和田寺だより 

住職のよもやま話し

天台山 巡拝だより(2)

2010年07月05日 | 和田寺だより

多紀叡山講 発足60周年記念~天台山参拝団~平成21年11月16日~20日 
 

多紀叡山講(篠山市、加東市、三田市内天台宗寺院、寺檀組織)の発足60周年を記念し、天台宗の祖山である中国の天台山を叡山講役員・寺院住職・檀信徒、総勢34名で参拝致しました。(叡山講だより34号寄稿記事を転載します。一部加筆)

◆2日目(11月17日)

ホテル出発後、遣唐使・遣宋使船受け入れ先の寧波港を見学。最澄、円珍、道 元、栄西、雪舟等の上陸地を目の当たりにし感慨ひとしおでした。次に道元、栄西 が滞在した天童寺、 インドのアショカ王の分骨による舎利(お釈迦さまの遺骨)を納めた 阿育王寺(舎利宝塔)にお参り致しました。89445_12                 

午後、高速道にて天台山を 指し、途中、天台山の西門に位置する天台大師入 滅の寺院、石城寺(新昌大仏寺)を参拝。岩洞の中に彫られた弥勒仏の 石大坐像(像高13.2m)の独特の表情と存在感に圧倒されました。Imgp5106_17

日没後、ようやく天台山 国清寺に到着。すぐに同寺の修行僧が食す精進料理を頂きました。野菜以外に鶏肉・豚の角煮・海老の炒め物等に似せた料理を賞味。いわゆる「もどき料理」です。少し辛めでしたが外見、食感ともに本物そっくりでした。食後、宿泊先の天台賓館に移動。 (つづく)


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