『額面0ユーロのマルクス紙幣、ドイツで売り出され人気』2018.04.20 CNNニュース
「資本論」で知られる思想家カール・マルクスの肖像画をあしらった額面0ユーロの紙幣がドイツのトリーアで土産物として売り出され、飛ぶように売れている。
この紙幣は5月5日のマルクス生誕200年を記念して、トリーア市観光局が1枚3ユーロ(約400円)で売り出した。
マルクスは1818年、トリーアに生まれ、高校を卒業するまで同地で過ごした。
16日に売り出した5000枚は既に完売。その後もオーストラリアやブラジル、米国など世界各国から引き合いがあり、市は2万枚の増刷を急いでいる。
「マルクスの資本主義に対する批判に便乗させてもらった」と同市観光局長は話す。
マルクスは階級闘争や資本主義の欠陥などについて革新的な考えを打ち出し、その著作はロシアやキューバ、中国といった世界中の国で政治運動に採用された。
マルクスが1848年にフリードリヒ・エンゲルスと共同で執筆した「共産党宣言」は、社会主義運動史上、最も有名な文献とされている
4.20 CNN
過去20年間で世界の経済成長(名目GDP値)の平均はプラス139%(中国はなんと驚愕的な1414%)ところが日本だけがデフレ経済に陥ってマイナス成長だった
マルクス生誕200年🎉「社会主義の理念には偉大な価値がある」との世論調査でも世界とは大きく違い日本だけが21%と異様に低くなっている
日本は5月1日の『メーデー』が祝祭日になっていない数少ない国の一つだった。(メーデーの起源とマルクス、エンゲルスの共産党宣言とは密接な関連性がある)
『生誕200年記念「マルクス紙幣」に注文殺到 額面は0』2018年4月30日 朝日新聞
「資本論」で知られるドイツ出身の思想家カール・マルクスの生誕200年を記念して、額面ゼロの「マルクス紙幣」を地元の観光局が売り出したところ、世界中から注文が殺到し、増刷に追われている。
発行したのは、マルクスが生まれたドイツ南西部トリーアの観光局。マルクスの肖像画が描かれ、額面は「0」ユーロとなっている。「マルクスは貨幣に対する疑念を訴えていた。主張の根幹をおもしろく伝えようと思い、0ユーロ紙幣の企画を思いついた」と広報担当者。
5月5日の生誕200年を前に4月16日、1枚3ユーロ(約400円)で5千枚を売り出した。インターネットを通じて世界各国から注文があり、すぐに売り切れた。すでに2万枚の増刷を発注したという。
同市内では5月5日、中国から「友好の証し」として贈られた高さ5・5メートルのマルクスの銅像の除幕式も予定されている。
4月30日 朝日新聞
毎日新聞5月19日『環境危機に立ち向かう支柱』 『 今、マルクスに学ぶ』上
斎藤 幸平(さいとう こうへい、1987年(昭和62年) - )は、日本の哲学者、経済思想史学者。専攻はヘーゲル哲学、ドイツ観念論、マルクス主義哲学、マルクス経済学。大阪市立大学大学院経済学研究科・経済学部准教授。
略歴
2009年、ウェズリアン大学政治学部卒業
2012年、ベルリン自由大学哲学科修士課程修了
2015年、フンボルト大学哲学科博士課程修了
ベルリン・ブランデンブルク科学アカデミー客員研究員
2016年、日本学術振興会海外特別研究員・カリフォルニア大学サンタバーバラ校客員研究員
2017年、大阪市立大学大学院経済学研究科・経済学部准教授
毎日新聞5月19日土曜日夕刊(大阪本社版)では 『 今、マルクスに学ぶ』上、『環境危機に立ち向かう支柱』(斎藤 幸平)との記事を掲載しているのですが、困ったことになぜかWeb上には存在しない。
(記事から抜き書きすると、)
今年の『こどもの日』はカール・マルクス生誕200周年の記念日で地元ドイツでは盛り上がったらしいが、資本主義の限界が露呈した昨今、マルクスの思想から学ぶべき事柄は多い。
ところが評論家マーク・フィッシャーは資本主義の終焉を人類滅亡という形でしか想像できない状態を『資本主義リアリズム』と呼んだが、まさにそのような状況である。
(毎日新聞『 今、マルクスに学ぶ』上、『環境危機に立ち向かう支柱』は普通なら社会経済のカテゴリーになる。ところが斎藤 幸平の記事後半部分には他の識者が完全に見落としている極めて重要な『地球温暖化』の指摘が存在していた。何んと、驚くことにマスクスなど左翼運動と温暖化が二つがセットだったのである)
『マルクスは、資本主義的生産が人間と自然の物質代謝を攪乱して仕舞う、と「資本論」で警告している。』
さらに晩年のマルクスは驚くほど熱心に自然科学を勉強し、森林伐採や石炭資源の枯渇、種の絶滅などについても関心を持っていた。マルクスは資本主義が拡大し、世界をどんどん包摂し、変化させていくなかで、人間と自然の物質代謝がどう歪められていくかを考えようとしていたのである。
今、資本主義はまさに地球上を覆いつくし、グローバルな物質代謝の攪乱を引き起こしている。・・・
(この続きが、人為的CO2地球温暖化説だった。)
資本主義の正統性に対する疑義が、→マルクス本人が予想もしなかった文脈で、先進国の左翼運動が『気候正義』を求めるようになっている のである。
★注、
たぶん、初めてマスコミに登場した『気候正義』なる耳慣れない言葉ですが、これは新進気鋭のマルクス経済学者である斎藤 幸平の造語だが、言い得て妙。本来ならまったく無関係な道徳観である『正義』(個人の内心)と、自然現象の気象(気候)が合体した奇怪なキメラ獣のような代物だった。本来『気候正義』は決して存在しない脳内妄想(願望?)なのである。
『いくら「道徳的」に正しくとも、「科学的」に間違ったものは、決して成功も未来もない』
我が日本国では一番の人為的CO2温暖化説の急先鋒とは、日本共産党(志位和夫委員長は東大工学部卒)だったのである。これでは今のように左翼勢力の退潮は到底避けれないでしょう。
選挙のたびに倍々ゲームで躍進していた日本共産党が低迷しだしたのはヒロヒト(昭和天皇)の死と同じ時期からなのです。ところが、道徳的ではあるが非科学的な温暖化詐欺に共産党が引っ掛かった時期ともピッタリ一致している。
そもそも科学的な正誤よりも、道徳的な善悪を優先するようでは、到底共産党とは呼べないのである。
『親亀こけたら子亀も孫カメもこける』し、共産党がこけると左翼が全部こける。!
★注、
この『逝きし世の面影』ブログでは以前から、英仏などの原発推進のための温暖化詐欺に積極的に加担する左翼陣営とか環境保護運動の陥った大失敗を論じていたが、大手メディアで指摘したのは今回が初めて。画期的なできごとだった。
『間違った「勝ち馬」に乗ろうとした共産党の悲劇的な喜劇。!』 逆に一番先頭だったから世界中から「袋叩き」にあっているトランプの喜劇的な悲劇。!
今回斎藤 幸平が指摘したように、共産党こそが温暖化詐欺を推進していた張本人だったのである。まさに自殺行為であり、これでは病的な右傾化や左翼の衰退は必然であり避けれない。
しかし、高偏差値の知的エリートである共産党幹部が中高生でも科学的間違いに気が付く程度の胡散臭い低級な『地球温暖化』詐欺に騙されるはずが無いのである。
多分、これは『勝ち馬』に乗ろうとして大失敗した(日本で一番国際感覚があった)松岡 洋右外務大臣と同じ種類の間違いだと思われる。(そもそも政治家で最初に温暖化詐欺に異議を唱えた世界一の権力者であるアメリカ大統領のトランプが『袋叩き』にあっている恐るべき現状を見れば、あながち共産党の判断が間違いだと一概に断定できないのである)
20年以上も低迷していた日本共産党の蹉跌。!『しかし、とうとう温暖化詐欺の「間違い」に気が付き決断したのか?』
赤旗5月14日(月)科学欄 『地球の「エアコン」異変 半世紀以上前から 』
日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」記事の見出しは『温暖化』(マルクス経済学者斎藤 幸平いうところの『気候正義』)を取り上げているかに偽装している。
ところが、中身では逆に海洋循環の停止による寒冷化『氷期の到来』を誰にも分からない様に密かに警告していた。
特に特筆すべきは『小氷期』を、主要マスコミで初めて書いたことであろう。
小氷期(Little Ice Age, LIA)とは、ほぼ14世紀半ばから19世紀半ばにかけて続いた寒冷な期間のことである。小氷河時代、ミニ氷河期ともいう。この気候の寒冷化により、『中世の温暖期』として知られる温和な時代は終止符を打たれた。日本に当てはめると平和だった平安時代が終わって戦争(大量殺人)が本分の血なまぐさい武士による封建時代が始まる。
小氷期が終わって温暖化が始まって人口爆発が起き産業革命などもイギリスで起きている。(ニワトリが先か卵が先かは不明だが、温暖化による人口増加と科学の進歩、産業革命による資本主義とは、一体として同時に起きていた)
『まさにコロンブスの卵』 いくら困難なことでも最初の一人が行ったら、二番目は簡単に行える
5月20日付け毎日新聞『今週の本棚』はWEBに記事があるが、何故か同じ欄にあるのに堺屋太一(作家・経済評論家)の『昨日読んだ文庫』は理由は不明だがWeb上では何処を探しても見つからない。
橋下徹と同じで、風向きを見るに敏な堺屋太一ですが、なんと、気候変動に対して、5月14日の赤旗記事と同じ手法を使っていた。
賛成するふりをして人為的Co2温暖化説を否定していたのである。(しかも、赤旗よりもっと分かり易くはっきりと温暖化を否定していた)まさに『コロンブスの卵』なのである。
『本の紹介文なのに、タイトルも無い。中身の全部読まないと誰にも中身が分からない不親切』
しかもWebにも無い。無い無い尽くし
(仕方がないので、文字起こしすると、)
気候変動は、現在的な話題だ。大気中の二酸化炭素の増加によって地球は温暖化し、人類文明は重大な危機にある。これが現在の世界的常識になっている。少なくとも日本では、そう考えるのが『世界の常識』 と信じられている。
ブライアン・フェイガン著『歴史を変えた気候変動』(河出文庫)は、そんな国際世論に乗って書かれた本と思いきやそうでもない。世界の気候変動を、樹木の年輪や氷雪帯の進退、古美術の絵などから割り出し、それが各時代の歴史にどんな影響を与えたかを考えようという試みである。その結果、現在の温暖化も、歴史上繰り返された気候変動の一つであることを浮かび上がらせている。
本書の本当の狙いは『温暖化への警鐘』ではなく、それが与えた歴史事件の例示である。
本書の掲げる例示は豊富だが、西ヨーロッパに話に偏っている。私はそれを日本史および東洋史に当てはめて考えてみた。例えば日本で長い平和な時期が続いた平安時代は、世界の気候温暖化の時期に当たる。主要大臣を歴任した光源氏が治安にも財政にもかかわらず、恋と詩歌に熱中できたのは、この時期の温暖化のせいらしい。
だが、応仁の乱から続く戦国乱世は『小氷河期』といわれる寒冷期だ。世の中が乱れ、争いが多かったのも、そのせいかも知れない。
一方、この時代には、鉄の鏃と防寒具を完備したモンゴル人が大活躍する。ユーラシア大陸を征服し、陸海の交通路をひらき、世界に通用するペーバーマネーを創りだす。中国でも、日本の戦国末期に当たる17世紀はじめには満州族の侵入があり、明朝が滅ぶ動乱期だった。江戸時代でも、大不況期の享保時代は富士山の大爆発に続く天候不順の寒冷期である。
気候変動は、一方的に温暖化に向かっている訳ではないが、その時の人々や社会に与える歴史的な影響は実に大きい。これからの時代を考慮する場合も、人口の増加と共に、気候変動からも目を離せないないだろう。そんなことを警告する一冊である。
(★注、堺屋太一は、過去の歴史から温暖化では平和と繁栄が、寒冷化では戦争など動乱が起きると、日本で信じられている『世界の常識』とは逆を密かに主張していた)
日本共産党(志位和夫)の真似をする不可解な毎日新聞とか堺屋太一『本のタイトルも、紹介文も見出し部分に無い。しかもWeb上にも無い』
この『無い無い尽くし』の理由は簡単で、「世界の常識」という世にも怖ろしいタブーに抵触している事実を、何とかして読者にも隠したかった。悪質な詐欺かインチキ手品のような姑息な手法なのである。
(5月20日付け毎日新聞『今週の本棚』の堺屋太一(作家・経済評論家)の『昨日読んだ文庫』は、記事の中身を全部読まないと誰にも中身が分からないという、何とも不親切な仕組み)
『温暖化の危機』の180度正反対の『寒冷化の危機』を書いていた毎日新聞の堺屋太一ですが、ほぼ1週間前の共産党機関紙しんぶん赤旗科学欄 『地球の「エアコン」異変 半世紀以上前から 』記事とそっくり同じだったのである。
詐欺的な仕組みが、別々に生まれた一卵性双生児のように瓜二つだった。自分が叩かれるのが死ぬほど怖かったのである。(それにしても何とも情けない話であるが、これは、「パリ協定離脱」を表明したら世界中から袋叩きにあっているトランプ大統領を見れば誰でも納得するのでしょう)
「資本論」で知られる思想家カール・マルクスの肖像画をあしらった額面0ユーロの紙幣がドイツのトリーアで土産物として売り出され、飛ぶように売れている。
この紙幣は5月5日のマルクス生誕200年を記念して、トリーア市観光局が1枚3ユーロ(約400円)で売り出した。
マルクスは1818年、トリーアに生まれ、高校を卒業するまで同地で過ごした。
16日に売り出した5000枚は既に完売。その後もオーストラリアやブラジル、米国など世界各国から引き合いがあり、市は2万枚の増刷を急いでいる。
「マルクスの資本主義に対する批判に便乗させてもらった」と同市観光局長は話す。
マルクスは階級闘争や資本主義の欠陥などについて革新的な考えを打ち出し、その著作はロシアやキューバ、中国といった世界中の国で政治運動に採用された。
マルクスが1848年にフリードリヒ・エンゲルスと共同で執筆した「共産党宣言」は、社会主義運動史上、最も有名な文献とされている
4.20 CNN
過去20年間で世界の経済成長(名目GDP値)の平均はプラス139%(中国はなんと驚愕的な1414%)ところが日本だけがデフレ経済に陥ってマイナス成長だった
マルクス生誕200年🎉「社会主義の理念には偉大な価値がある」との世論調査でも世界とは大きく違い日本だけが21%と異様に低くなっている
日本は5月1日の『メーデー』が祝祭日になっていない数少ない国の一つだった。(メーデーの起源とマルクス、エンゲルスの共産党宣言とは密接な関連性がある)
『生誕200年記念「マルクス紙幣」に注文殺到 額面は0』2018年4月30日 朝日新聞
「資本論」で知られるドイツ出身の思想家カール・マルクスの生誕200年を記念して、額面ゼロの「マルクス紙幣」を地元の観光局が売り出したところ、世界中から注文が殺到し、増刷に追われている。
発行したのは、マルクスが生まれたドイツ南西部トリーアの観光局。マルクスの肖像画が描かれ、額面は「0」ユーロとなっている。「マルクスは貨幣に対する疑念を訴えていた。主張の根幹をおもしろく伝えようと思い、0ユーロ紙幣の企画を思いついた」と広報担当者。
5月5日の生誕200年を前に4月16日、1枚3ユーロ(約400円)で5千枚を売り出した。インターネットを通じて世界各国から注文があり、すぐに売り切れた。すでに2万枚の増刷を発注したという。
同市内では5月5日、中国から「友好の証し」として贈られた高さ5・5メートルのマルクスの銅像の除幕式も予定されている。
4月30日 朝日新聞
毎日新聞5月19日『環境危機に立ち向かう支柱』 『 今、マルクスに学ぶ』上
斎藤 幸平(さいとう こうへい、1987年(昭和62年) - )は、日本の哲学者、経済思想史学者。専攻はヘーゲル哲学、ドイツ観念論、マルクス主義哲学、マルクス経済学。大阪市立大学大学院経済学研究科・経済学部准教授。
略歴
2009年、ウェズリアン大学政治学部卒業
2012年、ベルリン自由大学哲学科修士課程修了
2015年、フンボルト大学哲学科博士課程修了
ベルリン・ブランデンブルク科学アカデミー客員研究員
2016年、日本学術振興会海外特別研究員・カリフォルニア大学サンタバーバラ校客員研究員
2017年、大阪市立大学大学院経済学研究科・経済学部准教授
毎日新聞5月19日土曜日夕刊(大阪本社版)では 『 今、マルクスに学ぶ』上、『環境危機に立ち向かう支柱』(斎藤 幸平)との記事を掲載しているのですが、困ったことになぜかWeb上には存在しない。
(記事から抜き書きすると、)
今年の『こどもの日』はカール・マルクス生誕200周年の記念日で地元ドイツでは盛り上がったらしいが、資本主義の限界が露呈した昨今、マルクスの思想から学ぶべき事柄は多い。
ところが評論家マーク・フィッシャーは資本主義の終焉を人類滅亡という形でしか想像できない状態を『資本主義リアリズム』と呼んだが、まさにそのような状況である。
(毎日新聞『 今、マルクスに学ぶ』上、『環境危機に立ち向かう支柱』は普通なら社会経済のカテゴリーになる。ところが斎藤 幸平の記事後半部分には他の識者が完全に見落としている極めて重要な『地球温暖化』の指摘が存在していた。何んと、驚くことにマスクスなど左翼運動と温暖化が二つがセットだったのである)
『マルクスは、資本主義的生産が人間と自然の物質代謝を攪乱して仕舞う、と「資本論」で警告している。』
さらに晩年のマルクスは驚くほど熱心に自然科学を勉強し、森林伐採や石炭資源の枯渇、種の絶滅などについても関心を持っていた。マルクスは資本主義が拡大し、世界をどんどん包摂し、変化させていくなかで、人間と自然の物質代謝がどう歪められていくかを考えようとしていたのである。
今、資本主義はまさに地球上を覆いつくし、グローバルな物質代謝の攪乱を引き起こしている。・・・
(この続きが、人為的CO2地球温暖化説だった。)
資本主義の正統性に対する疑義が、→マルクス本人が予想もしなかった文脈で、先進国の左翼運動が『気候正義』を求めるようになっている のである。
★注、
たぶん、初めてマスコミに登場した『気候正義』なる耳慣れない言葉ですが、これは新進気鋭のマルクス経済学者である斎藤 幸平の造語だが、言い得て妙。本来ならまったく無関係な道徳観である『正義』(個人の内心)と、自然現象の気象(気候)が合体した奇怪なキメラ獣のような代物だった。本来『気候正義』は決して存在しない脳内妄想(願望?)なのである。
『いくら「道徳的」に正しくとも、「科学的」に間違ったものは、決して成功も未来もない』
我が日本国では一番の人為的CO2温暖化説の急先鋒とは、日本共産党(志位和夫委員長は東大工学部卒)だったのである。これでは今のように左翼勢力の退潮は到底避けれないでしょう。
選挙のたびに倍々ゲームで躍進していた日本共産党が低迷しだしたのはヒロヒト(昭和天皇)の死と同じ時期からなのです。ところが、道徳的ではあるが非科学的な温暖化詐欺に共産党が引っ掛かった時期ともピッタリ一致している。
そもそも科学的な正誤よりも、道徳的な善悪を優先するようでは、到底共産党とは呼べないのである。
『親亀こけたら子亀も孫カメもこける』し、共産党がこけると左翼が全部こける。!
★注、
この『逝きし世の面影』ブログでは以前から、英仏などの原発推進のための温暖化詐欺に積極的に加担する左翼陣営とか環境保護運動の陥った大失敗を論じていたが、大手メディアで指摘したのは今回が初めて。画期的なできごとだった。
『間違った「勝ち馬」に乗ろうとした共産党の悲劇的な喜劇。!』 逆に一番先頭だったから世界中から「袋叩き」にあっているトランプの喜劇的な悲劇。!
今回斎藤 幸平が指摘したように、共産党こそが温暖化詐欺を推進していた張本人だったのである。まさに自殺行為であり、これでは病的な右傾化や左翼の衰退は必然であり避けれない。
しかし、高偏差値の知的エリートである共産党幹部が中高生でも科学的間違いに気が付く程度の胡散臭い低級な『地球温暖化』詐欺に騙されるはずが無いのである。
多分、これは『勝ち馬』に乗ろうとして大失敗した(日本で一番国際感覚があった)松岡 洋右外務大臣と同じ種類の間違いだと思われる。(そもそも政治家で最初に温暖化詐欺に異議を唱えた世界一の権力者であるアメリカ大統領のトランプが『袋叩き』にあっている恐るべき現状を見れば、あながち共産党の判断が間違いだと一概に断定できないのである)
20年以上も低迷していた日本共産党の蹉跌。!『しかし、とうとう温暖化詐欺の「間違い」に気が付き決断したのか?』
赤旗5月14日(月)科学欄 『地球の「エアコン」異変 半世紀以上前から 』
日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」記事の見出しは『温暖化』(マルクス経済学者斎藤 幸平いうところの『気候正義』)を取り上げているかに偽装している。
ところが、中身では逆に海洋循環の停止による寒冷化『氷期の到来』を誰にも分からない様に密かに警告していた。
特に特筆すべきは『小氷期』を、主要マスコミで初めて書いたことであろう。
小氷期(Little Ice Age, LIA)とは、ほぼ14世紀半ばから19世紀半ばにかけて続いた寒冷な期間のことである。小氷河時代、ミニ氷河期ともいう。この気候の寒冷化により、『中世の温暖期』として知られる温和な時代は終止符を打たれた。日本に当てはめると平和だった平安時代が終わって戦争(大量殺人)が本分の血なまぐさい武士による封建時代が始まる。
小氷期が終わって温暖化が始まって人口爆発が起き産業革命などもイギリスで起きている。(ニワトリが先か卵が先かは不明だが、温暖化による人口増加と科学の進歩、産業革命による資本主義とは、一体として同時に起きていた)
『まさにコロンブスの卵』 いくら困難なことでも最初の一人が行ったら、二番目は簡単に行える
5月20日付け毎日新聞『今週の本棚』はWEBに記事があるが、何故か同じ欄にあるのに堺屋太一(作家・経済評論家)の『昨日読んだ文庫』は理由は不明だがWeb上では何処を探しても見つからない。
橋下徹と同じで、風向きを見るに敏な堺屋太一ですが、なんと、気候変動に対して、5月14日の赤旗記事と同じ手法を使っていた。
賛成するふりをして人為的Co2温暖化説を否定していたのである。(しかも、赤旗よりもっと分かり易くはっきりと温暖化を否定していた)まさに『コロンブスの卵』なのである。
『本の紹介文なのに、タイトルも無い。中身の全部読まないと誰にも中身が分からない不親切』
しかもWebにも無い。無い無い尽くし
(仕方がないので、文字起こしすると、)
気候変動は、現在的な話題だ。大気中の二酸化炭素の増加によって地球は温暖化し、人類文明は重大な危機にある。これが現在の世界的常識になっている。少なくとも日本では、そう考えるのが『世界の常識』 と信じられている。
ブライアン・フェイガン著『歴史を変えた気候変動』(河出文庫)は、そんな国際世論に乗って書かれた本と思いきやそうでもない。世界の気候変動を、樹木の年輪や氷雪帯の進退、古美術の絵などから割り出し、それが各時代の歴史にどんな影響を与えたかを考えようという試みである。その結果、現在の温暖化も、歴史上繰り返された気候変動の一つであることを浮かび上がらせている。
本書の本当の狙いは『温暖化への警鐘』ではなく、それが与えた歴史事件の例示である。
本書の掲げる例示は豊富だが、西ヨーロッパに話に偏っている。私はそれを日本史および東洋史に当てはめて考えてみた。例えば日本で長い平和な時期が続いた平安時代は、世界の気候温暖化の時期に当たる。主要大臣を歴任した光源氏が治安にも財政にもかかわらず、恋と詩歌に熱中できたのは、この時期の温暖化のせいらしい。
だが、応仁の乱から続く戦国乱世は『小氷河期』といわれる寒冷期だ。世の中が乱れ、争いが多かったのも、そのせいかも知れない。
一方、この時代には、鉄の鏃と防寒具を完備したモンゴル人が大活躍する。ユーラシア大陸を征服し、陸海の交通路をひらき、世界に通用するペーバーマネーを創りだす。中国でも、日本の戦国末期に当たる17世紀はじめには満州族の侵入があり、明朝が滅ぶ動乱期だった。江戸時代でも、大不況期の享保時代は富士山の大爆発に続く天候不順の寒冷期である。
気候変動は、一方的に温暖化に向かっている訳ではないが、その時の人々や社会に与える歴史的な影響は実に大きい。これからの時代を考慮する場合も、人口の増加と共に、気候変動からも目を離せないないだろう。そんなことを警告する一冊である。
(★注、堺屋太一は、過去の歴史から温暖化では平和と繁栄が、寒冷化では戦争など動乱が起きると、日本で信じられている『世界の常識』とは逆を密かに主張していた)
日本共産党(志位和夫)の真似をする不可解な毎日新聞とか堺屋太一『本のタイトルも、紹介文も見出し部分に無い。しかもWeb上にも無い』
この『無い無い尽くし』の理由は簡単で、「世界の常識」という世にも怖ろしいタブーに抵触している事実を、何とかして読者にも隠したかった。悪質な詐欺かインチキ手品のような姑息な手法なのである。
(5月20日付け毎日新聞『今週の本棚』の堺屋太一(作家・経済評論家)の『昨日読んだ文庫』は、記事の中身を全部読まないと誰にも中身が分からないという、何とも不親切な仕組み)
『温暖化の危機』の180度正反対の『寒冷化の危機』を書いていた毎日新聞の堺屋太一ですが、ほぼ1週間前の共産党機関紙しんぶん赤旗科学欄 『地球の「エアコン」異変 半世紀以上前から 』記事とそっくり同じだったのである。
詐欺的な仕組みが、別々に生まれた一卵性双生児のように瓜二つだった。自分が叩かれるのが死ぬほど怖かったのである。(それにしても何とも情けない話であるが、これは、「パリ協定離脱」を表明したら世界中から袋叩きにあっているトランプ大統領を見れば誰でも納得するのでしょう)