宿に向かっている途中、新たに日本人バックパッカー男子3人組に出会います。
おいおい、これまたかっこいい男子がっ!
バックパッカーのイケメン率高いじゃないか(喜)。
3人組は、京大生のナカジマ君とオオハシ君、そしてこの二人とクスコから行動を共にしている、
翔君(20代後半で公務員に転職。転職を機に最後?の長期旅行中。)
3人とも、面白いぐらいに個性的です(笑)。
みんなでお互いの状況を話し、災害発生してから、3人はなんとペルーレイルの
列車の中で寝泊りしていると。
列車の中は、まだまだ空席あるって事なので、迷わず列車に決定!今夜の宿ゲット~!
●旅から帰国して4ヶ月経った今では、この時の事を詳しく思い返すことはできないけれど、
薄れ行く記憶を思い起こしながら、当時の様子を語りたいと思います。
足止め3日目にして、私たちは、今ここアグアス・カリエンテスにいる日本人の人数と、
どんな人たちがいるのか、把握したほうがいいように思いました。
広場でのたくさんの人だかりの中、各国の旅行者は国名を書いた張り紙をして、
国単位で集合したり、協力し合ったりしていました。
その中で、アジア諸国だけ(もちろん人数も少ないこともあり)、集合している様子も、
まとまっている様子もなく、今から思えばアジアでは日本人観光客が、
一番多かったと思います。
添乗員のいる宿に到着。
添乗員と、宿のロビーで話をします。
* 宿って言っても、ツアーが利用する宿なので、
本来は【ホテル】と呼ぶべき、良い宿です。
添乗員の女性は、年は30代後半~40前半。
この時の添乗員との会話
バックパッカー隊: 今どんな状況か教えてもらえますか?
(以下省略:バ)
添乗員: まだ、ヘリには乗れる様子ないみたいですね。私たちも、ぜんぜんどうなるかわからないんです。
(添)
バ : 今ここに足止めされている日本人、人数結構いると思うんですよ。
で、お互いどんな人たちがいるのか、顔あわせるぐらいはしておいてもいいかと。
添 : そうですね~。
バ : 僕達、大使館に連絡しても、繋がらなかったんで、
大使館からの連絡あれば教えてもらえますか?
添 : そういっても、どんな状況で、どんな情報があるのかわからないし。。。
(私は、お客の事で大変なんだから、あなた達の事まで知らない)
↑な感じが、ありありとわかる返答(苦笑)。
バ : もちろん、大使館からいつ連絡あるか、わからないのは分かってます。
でも、僕ら大使館に繋がらなくて、あなたは繋がったんでしょ?
で、何かある場合、あなたに大使館から連絡あるんでしょ???
だったら、大使館からの連絡を僕らに教えてくれれば、ここにいる他の日本人にも、
僕らで情報回すし、協力出来ると思うんですけど?
話し始めた辺りから、添乗員アップアップしはじめてて(なんで?)、
添乗員1人に、バックパッカー3人で話しかけてたのが、いけんかったんかもしれんけど、
添乗員、この後急にキレました!。
添 : 大使館から連絡があっても、
わざわざ、私があなた達に言う義務も権利もないっ!!!
バ : はぁ???
いやっ! 義務はあるでしょ!!! あなたに連絡があるなら!!!
大使館が、一人一人と連絡取れるとでも思ってるんですか???
↑ これ、まさ君と私とでかなりむかつきながら、言ってます。
パニック添乗員、半泣きになってます。
しかも、口癖のように 『日本の会社に聞かないと。。。』って言い出しました。
イチイチ、会社に連絡しないといけないのかっ???
大体、今ここペルーで情報乱れてるのに、日本にまともな情報がいくわけないじゃないかっ!
あと、あなたは現地ガイド(ペルー人兼日本語通訳)に依存しすぎっ!
ガイドの家族が、ペルーレイルに勤務してるからって、特別扱いなんかあるわけないじゃないっ!
ペルーレイルの職員、仕事中に客の女の子と仲良くなって、サッカー場ウロチョロしてたぞっ!
日本のJR職員とは違うんだぞ! ここは南米だぞっ!
他のツアーの添乗員さんだって、あなたほど何でもかんでもガイドに依存してなかったぞ。
なんて、怒りを踏まえて思いながらも、パニックになってる添乗員に気を使い、
やんわりと、落ち着いて
バ : でも、顔合わせだけでもしときましょうよ。
何かあった時のためにも、今すぐどうこう言っても移動できないんですから。
時間決めて、ここに集まるようにしましょう。
その時に、もし大使館から連絡あれば教えてくれれば良いし、
無ければなかったで良いですから。
添 : はい、わかりました。
私も、まさ君も 『この添乗員だめだぁ~。』と。
思っても、口には出せないけど、
大学生に、ダメだしされるツアーの添乗員。。。
いかがなものか。
とりあえず、この日の午後14時に、アグアス・カリエンテスにいる日本人を、
この添乗員がいる宿に集合するように決めて、宿をあとにしました。
添乗員さん、いっぱいいっぱいなのは、想像に察しますよ。
お客の帰国が遅れることや、飛行機のチケット。
ツアー内容の変更。そして、保険ではまかなえない、明日からの宿を決めることなどなど。
一人で、(たった)8人ものツアー客を引き連れているんですもんね。
『お客様をなんとしてでも、どうにかしなければっ!。』
その気持ちは、よく分かりますよ。
でも、それって逆に 『自分とこのお客以外、知ったこっちゃない。』なんですね。
良いですよ、その考え。 決して、悪いわけでもないです。
でも、その信念と言いますか、考えが極端すぎませんか???
あなた、ここに来ている他のツアーの添乗員さんたちと会おうともせず、
協力も、情報交換もしてないですよね?
他のツアーの添乗員は、会社は違えど、協力してたり、現地ガイドからの情報交換してたりするんですけどね。
大手のプライドなのかな?
バックパッカーとして、歩き回って仕入れた情報の中で、いろんな意味で、良い勉強になりました。
プチパニ添乗員と話した後は、アグアス・カリエンテスに居るであろう日本人を探しに、
村を歩き、数名の日本人に遭遇して、集合する場所時間を伝え、
今夜の宿ペルーレイルの列車へ、寝床確保&荷物を置きに行きます。
ワイヤーロックなんて使うことないと思ってたけど、
この旅初使用で、役に立ちました。
ふと時計を見ればそろそろお昼時。
あぁぁ、腹減った。ご飯でも、食べに行きますか。
記事、写真が一切無くてすみません(汗)。
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