デスクトップ検索の必要性

ＨＤＤが大容量化してきている昨今で、どこに目的のファイルを保存していたかが分からなくなることがある。　ＯＳ標準搭載されている検索機能では時間がかかり、しかも検索結果がズラズラと一覧表示される為、さらにそこから画面をスクロールさせて見つけなければならない。　そこで最近になって注目されつつあるのがデスクトップ検索ソフトだ。　時間のない社会人にとって少ないキーワードを入力する事で、効率よくＨＤＤ内のデータをインデックス化してくれる機能は重宝するだろう。

要は従来のＯＳ標準搭載の検索機能に毛が生えた程度の物。　デスクトップ検索は将来、リモート環境でも大いに役立つ事になるだろう。　ノートパソコンや市場が狭まっているＰＤＡ機器から会社のサーバーにアクセスし、商談に必要なデータを素早く探し出す際などかなり重宝する。　現在ではノートパソコンを常に携帯し、その中に必要な書類（データ）を詰め込んで持ち歩いている社員が多い。　しかし、それはアル意味、非常に危険な行為である。　重要機密書類を持ち歩くなど、セキュリティーが最悪な行為を日常茶飯事行っている事に、いったいどれくらいの会社が危機感を覚えているだろうか？　ある会社では指紋認証機能でしか閲覧できないようにしているだろう。　しかし、ＨＤＤを取り出されれば、如何様にも中身のデータを引き出すことは容易なのだ。　酷い会社では社内でパソコンを新しくするという事で、古いパソコンをＨＤＤを搭載したままで廃棄するところもあるという。　そこから顧客のデータが漏れまくるという事件が後を絶たない。

だからといって、デスクトップ検索が万能というわけではない事も自覚しておかなければならない。　この世の全てに万能などないのだから。