110.『視覚的無意識』ロザリンド・E・クラウス
前回、新型コロナウイルスについて、マルクス・ガブリエルはどう言っているのか、と問いかけましたが、一週間ほど前にわずか10分間のインタビューでしたが、まさにそのことがテレビで放映され...
111.『私は脳ではない』マルクス・ガブリエル
また、はじめにすこし近況について書いてみます。「新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言」が解除になりました。私は首都圏の県立高校で美術の教員をしている者ですが、これを受けて県で...
112.ブローディガン『アメリカの鱒釣り』、村上RADIO、國分功一郎について
少し前のことになりますが、NHK・BS1スペシャル「コロナ新時代の提言~変容する人間・社会・倫理~」というテレビ番組がありました。この番組は、人類学者の山極寿一(1952 - )、...
113.ブローディガン『西瓜糖の日々』、『愛のゆくえ』
前々回のblogで新型コロナウイルスの感染症対策が社会的に緩和されている中で、首都圏の美術大学はどうなっているでしょうか、という話をしました。今日の昼間に調べてみると、ひとつの例で...
114. 『芸術と客体性』マイケル・フリードについて
コロナウイルスの影響で、さまざまなところで自粛や停滞が起こっていますが、その反面、新しい発見もありました。実は2年ぐらい前から私の家の近所にコーヒー専門の小さなお店ができて、週末に...
115.『不在の絵画』倉重光則・高島芳幸 パンフレットより
以前のblog「112.・・・、國分功一郎について」で私は、哲学者の國分功一郎(1974 - )がNHK・BS1スペシャル「コロナ新時代の提言」というテレビ番組に出演した折に、興味...
116.『マネの絵画』ミシェル・フーコーについて
はじめに、すこしだけお知らせです。上野の森美術館で7月23日から『なんでもない日 ばんざい!』という展覧会が開催されます。その展覧会で、私が大学生の頃に描いた静物画が展示されること...
117.『阿部 隆 新作展』(トキ・アートスペース)から絵画について考える
街の画廊が少しずつ活動を再開し始めたところで、東京は連日200人を越える感染者のニュースが重くのしかかります。東京都は県境をまたがないようにしてほしいようですが、その一方で国の「G...
118.『ピアノのレッスン』アンリ・マチスについて
先日から、しつこくPRしてすみません。上野の森美術館『なんでもない日ばんざい!』に私の21歳の時の静物画が出品されます。7月23日からですが、詳細については展覧会のホームページをご...
119.『群衆の中の芸術家 ボードレールと19世紀フランス絵画』について
新型コロナウイルスの感染が、また広がってきました。政治のドタバタにはうんざりしていますから、ここでこの件について何か書きたいわけではありません。しかし、学校教育において高校以下の学...