太鼓台文化・研究ノート ~太鼓台文化圏に生きる~

<探求テーマ>①伝統文化・太鼓台の謎を解明すること。②人口減少&超高齢者社会下での太鼓台文化の活用について考えること。

Web写真展「古刺繍の連鎖・写真展」

2024年11月08日 | イベント

以下の写真展は、過日終了しました。

展示した内容を、インターネット上に順を追って以下に紹介いたします。

プロローグ

各種太鼓台の分布と発展過程の推移

古刺繍連鎖の具体的例示

古刺繍の共通する特徴を7項目に分け、次の順番で例示しました。

①丸い波頭 ②波しぶき(旧称、波涛) ③岩肌  ④龍、目尻の三角筋  ⑤後頭部の連結  ⑥足裏  ⑦酷似(具体的酷似について次項で例示)

 

⑦(酷似)  

 

刺繍工房・松里庵・髙木家の影響圏

※本写真展は、観音寺市「ちょうさ会館」展示室にてしばらくの間展示されています。(無料)

また、昨年実施された「明治の基準太鼓台・箱浦屋台」写真展も同室にて展示されています。併せてぜひご覧ください。(月曜日は休館)

※展の感想を寄せていただきましたので、以下に付記いたします。

※観音寺市観光協会様、ありがとうございました。

(終)

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香川県商工会議所女性会連合会での講演資料を公開します

2024年10月20日 | イベント

「第39回香川県商工会議所女性会連合会会員のつどい」(2024.9.26㊍)の地元講師として、太鼓台文化の概要を説明させていただきました。会員のつどいは、県下持ち回りで開催されているとのことでした。また当日の参加者は90名程度とお聞きしました。

観音寺市と関り深い伝統文化ということで、太鼓台文化を取り上げてさせていただきました。特に、各地の伝統文化を維持運営していく上でネックとなっている諸課題(人口減少・高齢化社会の到来・伝統を受け継ぐ若者層や子供の減少・女性活躍の場提供等)の解消等について、私たちには「何ができるのか」を、お話しさせていただきました。(この種の問題は太鼓台だけに限らず、各地の伝統文化にも当てはまっており、普遍性の高い〝喫緊の重要課題〟であると言えます)ただ私の持ち時間の制約があり、レジメの内容を細かく十分にお伝えすることができなかった点は、若干残念ではありました。

レジメの紹介

画像の紹介

今回の話の流れとしては、 ①太鼓台の分布の現状  ②太鼓台発生と発展の様子を追体験  ③最もポピュラーな蒲団型太鼓台がどのようにして発展したか  ④昔の太鼓台規模が小さかったこと  ⑤今後の厳しい時代の対処方法  等について、お話しさせていただきました。

 

最後に、2,300万人を意識した〝文化圏の旗頭(リーダー)から、文化圏のリピーター都市へについて私見を述べました。行政と地域が一丸となって、何度も訪れていただける文化圏のリピーター都市を標榜できるのは、太鼓台文化と深く関わるふるさとにとっては、「ありがたいことで、ふるさとの特権である」と、強く自説を述べさせていただきました。

(終)

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「古刺繍の連鎖・写真展」の開催について

2024年10月15日 | イベント

写真展は、下記のように10月16日から開催されています。

太鼓台の刺繍は、なぜこれほどまでに豪華になったのか。その下地は何にあったのか―。

約二世紀以上前、私たちの先祖たちは〝元気印〟の太鼓台を導入した。その頃の太鼓台は、もちろん現在のように大きくもなく、装飾も簡素なものであった。

太鼓台の装飾刺繍に大きな影響を与えることとなった松里庵・髙木工房(琴平→観音寺)が、各地の歌舞伎芝居(地歌舞伎・農村歌舞伎)等に遺した豪華刺繍と太鼓台刺繍との〝関係性や連鎖〟に注目し、これまで広域的な目線で各地の古刺繍を数多く実見させていただいた。

今回の写真展では、太鼓台文化とは無関係だと考えられていた地歌舞伎(農村歌舞伎)の刺繍付き豪華衣裳や草相撲の化粧まわし等、しかも西讃岐の近隣だけに限らず、香川県下一円及び愛媛県の南予地方まで広まる〝縫屋・松里庵ワールド〟の世界を探訪します。

※本写真展は終了しましたが、観音寺市「ちょうさ会館」に移動して展示されています。

(終)

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郷土誌講座のお知らせ

2024年09月21日 | イベント

観音寺市文化財保護協会・講座 =大野原開基380年記念「尾池平兵衛覚書」に見る江戸前期の大野原=の開催について

先に刊行された、「大野原開基380年記念『尾池平兵衛覚書』に見る江戸前期の大野原」をテキストにして、筆者・久保道生氏による郷土誌講座(参加自由・無料、但し冊子は手元資料として当日携行が望ましい)が、12月14日㊏、下記により開かれます。

なお、冊子は一冊 1,000円で、観音寺市ふるさと学芸館(上記の場所、℡0875-24-8123)と、観音寺市役所・教育委員会・文化振興課(0875-23-3943)で購入することが可能です。

以上

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小豆島農村歌舞伎シンポジウムの開催について

2024年03月03日 | イベント

国重要無形民俗文化財への指定が決定的となった「小豆島農村歌舞伎」(小豆島町・中山農村歌舞伎及び土庄町・肥土山ひとやま農村歌舞伎)を記念して、別紙の要領でシンポジウムが開かれますのでお知らせいたします。なお、参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

2024.3.3追記

観音寺市豊浜町・ちょうさ会館にて、太鼓台・古刺繍と農村歌舞伎等の古い衣裳との比較(共通類似点の指摘等)写真展を行っています。(無料、終了時期は未定)以前に有明町・総合コミュニティセンタにて開催されていたものです。なお詳細についてはこちらをご覧ください。

 

太鼓台刺繍は、刺繍の先輩格である各地・地歌舞伎の豪華な衣裳の影響を大きく受けています。今回の小豆島での催しの中で、中山及び肥土山農村歌舞伎の豪華な衣裳が並べて展示されると思います。

年代物の古い衣裳を間近で見る機会は、今後なかなか無いのではないかと思います。そういう意味では、太鼓台刺繍の先輩格としての豪華な衣裳群を、是非とも目に焼き付けておきたいものです。

(完)

 

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