人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

兵庫医科大学病院

2018年05月13日 | 日々闘病日記

ようこそ

節目のユラク経営発表会及び祝賀会も終わり、新たな年度が始まった。今年は我が社も少し攻めの経営に乗り出す時期に差し掛かっている。

さて、経営は社長、店長に頑張ってもらうとして、久しぶりに兵庫医科大学病院のホームページを閲覧した。この病院は、豊岡病院で告知された膀胱がん、前立腺がんに続く、三度目のガン「悪性胸膜中皮腫」の手術を受けた病院だ。日本一の治療実績を持つ病院で、北海道から九州沖縄までの全国から患者が集まる。

殆どが、地元の病院で治療を受け紹介状を片手に受診すると言う。全国の病院施設でも、特別有名な病院だ。

私が初めて兵庫医科大を受診したのは、平成28年7月である。豊岡病院では過去に治療実績が無く、紹介状を書いてもらっての受診だが、それほどの難病であった。

その後、豊岡病院に戻り3クルーの抗がん剤治療を受け、改めて兵庫医大での手術が同年11月に施された。私の主治医は、ホームページにも掲載されている呼吸器外科の責任者で、長谷川主任教授だ。お陰様で、日本一最高の主治医に恵まれた。この先生でダメなら死んでも仕方がないとさ思える穏やかで、優しそうな顔つきをされているが、話される内容は厳しく凛とした雰囲気の教授である。

手術から一年半が経過し、日々元気いっぱい過ごしているが、ホームページを見ると、50か月から60か月の当たりで、死亡率が多くなり、生存率も46%まで下がる。これは、私と同じ術式で手術を施された患者のみのデーターである。

私は、現在18カ月を迎えようとしているが、改めてまだまだ油断は出来ない事を痛感した。来月には定期検査の三か月検診が待っているが、早く来てほしいような複雑な心境だが、特に変化は無いので大丈夫だとは思っているが・・・・

一番気になるのは、やはり取り残しだ腫瘍の一部の変化だが、日々元気に過ごしているが、前回のペットCT検査でも明らかに残っている映像が映し出された。変化は無かったものの、余り気持ちの良いものでは無い。

何時も「暴れずにおとなししていてくれ」と願うばかりである。ガンと言う病は、一応5年の生存で完治とみなすと聞いている。その間に転移や再発が見られなければ、健常者として扱うらしい。

この「悪性胸膜中皮腫」と言う聞きなれないガンは、非常に稀なガンで、私の受けた術式では、平成24年から始まり、昨年末まででも90例ほどしか無い、厄介な病だが年々増加傾向にあると言う。

皆さん何度も言いますが「早期発見、早期治療」に勝る方法は有りません。幸い私は、早期の発見で本日今日が有ります。お大事に

では又ね

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ユラクグループの経営発表会に参加

2018年05月11日 | 仕事の話

ようこそ

昨日は、年に一度行われるユラクグループの経営発表会及び創業記念祝賀会が、あるホテルで行われ参加した。

この会議は、一年間の業績の発表や来期に向けての経営方針の発表があり、厳粛の中で盛大に挙行された。この会議は、グループの全事業所を休業して行われる最も大切な会議である。

業績の良かった事業所、悪かった事業所の発表など、担当責任者は緊張の面持ちの瞬間である。私が経営する「ほーゆー本店」は、例年は遅ればせながらに参加していたが、どうしても休業する事が出来ない為に、今年から私と社長、店長の三人が出席した。

それと言うのも一番の理由は、日々の昼食用の弁当の配達が、減少したとは言え600食から700食ある為に、休業するには600人から700人の人に自分で昼食の都合をつけていただく必要が有る為だ。もう一つは、葬儀社の食事の提供の問題があり、予定が組めない為に中々休業が難しく、3人だけの出席となってしまった。当日も急遽に葬儀社からの食事の依頼が二組あり、途中で私が退席する始末となってしまった。

挨拶に立つほーゆー社長 伊藤健太

私の会社は、私も含め20名体制の会社だが、少し迷惑を掛けて申し訳なく思っている。 機会を見つけて、せめて慰労会だけでもグループ内の事業所で行いたいと思っている。

さて、ユラクグループは、近年では最高の売り上げと利益を確保し、最高の決算報告となった。新たな経営方針も発表され、改めて一致団結を皆で誓う。来賓の経営コンサルタントの講演もあり、どの社員も真剣そのものである。毎年、数人の新卒者を迎え入れているが、今期の新入社員は大卒者の三名が紹介された。今は、新入社員の獲得も本当に大変である。全国に跨っての求人の為に社宅も改装して、全個室にバスとトイレを設置した。福利厚生も大切な要素になる。一番遠くの新卒社員は、四年目になるが、仙台出身の社員である。

着々と確実に前進している様子を聞いて、本当に嬉しく感無量の面持ちだ。何時ものことながら、昔が懐かしい。上手く事業が継承されている事を大変うれしく思い、退任したとは言えユラクは私の自慢でもある。

その後、創業記念祝賀会が行われ、準備委員会のメンバーによる余興などで大いに盛り上がった。こうして45期も最高の形で終える事が出来たのも社員の皆様のお陰と感謝している。

乾杯に立つほーゆー田中店長

一方で、我社は41期を終えて、少し業績を落としてしまったが、社員も整い今期は攻めの姿勢で挽回したいと思っている。 頑張ろう「ほーゆー本店」

夜も更け、21時に閉宴となり、全員で気勢を上げて一致団結を誓い合った。「46期も頑張るぞぉ」とはユラクの取締役部長の山下君の掛け声。続いて全員で「右拳を振り上げて「オォー」と気勢を上げる。何時もの光景だが、頼もしく感じる。

新たに操業しても3年で、半分が無くなる時代の中で、45年と41年の継続は価値が有る思っている。今後は、50周年を目指して頑張りたいと改めて心に刻む一日であった。

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久しぶりの傷跡

2018年05月06日 | 日々闘病日記

ようこそ

昨夜は、風呂上りに久しぶりに妻に、兵庫医科大学病院での最後の 「悪性胸膜中皮腫」 の手術痕の写真を撮ってもらった。 それと言うのも私の右脇腹のお腹側の傷跡は少し見えるのだが、脇腹から背中にかけては鏡を使わないと自分では見えないためだ。 あれから一年半が経過するが、入院中に一度だけ看護師さんに撮影してもらった事があり、 「闘病日記 人生晴れたり曇ったり」 の冊子やブログに掲載したが、それ以来自分では見た事がなかった。

見た事が無かったと言うより、見たくなかったと言う方が正しいのかも知れない。 昨夜は、何となく自分で見てみたいと思った。 体調が良い事もあり、傷跡もほとんど消えているのではないかと思ったからだ。

二度目の手術痕も、お腹のへそ当たりからお尻までの傷跡が有るのだが、ほとんど見えない位に薄くなっているので、脇腹も同じように薄くなっていると思ったからだ。 ただ、二度目の手術からは、すでに三年が経過しているので時間の経過は違うが、確かに傷跡は薄くはなっているが、期待したほどでは無かった。

右上半身と両足の甲の前半分は、相変わらず麻痺しているが、手術痕が痛む事は全くないので、久しぶりに見てみようと思った次第だ。

写真の縦の赤くなっている手術痕は、当初は病名が確定せずに肺の生体検査をする為に三回目の手術をした傷跡だ。 四回目の中皮腫の手術は、この手術の半年後に行われた。

大体は、二回目の手術痕と同じくらいの長さであるが、もう少し時間が経過すれば、もっと薄くなるのではと期待している。

別に裸になる訳でも無いし、プールや大浴場に入る訳でも無いので、どうでも良いのではあるのだが・・・

しかし、あまり気持ちの良いものでは無いし、出来れば薄くなの事を願うばかりである。 肋骨を取っているいるせいか、左右で胸の大きさが違い、手術した右胸の方が大きく膨らんでいる。腫れているようにも感じるが、確かに左右が同じにバランスしていない。 まぁ気にする程の事ではないのだが・・・・

また、ストーマを取り外したお腹の写真も貼り付けたが、お腹に穴を開けて出てきている赤いのが、人工的に腸を切り取って作った膀胱だが、尿道を兼ねているので、ここから尿を排出する。

ストーマを交換する時は、お腹に張り付けてある台座を剥がして、特殊な泡で糊をふき取るのだが、必ずその度にこの腸の赤い所から出血がある。 妻は怖がるが、神経が無いので私本人は、痛くもかゆくも無い。 今夜は、このストーマの交換日である。三日に一度妻に交換してもらっている

365日の24時間張り付けているので、交換時は皮膚を休める為にも一時間ほど掛けて交換するのだが、写真のように、赤い腸の周りはカビが生えたように固く、足の裏のかかとの様になっている。自分でも気持ち悪いが、私は逃げる事も治す事も出来ない。 これから暑くなると、この部分にかゆみが発生する。汗もかくので、糊で張り付けてあるストーマの台座が外れる事があり、ズボンやシャツを濡らした事も一度や二度ではない。悲しい事だが、これが私の現実である。 常にストーマの予備をポケットに入れて持ち歩く。もちろん会社と家には、在庫しているのだが

こんな身体だが、日常生活に困る事はほとんどない。元気いっぱいに回復している。 幸か不幸か色々な体験をした。 一時は死ぬかも知れないと口には出さないが、誰しも思ったと思うが、現実にはこうして元気に日々仕事をしながら生活して居る。 ありがたい事である

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振り返って

2018年05月05日 | 日々闘病日記

ようこそ

昨日、ブログで闘病日記を克明に100数十章に渡って、綴っている43歳の女性の記事を、食い入るように読んだ。事あるごとに本当に克明に事実と思いを織り交ぜながら、記録している様は当時の私の闘病日記 「人生晴れたり曇ったり」を作った時の事を思い出した。

彼女は、結果的には子宮体がんと言うガンで、簡単な内視鏡の手術と子宮、卵巣の全摘出手術の二回の手術を経験し、ステージ3だったと言う。

彼女夫婦には、供は無く、年齢的には最後の年齢であると、夫婦で話し合っていた矢先の告知となったらしい。

そんな当時の悲しい決断や夫との二人三脚の闘病生活なと、事あるごとに記している。抗がん剤治療での苦しみ、副作用、カツラの事など、女性特有の悩みも綴っている。 腎臓の数値の悪化により、予定していた回数の抗がん剤治療が出来なかった事も私と同じである。最後まで行いたかったとも綴っているが、これも私と同じ思いだ。

記事を読むにつれ、当時の私と同じ心境で彼女が、闘病生活を送っていた事が、手に取るように理解できた。 私も同じ思いであり、いちいち納得しながら読ませてもらった。

私の闘病生活と比べる事は大変失礼な事だが、私の場合は、三か所に独立したガンが見つかり、4度の手術と8回の抗がん剤治療、12回の入退院を2年間で体験した。 体力的にも精神的にも追い詰められ、辛い時間を体験したが故の彼女への 「私なりの同感」 なのである。

私は、昨年の4月の抗がん剤治療以降は、ガンの治療は行っていない。後遺症による麻痺やストーマなどの不都合はあるが、今ではそれも納得し慣れてきたので、日常生活に支障はない。

彼女も今では少しずつ仕事に復帰しながら、定期検査を受けているらしい。しかし、今でも転移や再発の恐怖は残っていて熟睡が出来ない様である。 ガンとは、そういう病である。

時間と言う薬は、即効性は無いが、良薬である。 余命宣告を受けた患者さんにとっては、良薬とはいかないが、彼女にはもう少し時間の経過が必要である。 きっと良くなる事を信じたい。

振り返ってみると、最初のガン告知から3年半が経過した。日数で言うと約1300日が経過した事になる。4回の手術に要した時間は、約30時間弱、手術痕の長さは全部で約1メートル弱、入院日数は約90日である。ガン告知から現在までの入院日数は、1300日の約7%の時間でしかない。

それくらいの短い時間であったにも関わらず、今でも鮮明に恐怖体験が頭の片隅から離れない。トラウマになっいるのかも知れないが、検査が現在も継続中と言うのもあるし、彼女の言う転移や再発の恐怖は残る。 ましや、私の場合は、取り残したガン腫瘍が現在も体内に存在するのである。

今でも「ガン」と言う文字やテレビ放送には敏感に反応する。体調は万全であるのにだ

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孫と留守番

2018年05月01日 | 可愛い孫たち

ようこそ

今日は、昨日から娘に頼まれていた孫の子守をしていた。子守と言っても小学校二年生なので、特に機嫌を取る必要も無く、一人で遊んでいる。 学校が振替休日らしい。

朝は決まった仕事があるので、一度孫に電話を入れたが「じいさん大丈夫。僕一人でパソコンのユーチューブを見ているから」と素っ気ない返事。 娘夫婦も共働きの為に、一人も慣れている様子だが、物騒な世の中なので心配して居だが、元気そうにしている様子。

十時過ぎに家に行くと機嫌よく遊んでいた。 早速、事前に聞いていた宿題を手伝った。二年生になると漢字も意外と多くなる。その後は外に出てバトミントンで遊んだが、二人とも上手くいかない。

仕方がないので、おやつを買いに出かけた。この子には2歳年下の弟がいるのだが、しっかりと弟の分と自分の分の二人分を買っている。やはり弟の事を機に掛けている様子を見て、目を細めた。「好きなだけ買っていい」と言うのだが、普段は節約に慣れているのか、中々買おうとしないので「もっと買っていい」と促す始末。

「感心、感心」 と思いながら買い物を楽しんだ。 合計1100円の買い物となった。 その後、お昼のおにぎりを娘が準備していてくれていたのだが、マグドナルドに行って昼食用のハンバーガーなどを購入。

家に帰って、二人でテーブルに向き合い昼食を摂った。食の細い子なので普段から少食だが、一生懸命に食べていた。

この孫に聞くと娘の家では、孫たちは普段は6時から夕食を食べて、6時半より入浴、7時半には就寝で、朝は6時に起こされるようだ。 休日は、就寝が8時まで許されるとも言っていた。 何とも規則正しい生活ぶりだ。

娘は、不規則を嫌うタイプで、毎日同じ時間帯の生活をしていると言う。 中々厳しい家庭だ 節約も子供にまで浸透している。休日は、お金の掛からない市内のイベントを見つけて、家族で出かけるのだそうだ。

孫は正直だから、何でも話してくれるので、娘家族のほほえましい様子が手に取るように伺える。「けっこう、けっこう」

午後になって、妻が応援に駆け付けて、私と交代したが大きくなり、しっかりしてきた孫に思わず笑みがこぼれる。 大きくなってほしいような、大きくなってほしくないような複雑な気持ちだ。 

家が病院に近い事もあり、頻度にお見舞いに来てくれていた事を思い出す。 あれから三年が経過し、こうして孫と時間が共有できるまでに回復した事を本当に嬉しく思う今日一日であった。

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