ちゃんとありがとうを言える人にならなくては。

最上階に移って６日目（実働５日目）、
昨日初めて和室のスイートを任された。

当然ながらベッドでなく布団、
お風呂は檜、
パジャマも浴衣になり、
セッティングから何から別物でパニック
でも時間はかかったけど楽しめた
というのもホテル経験のある人に、

「最上階に行くのは仕事が任せられるから」

って言ってもらえたからなんだよね
その人は私のように派遣でホテルに入った訳じゃなく、
名のあるホテルの社員で働いていたので、
凄いプラスの言葉になって心に響いた
まったく内容を知らない人が言うのでなく、
現場経験者の言葉だから重みが違う。

実は本当のところ、
最上階フロアのプレッシャーが半端じゃなかった。
やっぱ扱うもの全てがワンランク上だと緊張が違う。
コンプレなんか出そうものなら、
ホテルの受けるダメージも大きいだろうし、
何よりあえて高い料金で泊るお客様に申し訳ない。
そんなんでガチガチで仕事をしていましたよ。

でもその言葉を貰って、
「自信を持って仕事していいんだ」と力が抜けた。
確かに時間もかかったし解らない事だらけだったけど、
一つ一つ丁寧に仕事に誇りをもってやったら、
終えた後の達成感が凄く大きかった。
最後にネームカードを置いた時、胸が熱くなった
これからスイートもどんどんやるだろうし、
慣れてしまって緊張感も薄れてしまうだろうけど、
この気持ちは時々思い出さなければいけない。と思った。

ところでこの人の言葉には過去にも救われた事がある。
マネージャーと合わず中華の店を辞めた時も、
辞めた理由が情けなくてグジグジしてたら、
「人がいない時に頑張ったんだから」と言われ吹っ切れた。
有難いなと思いお礼のメールをしたけど、
どうもいまいちおちゃらけたメールになってしまう。
仕事で「ありがとうございます」を言うのは容易いが、
リアルに言うのは照れくさいもんだ。
もっときちんと「ありがとう」を言える人にならなきゃね