風極の岬 えりも 法光寺住職の「善き人々に出逢う旅」

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節分の福~鬼はいない豆まき

2016-02-08 21:02:14 | 日記
3月3日 午後より托鉢に町内を回る~
     今年最後の寒修行を務めました。
     (葬儀や檀務がたてこみ日数がたりませんでしたが)
     この冬もお蔭で風邪もひかず、歩くことも出来ました。
寒明けのこの日
     午後6時より恒例の節分祈祷です。
     昨年に増して大勢の老若男女がお参りです。
     住職と東堂(前住職)と副住職。
     今年も三代で、元気に祈祷することがかないました。
     幼い子供たちも真剣に合掌し、背筋を伸ばしています。

     本厄、前厄、後厄の方々は、特に真剣です。
     神妙に手を合わせ、いささか緊張の面持ち。
甘酒とジュース、蜜柑をお配りして、一休み。
最後は、盛大に豆まきです。
今年は景品、金一封も、張り込みました。

さて、お寺の豆まきは「鬼は外」とは申しません。
元々、鬼はいないはずだからです。
人は環境や出逢いによって、仏ともなり邪鬼ともなるでしょう。
しかし、本来は、仏の世界に包まれて生まれてきた筈なのです。
    何人も、当初から、鬼や阿修羅ではありません。
赤ちゃんの無垢な笑いを見れば、それがわかります。
だからこそなのです。
お寺の豆まきは「福は内」「福は内」とのみ、叫ぶのです。
弟子(副住職)の打つ剛毅な太鼓の響く中、老いも若きも、
 無邪気で豆やお菓子をひろいあう~ひとときの幸福な姿でした。
<今年一年、皆様に福がありますように!>