の題材となった徳島藩の内乱(庚午事変)で、現在の淡路島は兵庫県だが元々は四国の蜂須賀家(徳島藩)に所属していて、洲本城代の稲田家が治めていた。
明治維新から2年後の1870年『庚午事変』(こうごじへん)で蜂須賀家の侍が、徳島藩筆頭家老の稲田邦植の別邸や学問所などを襲って多数の屋敷に放火し稲田家側に17人の死者が出る。その後の処分で襲撃した側も主謀者10人が切腹、終身流刑は27人、81人が禁固など多数が厳罰に処され翌1871年(明治4年)5月に本来徳島だった淡路島が兵庫県に編入される。
幕府側だった徳島藩内で淡路島の稲田家(1万4千石)は尊皇攘夷だったのに、明治維新後の処分では陪臣(徳島本藩の家臣)であるとして卒族とされたことに反発、士族編入を訴えたことが大騒動の原因だった。(ただし1870年(明治3年)に開始された「卒族」の呼称は2年後に廃され「士族」に統一された)
徳島藩の内乱(庚午事変)で多数の死傷者を出した淡路・稲田家は明治政府 に北海道移住を命ぜられ、主従546人は豊穣温暖な瀬戸内海の美しい淡路島から荒涼とした 凍てつく北の原野、北海道日高地方の静内の開拓に従事することになる。(映画「北の零年」では、お殿様の稲田家16代当主稲田 邦植は一度だけ北海道に来るが直ぐに東京に帰ってしまう)
まさに『日本のゼロ年』 致命的な周回遅れの喜劇的な悲劇
★注、
鳥羽伏見の戦い後に260年続いていた徳川幕府が崩壊して、唐突に自分たちが新政府軍になったことが理解出来ずにフランス軍水兵たちを銃撃した神戸事件にしろ堺事件にしろ、庚午事変(徳島藩の内乱)にしろ同じで、自分たちの周りの世界秩序が根本的に180度変化している社会情勢が理解出来なかった『周回遅れの人々』との共通項がある。
本人たちは至って真面目に、色々考えて真剣に取り組んでいたが、歴史の流れから取り残されて喜劇的悲劇だった。
しかも、起きた場所が当時の政治の中心だった京都に近い大阪湾岸の神戸市と堺市と洲本市で起きていたのは偶然にしても不思議すぎる。アメリカのトランプ政権に近いことを自慢していた安倍晋三(日本政府)が、歴史的な6・12米朝会談後には、蚊帳の外どころか完璧に周回遅れになっている事実とピッタリ符合するのですから怖ろしい。
首相が言うことが絶対のこの国では何かを調べようとすると、公文書や調査データが廃棄されたり、捏造されている可能性がある。何も信用できない。信用できるのはもう、天気予報だけですよ。後から答え合わせができますから。安倍首相の言動とあれば、何でもかんでも肯定する“有識者”といわれる人たちも、いい大人なのにみっともない。
政治学者ローレンス・W・ブリットの「ファシズムの初期兆候/Early Waming Signs of Fascism」の全部の項目にピッタリ一致していた安倍晋三(自民党)政権
安倍政権が知的エリート集団だったら とっくに全体主義っぽくなっていた
モリカケ 問題は犯人が自白しない二流ミステリー
普通に考えれば、明らかに可笑しいことまで擁護する。しかもメチャクチャな論理で。この状況はかなり特殊ですよ。この年まで生きてきて、経験がありません。
正直言って、やり方がヘタすぎる。絵を描いた人がヘタクソすぎる。こんなデタラメが通ると思っていたことが稚拙すぎる。根底にはメディアを黙らせればいける、という発想もあったのでしょう。
作家・中村文則氏が警鐘 「全体主義に入ったら戻れない」2018年6月18日 日刊ゲンダイ
ウソとデタラメにまみれた安倍政権のもと、この国はどんどん右傾化し、全体主義へ向かおうとしている――。そんな危機感を抱く芥川賞作家、中村文則氏の発言は正鵠を射るものばかりだ。「国家というものが私物化されていく、めったに見られない歴史的現象を目の当たりにしている」「今の日本の状況は、首相主権の国と思えてならない」。
――「現憲法の国民主権を、脳内で首相主権に改ざんすれば全て説明がつく」
『加計と日大問題 トップの逃避 ファシズムの病理』 2018年6月17日 毎日新聞
安倍政権のモリカケ疑惑と、日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル問題は似ている--と、ちまたで言われている。本当か。加計学園問題に焦点を絞り、日大の問題と実際に比べてみた。すると、トップやその周囲が現場の告発を否定する構図は共通し、関係者の発言までそっくりだった。二つのケースの奥に潜む日本の政治や社会の病理を探る。
『加計学園疑惑と日大問題の既視感』
アメフト部に例えると、
前川喜平選手。『和泉コーチ(首相秘書官)を通じて安倍監督から岩盤規制をつぶせと言われた。加計を念頭に置いた特別の指示だった。』
和泉コーチ、柳瀬コーチ、『監督からの指示は無かった。前川選手には「思い切り行け」との一般論だった。』
安倍監督、『加計学園のために指示したことはない。コーチらの発言は精神論だ。』
『責任 現場に押し付け』
本来組織の代表が率先して謝り責任を取るべきだが、末端が責任をとって上をかばう、この姿は既視感がある。かって政治学者の丸山真男は戦前ファシズムの特徴として、権力に近いほど罪が許され、遠いほど法が適用され責任が問われる現象を『抑圧の移譲』と呼び権力側の責任逃れを『無責任の体系』と表現した。安倍政権も日大も基本ソフト(OS)が戦前と同じ『末端だけに責任を押し付け、権力側が責任を問われない』だったのではないか。二つの問題の構図は全く同じだった。
菅野完事務所 @officeSugano 5:07 - 2018年6月17日
なんかさー。名誉革命から400年ぐらいかけて人類があちこちで試行錯誤して構築してきた「議会制民主主義のお約束」を、こんなに勝手に単に「行政の長を庇うだけ」のために軽々しく毀損していっていいんかな。
まあ安倍政権て保守政権じゃないんだろな。極左冒険主義政権なんだろ。
『歴史の偽造は、何も右翼国粋主義の愛国者や低能ネットウヨの専売特許ではない』
池上彰のように『過去に北朝鮮に何度も騙されたから将来的にもまた騙される』などと言っている日本人有識者達 。(1937年に盧溝橋事件が起きた時もヤッパリ政府にやすやすと騙されて、その後に煮え湯を飲まされている日本の過酷で哀れな歴史を丸々知らないらしい)
森友学園や加計学園に限らず北朝鮮問題にかんしても、今現在、日本政府(安倍晋三)に『騙されている』との認識が丸ごと欠場しているのである。(フクシマに関しては共産党など左翼を含めて全員が『騙されたふり』で誤魔化していた。怖ろしい真実を知りたくない。嘘でもいいから幻想が続いて欲しいのである)
金子勝 @masaru_kaneko 15:50 - 2018年6月17日
【メディアの「中立性」】
安倍政権は外交でも内政でも大きな失敗ばかりなのに、政権の失敗を正面から批判するメディアがほとんどなく、御用達を集めて「解説」する異常さ。
とくに北朝鮮問題では出てくるコメンテーターで安倍政権の失敗を正面から批判するのが皆無というのはすごすぎる。
金子勝 @masaru_kaneko · 6月16日
【嘘つき五輪】
嘘答弁を繰り返し文書改ざんを引き起こす首相に、(文藝春秋記事が本当だとすれば)公選法違反である経歴詐称の都知事の下に、東京オリンピックが開催されることになる。
これは「国威発揚」の「祭典」どころか、国際的恥さらしの狂典になりかねないだろう。
金子勝 @masaru_kaneko · 6月16日
【都知事文書ねつ造疑惑】
文藝春秋今月号の「小池百合子 虚飾の履歴書」が面白い。小池百合子都知事はカイロ大学首席卒業だいというが、実際は卒業していない疑い。文春は「卒業証書」も偽造だという。文書ねつ造はアベ夫婦絡みだけではない。前原氏の間抜けぶりが際立つな。
世界史的な『冷戦崩壊』が起きても日本列島では一切何も変化しなかった、巨大で強固な『ガラパゴス』
世界の進化に取り残されたサンクチュアリ(sanctuary 聖域)唯一の『珍獣動物園』としての日本
冷戦崩壊と同じく、やはり歴史的な6月12日米朝首脳会談開催でも、マスコミとか有識者たちは同じく『何も変化していない』風を装っている我が日本国。
ところが、お隣の韓国では米朝会談の翌日に投票された統一地方選で旧パク・クネ与党(韓国党)が壊滅状態に陥る大激震が起きていた。(1年前に成立していたムン大統領派が大躍進。韓国では政界地図が一変する)
★注。
しかし、我が日本国でも歴史的な6・12米朝会談以後には、2年間もマスコミが挙国一致で誤魔化していた緑タヌキの学歴詐称がとうとう暴かれたり、毎日新聞の『トップの逃避 ファシズムの病理』とか芥川賞作家 中村文則の『この国で信用できる情報は天気予報だけ』など、(今でも必死で『真実』を隠しているが、)超巨大なガラパゴス島(日本)でも、とうとう大変化が起きているらしいのである。(ただし、水面下で、細々と、)
(おまけ)
短時間に連続して起きた『あまりにも愚かすぎる150年前の悲劇』
1868年2月4日(慶応4年1月11日)に現・神戸市において明治新政府軍側の備前(岡山)藩兵がフランス軍水兵を銃撃して負傷させ、双方の銃撃戦に発展、イギリス公使ハリー・パークスらの欧米諸国公使たちにも水平射撃する『神戸事件』では、兵庫開港で集結していた各国艦船の外国軍が神戸中心部を占拠、日本船舶を拿捕する騒ぎにまで発展したが死者はなく、日本側責任者1名が切腹する事で決着している。
1ヶ月後の1868年3月8日(慶応4年2月15日)には神戸事件と同じように現・堺市で新政府側の土佐藩兵がフランス軍艦の水兵たちを銃撃し11人を殺害して、その後20人が切腹を命じられる『堺事件』が起きる。(この時、足軽身分だった土佐藩兵は士族扱いの切腹を大いに喜んだという)妙国寺で11名が切腹した時点でフランス側が全員退席したことから処刑が中止されている。
神戸事件や堺事件よりもっと愚かしい悲劇だったのが 吉永小百合が主演した映画「北の零年」(2005年公開)の題材となった徳島藩の内乱(庚午事変)で、現在の淡路島は兵庫県だが元々は四国の蜂須賀家(徳島藩)に所属していて、洲本城代の稲田家が治めていた。
明治維新から2年後の1870年『庚午事変』(こうごじへん)で蜂須賀家の侍が、徳島藩筆頭家老の稲田邦植の別邸や学問所などを襲って多数の屋敷に放火し稲田家側に17人の死者が出る。その後の処分で襲撃した側も主謀者10人が切腹、終身流刑は27人、81人が禁固など多数が厳罰に処され翌1871年(明治4年)5月に本来徳島だった淡路島が兵庫県に編入される。
幕府側だった徳島藩内で淡路島の稲田家(1万4千石)は尊皇攘夷だったのに、明治維新後の処分では陪臣(徳島本藩の家臣)であるとして卒族とされたことに反発、士族編入を訴えたことが大騒動の原因だった。(ただし1870年(明治3年)に開始された「卒族」の呼称は2年後に廃され「士族」に統一された)
徳島藩の内乱(庚午事変)で多数の死傷者を出した淡路・稲田家は明治政府 に北海道移住を命ぜられ、主従546人は豊穣温暖な瀬戸内海の美しい淡路島から荒涼とした 凍てつく北の原野、北海道日高地方の静内の開拓に従事することになる。(映画「北の零年」では、お殿様の稲田家16代当主稲田 邦植は一度だけ北海道に来るが直ぐに東京に帰ってしまう)
まさに『日本のゼロ年』 致命的な周回遅れの喜劇的な悲劇
★注、
鳥羽伏見の戦い後に260年続いていた徳川幕府が崩壊して、唐突に自分たちが新政府軍になったことが理解出来ずにフランス軍水兵たちを銃撃した神戸事件にしろ堺事件にしろ、庚午事変(徳島藩の内乱)にしろ同じで、自分たちの周りの世界秩序が根本的に180度変化している社会情勢が理解出来なかった『周回遅れの人々』との共通項がある。
本人たちは至って真面目に、色々考えて真剣に取り組んでいたが、歴史の流れから取り残されて喜劇的悲劇だった。
しかも、起きた場所が当時の政治の中心だった京都に近い大阪湾岸の神戸市と堺市と洲本市で起きていたのは偶然にしても不思議すぎる。アメリカのトランプ政権に近いことを自慢していた安倍晋三(日本政府)が、歴史的な6・12米朝会談後には、蚊帳の外どころか完璧に周回遅れになっている事実とピッタリ符合するのですから怖ろしい。
ではなぜ変わらないのか?
病的に右傾化したのではなく、病気こそが日本人の本質だからだ。
過去にはそれを隠してうまく付き合うだけの知恵があったが、それも失われた。
もはや行き着くところまで行くしかない。
昔は(ブラックジョークで)漫画とかでも
新聞で信用できるのは番組欄だけ とあった気がしますが現在では番組欄はともかく
出演者 あるいは 放送すらしない
なんで確かに天気予報ぐらいかも。
ちょっと関係ないですが
本当に戦前に戻ろうとしているか 戻っているというか。。。
亡くなった祖母の
勝っています連呼がある日突然 ラジオで というのを思い出しました。
ただ 戦前の体制 は日本国内なんですが
戦前同様 というのが国際世論のような。
戦前はドイツ イタリアと組んでいたのが
今回はイスラエル。
どっかの誰かが国際会議か何かで非難声明を出せば良いとかいっていましたが
いいんでしょうかね。
うろ覚えですが戦前も国際連盟 だったか利出していたような。
また列強諸外国に 嵌められようとしているのでは、と妄想です。