走っている時から太ももの筋肉に微かな痛みを感じていたのだが、その日の夜からここ数十年来感じたことの無い、激しい筋肉痛が襲ってきたのだった。焼け付くような痛み、この痛みは、高校の時のバドミントン部に入部して間もない頃、スレンダーで超美形のメグロ部長のシゴキ以来のものだ。
高校から北大演習林までの長ーい距離。調べてみたら、5.3キロ。そんな長距離を、それも部活で走るのは生まれて初めてだった。
「ぶちょ~、いつになったら止まるんですかっ?」
心の中でずっと叫びながら、美しきメグロ部長の後について、ヒィヒィ走った高校一年の春だったか、夏だったか。
その日の翌日からの太ももの筋肉の激痛と言ったら…。当時古い官舎に住んでいた私は、和式トイレで数日間、苦痛のうめき声を漏らしたのだった。
その時と同じレベルの痛みに今回苦しめられた。
チリチリと痛む大腿四頭筋。痛みに耐えきれず、湿布を貼った。いくらか楽になり、月曜日の夜の入浴後、やっと痛みも軽くなった。
例年、雪解けと共に走り出すジョギングだが、これまでは筋肉痛など感じたことが無かったのに。
今回こんな事態になった理由は怠惰のせいに違いない。
ここ数年は、「歩かなければ筋肉が減る!」という強迫観念にも似た勢いで、ほぼ毎日5000歩を歩いていた。それと並行して、Coke ONのドリンク目当てのスタンプ獲得にも励んでいたのだ。
ところが、雪が降ったのを境に、すっかり止めてしまっていた。
寒さのせいもあったけれど、フリマの発送がほぼ毎日続いていたので、これもウォーキングみたいなものだと、高を括っていたのだ。
発送のために通った近所のコンビニまでは、歩数にしてせいぜい3000歩にも満たない距離である。この2000歩ほどの差が以外にも大きかった。
1週間にトータルで35000歩の歩数から、15000歩へと大幅ダウン。その歩数の差がこんなにも顕著に、太ももの筋肉のダメージとなってあらわれるとは思いも寄らなかった。
やはり高齢者の筋肉は、鍛えなければ駄目になるのだと実感。間違いなく老化は足元からやって来るのだ。
また1日5000歩ウォーキング、再開しよう!その励みになるのがCoke ON。
一生懸命歩いたって、だーれも褒めてくれないけれど、ウォーキング35000歩を達成するたびにもらえる、たった1個のスタンプが、ささやかな日々の努力を讃えてくれるのだ。
頑張らなくちゃ。