ビルなどの窓に貼られている、赤色の逆三角形のシール
これ、なんの印かご存知ですか?
これは、「消防隊進入口」と言って、火災等の緊急時、消防隊が消火や救出活動にあたる際に「この窓を破って中に入ってください」という目印なのです。
すでに階下には火が回っていて通常の出入口から消防隊が入れなかったり、一分一秒を争ったりする非常事態の場合、この印のついた窓を割って消防隊が進入するのです。
これは、設置する建物の高さや窓の大きさ、ビルに設置してある非常用設備の種類等によって取りつけの有無が変わってくるなど、建築基準法で詳細に定められており、闇雲にどこでも付ければいいというものではありません。
ちなみに昔は、赤い大きなランプがこの三角形のシールの代わりに天井に取り付けられており、夜間でも灯りを照らして進入口の場所を知らせてくれていました。今でも古い建物では使用しているところもあるそうです。
また、この三角印のある窓の下に物を置くといざというときに消防隊が進入する妨げになりますので、絶対に物を置かないようにしましょう。
事務局 農澤
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