TAKAOSANのブログ(OCN CAFEから引越し)

このブログを始めた頃と様々なことが変わりました。
30代だった私も定年退職が近い年齢になってきました。

お坊ちゃま宰相

2010-05-05 06:41:00 | 日々雑感
結局、無理ということですか。
ほとんどの人がそう思っていたと思います。
でも、無理ではない。
腹案もある。
と、おっしゃっていました。
どんなウルトラCがあるのか?と思っていました。
そうなんです。
これを、しかも、5月の末までにこれまでの案を撤回し、県外移設にもっていくことは、とんでもないウルトラCなのです。

鳩山首相は、おそらく「いい人」なのでしょう。
「浅かったと言われれば、その通りかもしれない。」と、言ってしまう人です。
渡嘉敷県議が
「沖縄の言葉に『言葉は大事に大事に使いなさい』というのがある。政治家の言葉には重みがある」と言われたそうであるが、別に沖縄の言葉でなくとも、当然の言葉である。
責任ある地位の人の言葉は重い。
それだけに、皆、簡単に認めたり謝ったりしない。
簡単に謝ったりする人は、「いい人」ではあるのですが、そもそも考えた発言をしていない、ということにもなる。

鳩山首相は、たぶん、「いい人」なんです。でも、首相という立場の人に向いているとは言えないのでしょう。
「いい人」だけでは、責任者はやっていられません。我々サラリーマンの世界でも、そうです。
嫌なこと、つらいことも言わねばなりません。
そんな簡単に「わかった、わかった、やっておくから」なんて言えません。
軽く返事しておきて、後は、事務方任せというのではなく、自分で、言いに行ったことは、評価できますが、それは「普通の人」としてであって、今回の騒動、鳩山首相の撒いた種であることは、間違いありません。
たしかに、撒いたことで、大きな問題となったことは、国民に認知させる上では良かったでしょう。
しかし、沖縄県民・日米関係にとって、これで良かったのか?というとそうではありません。
これは、せめて、大臣に言わせるべきだったのです。
この問題の当事者が、鳩山首相になってしまっている。
まず、矢面に立つのは、担当大臣なのではないでしょうか?

とにかく、こんなことになってしまったからには、どうしても言われてしまいます。言いたくないけど。
「お坊ちゃま宰相」と。