ようこそ
昨日、ブログで闘病日記を克明に100数十章に渡って、綴っている43歳の女性の記事を、食い入るように読んだ。事あるごとに本当に克明に事実と思いを織り交ぜながら、記録している様は当時の私の闘病日記 「人生晴れたり曇ったり」を作った時の事を思い出した。
彼女は、結果的には子宮体がんと言うガンで、簡単な内視鏡の手術と子宮、卵巣の全摘出手術の二回の手術を経験し、ステージ3だったと言う。
彼女夫婦には、供は無く、年齢的には最後の年齢であると、夫婦で話し合っていた矢先の告知となったらしい。
そんな当時の悲しい決断や夫との二人三脚の闘病生活なと、事あるごとに記している。抗がん剤治療での苦しみ、副作用、カツラの事など、女性特有の悩みも綴っている。 腎臓の数値の悪化により、予定していた回数の抗がん剤治療が出来なかった事も私と同じである。最後まで行いたかったとも綴っているが、これも私と同じ思いだ。
記事を読むにつれ、当時の私と同じ心境で彼女が、闘病生活を送っていた事が、手に取るように理解できた。 私も同じ思いであり、いちいち納得しながら読ませてもらった。
私の闘病生活と比べる事は大変失礼な事だが、私の場合は、三か所に独立したガンが見つかり、4度の手術と8回の抗がん剤治療、12回の入退院を2年間で体験した。 体力的にも精神的にも追い詰められ、辛い時間を体験したが故の彼女への 「私なりの同感」 なのである。
私は、昨年の4月の抗がん剤治療以降は、ガンの治療は行っていない。後遺症による麻痺やストーマなどの不都合はあるが、今ではそれも納得し慣れてきたので、日常生活に支障はない。
彼女も今では少しずつ仕事に復帰しながら、定期検査を受けているらしい。しかし、今でも転移や再発の恐怖は残っていて熟睡が出来ない様である。 ガンとは、そういう病である。
時間と言う薬は、即効性は無いが、良薬である。 余命宣告を受けた患者さんにとっては、良薬とはいかないが、彼女にはもう少し時間の経過が必要である。 きっと良くなる事を信じたい。
振り返ってみると、最初のガン告知から3年半が経過した。日数で言うと約1300日が経過した事になる。4回の手術に要した時間は、約30時間弱、手術痕の長さは全部で約1メートル弱、入院日数は約90日である。ガン告知から現在までの入院日数は、1300日の約7%の時間でしかない。
それくらいの短い時間であったにも関わらず、今でも鮮明に恐怖体験が頭の片隅から離れない。トラウマになっいるのかも知れないが、検査が現在も継続中と言うのもあるし、彼女の言う転移や再発の恐怖は残る。 ましや、私の場合は、取り残したガン腫瘍が現在も体内に存在するのである。
今でも「ガン」と言う文字やテレビ放送には敏感に反応する。体調は万全であるのにだ
では又ね
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