人との繋がりはやっぱり素晴らしい。

ご主人が余命宣告をされたタイ人の同僚、

仕事をしながらご主人の看病に頑張っています。
職場と病院がとても近いので、
仕事時間を短縮してもらっての両立です。
私も彼女を見つけては声をかけたり、
昼食に誘ったりしているのですが、
昨日食事中彼女がこんな事を言いました。

【お父さんが病気になったのは困るけど、
　そのかわり皆の優しさが解って嬉しいよ。】

あれからいろんな人が彼女の為に動いてくれているそうです。
事務所の人はセカンドオピニオンも大事だと、
各地の癌センターを調べてくれたみたいで、
病気の宝庫？あらゆる病気をやったＮさんは、
ご主人の入院先の先生をほとんど知ってるので、
直接担当医にいろいろお願いをしてくれたらしい。
リーダーのＡさんは病気に良いと言われる食事を教えてくれ、
口うるさいＳさんはパンやおにぎりを持って来ては、
タイ人の同僚に食べなさいとくれるといいます。
みんなひとクセもふたクセもありそうな人達なので、
話を聞いて私もびっくりしました。

タイ人の子は本当に皆にパワーを貰って嬉しいと笑い、
看病も前向きに取り組むことが出来ると言っていました。
ご主人の方も今はとても容態が安定していて、
生きる意欲が出てきたらしいです。

その話を聞いて、
人間ってやっぱ素敵だなと嬉しくなりました。