ようこそ
20日には、予定されていた3か月ぶりの兵庫医科大学病院での定期検査に行ってきた。11月で悪性胸膜中皮腫の手術から3年が経過した。
少し大がかりな検査となったが、転移や再発、リンパにもそれらしき症状は見られず、順調に経過していると説明を受けた。肺活量の検査も行ったが、健常者の90%程に回復して、日常生活には支障はない。
主治医の先生の話では、以前は肺の全摘出手術が主流で、肺が無くなる為に術後の生活に大きな支障を来していたが、私が受けた手術は肺を温存して、肺を覆っている膜をはぎ取ると言う手術で、手術の大きさや危険度は変わらないが、肺を温存するために術後の生活は全く違うとの事。
6年ほど前より、試験的に始まって私は3年前に手術をしていたのだが、当時は私で30例くらいで、生存率や後遺症のデーターが少なく、術後の状況は手探りだと聞いていたが、あれから3年が経過し手術も150例ほどに増えて、生存率は50%で以前の術式より伸びているとの説明であった。
しかし、これはあくまで手術が受けられる初期から中期の患者さんで、手術の出来ない人が大半らしい。手遅れという状態だ。
50%と言うと高率の様にも思えるが、半分の75人は、この6年間に亡くなっていると言う事になる。やはり、恐ろしい病で有る事に違いない。同席していた妻も、ホット一安心の表情を見せた。
今後は、豊岡病院の泌尿器科で受けた、膀胱がんや前立腺がんの時のように、3年の経過後は、定期検査も半年に1度かと思ったが、少し取り残した膜があり、引き続き3か月に一度の検査が継続されることになった。まぁ、私としては安心で良いのだが゛・・・・・
一度は諦めた人生も早3年が経過し、新たに2人の孫も誕生して夢の様な生活を楽しんでいる。何とも感慨深いものがある。運が良かったとしか言いようがないが、人生何が起きるか分からない。慎重に堅実に判断しながら、今後も精進を続けたいと思う。
私の周りの人も当時の出来事が、嘘だったかのように記憶から無くなっている。ありがたい事であるが、やはり当事者の私は、あの恐怖は一生忘れる事は無いだろう。
インフルエンザが流行っているようです。私は予防接種の注射を受けたが、皆さん気を付けましょう
では又ね
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