ようこそ
先月の3月に、1年ぶりの豊岡病院の泌尿器科を受診した。手術から8年くらいは経過していると思うが、今もなお年一回の定期検診は続いている。
当日は、尿検査、血液検査、造影剤を打ってのCT検査を受けた。その後の検査結果を待ち、問診へと向かった。朝から何も食べていない絶食状態だったので、病院内のレストランで、とりあえず昼食を摂って待つことにした。
いよいよ私の名前が呼ばれ順番が回って来た。内心は「今度もきっと大丈夫だろう「」と思っていたが、主治医の先生から思わぬ事を言われた。「私は専門ではありませんが、肺の一部が少し膨れている様にみえます。大丈夫だと思いますが、来月の兵庫医大の検診時に伝えてください」との事。
その後も気にすることも無く、日々を過ごしていた。特に日常生活で不調を感じなかった事もあるが、肺の手術からも6年半が経過していて、変な自信もあったためだ。
そして、4月19日 兵庫医科大の受診日を向かえ、何時ものように、妻と二人で西宮に向かった。
兵庫医科大の定期検診は、中脾腫のガン細胞を少し取り残している事もあり、6年が経過した今も3か月に一度の検診を受けている。
血液検査やCT検査を終えて、二人で昼食を摂り、順番を待った。兵庫医科大での検査は、肺と言う事もあり、絶食は何時も行っていない。
午後3時ごろ、いよいよ私の順番が回って来た。「遠いい所大変ですねCTの画像を見る限り、3か月前と変わりありません。あれから6年半が経ちますね。」と何時もの人懐っこい笑顔で対応していただいた。「大丈夫です」との事。
そして、今度は私から「実は一月前に豊岡病院の泌尿器科の一年検診に行ったのですが、その時に専門ではないが、肺の一部が膨れている様に見えます。と言われました。」と尋ねると、もう一度CT画像を見直され、「特に変わった様子は有りませんが・・・」
以前は、CT画像の検査結果をレントゲンの先生の所見を見てから問診をされるのだが、前回から帰りが遅くなるとの配慮から、画像だけを見られて判断されているので、レントゲンの専門医の所見は、次回の検診で説明を受ける事になっていた。
何はともあれ、「大丈夫です」との事で、一安心して、自宅を急いだ。「やれやれ、何事もなくて、良かった、よかった」
しかし、豊岡病院の主治医は、専門ではないが、軽々しく説明されるとは思われない。最初の中脾腫も泌尿器科の主治医の先生に見つけてもらった為だ。そう思うと少しの不安が出てきた。「でも、大丈夫だろう「」と言い聞かせた。
兵庫医大の受診から2日後の午前9時に携帯が鳴った。事務仕事に追われていて、少し煩わしさを感じながら、携帯を見ると、078の市外局番を表示していた。078番は神戸の市外局番だ。「どうせ間違い電話だろう」と思いながらも電話に出ると「兵庫医大の長谷川です」何事が起きたのかそれも朝一番の連絡だ。衝撃が走った
「レントゲンの所見が出て、ガンが疑われます。次回の定期検診で、ペットCTを撮影して、病状を確定し治療方法を相談しましょう」との事。予期せぬ電話に落ち込む今日の僕。知らんけど
と言う訳で、4か所目のガンとの闘いが始まりそうです。がしかし、これまでの3か所のガン手術も経験し、生死もさまよった経験から、慣れたと言うか恐怖心は、健常者の半分以下かと思っている。
今日も何時もの様に走り回って、元気いっぱいに仕事に精をだしている。
皆様もお大事に