太鼓台文化・研究ノート ~太鼓台文化圏に生きる~

<探求テーマ>①伝統文化・太鼓台の謎を解明すること。②人口減少&超高齢者社会下での太鼓台文化の活用について考えること。

恒例の〝アクト(ACT)ことひら展〟

2022年08月15日 | 太鼓台文化の情報

毎年恒例となった下記ポスターの「ちょうさ展」(ACTことひら)が、9月15日まで開かれている。今年も町内各太鼓台から寄せられた年代物の古刺繍をはじめ、琴平町の江戸時代からの変遷と氏子祭りの関連を意欲的に探求した展示、実際の祭りで担ぎ出されている煌びやかな太鼓台の展示等、意欲的なギャラリー展となっている。

  

近年、祭り好きの間では〝金毘羅は豪華な太鼓台刺繍の誕生地〟として知られるようになった。太鼓台刺繡は、金毘羅大芝居や近隣の農村歌舞伎とも深く繋がっていて、その発祥・発展は〝衣裳の豪華な刺繍〟にたどり着く。

ギャラリーは旧・高松街道の商店街にあり、気軽に立ち寄れ、新と旧が同時に楽しめ、少し贅沢な空間となっている。毎年開催に尽力されている主催関係者に、「ありがとう、ご苦労様」と大きなエールを贈りたい。

(終)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログ・自己紹介

2022年08月05日 | 随想

①1948年観音寺市生まれ。27歳頃、松山市での勤務の折に初めて愛媛県各地の太鼓台文化に触れた。特に南予各地や島方の数多くの簡素な太鼓台に出会うこととなり、NTT勤務の傍らライフワークの太鼓台のルーツ探しが始まり、太鼓台文化の解明に取り組み始めることとなった。

②観音寺太鼓台研究グループ(参加自由型の研究グループで、呼び掛けに応じその都度参集し、県内外から毎回25名前後の参加者あり)の代表として、2011年以降、財団法人(現在は公益財団法人)福武財団から5回の助成を受け、各地の年代物太鼓台、太鼓台刺繍の先輩格である農村歌舞伎衣裳の実地調査・撮影等を実施。グループ活動では、参加者及び協力団体間での各種情報の共有、太鼓台文化圏各地及び調査実施の農村歌舞伎関係先の公立図書館等への報告書冊子を、寄贈してきた。これまでに下記の香川県下農村歌舞伎団体4カ所を実施済み。

祇園座の歌舞伎衣裳(2014調査・撮影実施、高松市香川町・農村歌舞伎祇園座保存会) ◦小海(おみ)の歌舞伎衣裳(2015調査・撮影実施、土庄町小海自治会) ◦中山の歌舞伎衣裳(2016調査・撮影実施、小豆島町中山農村歌舞伎保存会) ◦肥土山(ひとやま)の歌舞伎衣裳(2017調査・撮影実施、土庄町肥土山農村歌舞伎保存会)

③瀬戸内国際芸術祭2013(2013.7.20~9.1)に併せ開催された「太鼓台文化の歴史展」(観音寺市総合コミュニティセンタ・郷土資料館)の企画・監修を務め、説明員として常駐した。

④これまでの主な発表等。

・1990「新居浜太鼓台の周辺」‥『新居浜太鼓台』所収

・1991「太鼓台からのメッセージ」‥『ちょうさ-観音寺市の太鼓台一覧』所収

・1998「太鼓台の原風景」‥『小豆島の秋まつ・太鼓台』所収 

・2009「燧灘伊吹島・太鼓台賛歌」‥『伊吹島太鼓台資料集』所収

・2019「太鼓台文化圏と香川の太鼓台」‥『祭礼百態』所収

・2019.3 本ブログ「太鼓台文化・研究ノート」を開始、これまで(2022.7)に100件余の情報発信を行っている。

⑤以下は、福武財団助成による報告書冊子所収の内容です。 

・2012「島々の太鼓台」‥『塩飽海域の太鼓台・緊急調査報告書』所収

・2013「太鼓台・古刺繍を訪ねて」「二人の桜井縫師」‥『太鼓台文化の歴史』所収

・2015「北四国における太鼓台刺繍のターニングポイント」「太鼓台文化の共通理解を深める-蒲団構造に関する

   一考察」‥『地歌舞伎衣裳と太鼓台文化』所収

・2016「」太鼓台の古刺繍に、地歌舞伎・古衣裳との共通点を探る」‥『地歌舞伎衣裳と太鼓台文化・Ⅱ』所収

・2017「草創期太鼓台の探究-そのカタチを遡る」‥『地歌舞伎衣裳と太鼓台文化・Ⅲ』所収

※福武財団・助成による報告書冊子の内容及び販売に関しては、こちらをご覧ください。

※ご参考 太鼓台文化・事始め

(以上)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする