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大阪消防設備協同組合事務局のブログ

ご存じでしたか?(35) / 火事場の馬鹿力

2008-04-23 13:39:23 | ご存じでしたか?シリーズ

緊急時などに、思ってもみないほどの力が出ることを「火事場の馬鹿力」といいます。

昔、火事が起こったとき、若いお嬢さんが仏壇を背負って安全な山の上まで駆け上ったというような話から、この言葉が生まれたといわれていますが、「火事場の馬鹿力」って本当にそんなにすごい力なんでしょうか?

アメリカで発表された学説によると、約140億個ある脳細胞のうち、普段の生活では5~10%程度しか使用していないのだそうです。
それが、上記のような非常事態や、どうしても締切までに納めないといけない仕事、試験勉強など、切羽詰った緊張感があふれるときに集中力が増し、潜在的に使用していなかった脳細胞刺激されてが働き出すというわけです。

また、「大変だ!!」と交感神経が興奮して、その刺激で副腎髄質のアドリナリンや副腎ホルモンが大量に出てきて、神経の情報伝達を円滑にしてスピードアップするともいわれています。

こういった働きにより、後々振り返ってみると本人もビックリするような力が出ていた、というわけです。

もしも、なにもない普段の状態のときからこの力が発揮できていたら、今頃は大富豪になって・・・と思ってしまうのは私だけでしょうか?

事務局 農澤

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