高須番長の書道ブログ

書道大好きです。書道の楽しさを伝えたい。書道をもっと身近に感じてほしい。そんな思いを綴っています。

快適気候ー1 サンディエゴ、全米一冷暖房費のかからない都市。

2014-09-24 21:46:53 | 気候、海流の話
2014年9月24日

 お彼岸の季節になっても、日本の9月はムシ暑い。
できうることなら、真夏も快適に過ごしたい。
そう思うのは僕だけではないだろう。

?真夏の平均最高気温は30℃以上にならない。
?かつ、真冬の平均最低気温が7℃以下にならない。
??を満足する場所は、日本ではごく限られるであろうが、

世界ではどうだろうか?
こんな理想的な気候の場所があるのだろうか・・・・・・・・・・・・・?
これが、調べてみると意外にも結構ある事がわかった。

ケッぺンの気候区分による、地中海性気候、西岸海洋性気候の
2つに絞り、なるべく緯度的に北の場所をさがすと・・・・
たちまち何ヵ所かの快適気候が浮かび上がってきた。

そのひとつが、冒頭の米カリフォルニア州サンディエゴである。

緯度的にどのような位置か?示す意味で米西海岸と
日本列島を強引にくっつけたところ、下記のような位置関係となる。


アメリカ合衆国が
いかに広大かが
わかる。

日本の面積
38万k?.に対し
カリフォルニア州
だけで43万k?
もある。

日本よりずっと
広いのである。

.
 

 

 

サンディエゴの気候がいかに快適か?
温度グラフを見ていただく事にする。

 

 

 

サンディエゴの
1月の平均最高気温
18.8℃
7月の平均最低気温
18.7℃
同じ日に夏と
冬の気温が同居
するとは・・・・
何と言う年較差の
少なさか?
確かにエアコンは
不要であろう。


 

サンディエゴは 夏どんなに暑くても最高気温は25℃前後

           冬どんなに寒くても最低気温は9℃前後   である。

サンディエゴの年較差は 

   平均最高気温で、6.2℃
   平均最低気温で、9.2℃   しか無いのである。

東京の年較差は

   平均最高気温で、20.8℃
   平均最低気温で、21.8℃  いずれも較差20℃以上

鹿児島の年較差は

   平均最高気温で、18.5℃
   平均最低気温で、19.7℃  東京よりいくらか少ない程度

年間平均気温自身は、

   サンディエゴ  17.9℃
   東京       16.1℃
   鹿児島      18.5℃  

 であり、それほど大きな差は無い。
 しかし、中身は大きな違いである。

サンディエゴの属する米カリフォルニア州は
全米はもちろん、世界的にも有数の
快適気候の土地と言えるだろう。

何故、かくの如く快適気候が生まれたのか?
俄然興味が湧いてきた番長であった。

季節来遊魚採集 2014-19 大興奮!ミゾレチョウチョウウオを採集した!。

2014-09-14 02:26:54 | 季節来遊魚の採集と飼育
2014年9月13日

  まずは、最新の海上保安庁海洋速報をご覧いただきたい。
これ以上なく 黒潮が房総半島に接近していることがわかる。


黒潮が房総半島に
ほぼ接岸している。

絶好のチャンス!
見逃す手はない。

採集家番長は
磯にGOだ。


 

というわけで、いてもたってもいられない番長。

当然、南房総に向かう。

自宅出発から4時間後、現地着。

その前に 隣接する漁港に立ち寄り水面をのぞくと・・・・・
シケ後で 水は濁っているが、相ついで
タツノオトシゴ、ナンヨウツバメウオをゲット。

シケ後の漁港はある意味狙い目かもね(^-^)


前回に引き続き
タツノオトシゴを
漁港で採集した。


 

 


今年は本当に
擬態魚が多い。
 


 

 


ひきつづき磯に向かうが、潮時表を見る限り

あまり引いていないのは明白である。



 

 

 

本日の磯。

2か所目の磯は
こんな感じだった。

残念ながら
潮回りはよくない。

磯はほぼ水没。





水深が深く、苦戦する中・・・・・・・・・・1か所目の磯で見たものは・・・・。

最初、顔色が悪いナミチョウチョウウオか?と思われたが・・・・・・・

ちょっと違うぞ(^_-)-☆

もしかして、・・・・・・・・・・
えっ! え え え え え ~っ!!!!   
心臓の高鳴りを抑えながら、じわりじわりと間合いを詰める番長。

これを逃してなるものか(^_-)-☆
何時間かかってもいいから、必ずゲットするんだ!

何回か 見失う~待つ~再トライ~取り逃がす~しぶとく待つ
を繰り返し、何回目かのトライでとうとう岩壁に追い詰める。

落ち着け(-_-)。あわてるなよ番長。(;一_一)
左右の網で徐々に間合いを詰める・・・・・・・・・

やった!とうとうミゾレチョウチョウウオを採ったどー!!!!!
思わず 万歳しちゃったよ~\(^o^)/

 

これがあるから
採集は
やめられない。









地味ながら
レアはレア。
今シーズン初の
レアチョウチョウウオ
となった。


 

 

ナンヨウツバメウオ
の下に見えるのが
ミゾレチョウチョウウオ。










今日は、いい採集だったなあ(^-^)。

東京湾フェリーのデッキで 行きかう巨大船を撮影する。


巨大油タンカー
HUA LIN WAN号

総トン数 60166t
全長 244m

袖ヶ浦港を出港し
産油国に向かう。


 


本日採集した魚達を水槽に放つ。

 

 

 

珍しい
タツノオトシゴ
ナンヨウツバメウオ
のツーショット。


 

 

 

 


ミゾレチョウチョウウオは、
トゲチョウチョウウオ
と比べると地味。

しかし、
レア度が違う。







次回は、サザナミヤッコかセグロチョウチョウウオが、採れたらいいなあ(*^_^*)
そう思いながらも、本日の成果ににんまりする番長であった。


 


不思議のトルファン7 中国一甘いブドウはなるべくして生まれた。

2014-09-13 01:13:33 | 気候、海流の話
2014年9月13日

 今まで トルファンは 猛暑、酷寒などと表現してきて、
いいとこ無しみたいに思われるが、決してそんなことはない。

ちゃんと産業もあり、特産物もある。
それがブドウ産業であり、中国一甘いブドウである。

実は、中国は今や世界一のブドウ生産国であり、
トルファンは重要な生産地なのである。

ちょっと古い資料だが、2012年の世界のブドウ生産量ベスト5を示す。

カリフォルニアや地中海
沿岸諸国でもない。

中国がダントツ1位とは
驚きである。

中国の中でも
トルファンは一大生産地
の位置づけである。

 

 




では、なぜトルファンのような土地がブドウ栽培に適しているのか?
また、なぜトルファンのブドウが中国一甘いと言われるのか?

1、ブドウは 水はけがよく乾燥した土地を好む。

2、雨が少ない=日照時間が長い というわけで、
  日中十分な光合成がなされ「でんぷん」として、
  多くを葉や実に蓄えることができる。

3、夜間は呼吸により、でんぷんが消費されるが、
  急激に冷え込むことで、でんぷんの消費が抑えられ、
  十分に蓄えることができる。
  同時に、糖分を分泌し果実の凍結を防ごうとする。

4、木自身 水分の摂取が少ないため、実の糖分が濃縮される。
  水分の摂取が多いと、実にも水分が行き渡るが、
  水分の摂取が少ないと、水分は行き渡らない。
  例えて言えば、前者がカルピスウォーター
  後者が薄める前のカルピス原液と言うことになる。

これだけの条件がそろえば ブドウはいやが上にも甘くなる。
中国一甘いブドウは、なるべくして生まれたのである。

 

 

 

 

トルファン近郊、葡萄溝(ブドウ生産地)の人々。
地元の人々にとって ブドウはもはや生活の一部なのである。

【参考】 
日本国内で年間日照時間が最も長いのは 山梨県甲府市である。
また、甲府市は盆地のため昼夜の寒暖差が大きい。
まさに、トルファンと似た条件がそろっている。
甲府市がブドウの名産地であることは言うまでもない。
これまた、なるべくしてなったと言えるだろう。

季節来遊魚採集 2014-18 漁港でタツノオトシゴを採集

2014-09-07 04:04:58 | 季節来遊魚の採集と飼育
2014年9月6日

  今日は  午前10:45 内科   午後4時 歯科
の、2度の通院の予約をしていたが、
間隙をぬって、三浦の漁港2か所、磯1か所を回った。

何も、そんなせわしない行き方しなくていいのに(;一_一)
と思われるが、「日曜日はほぼ終日雨」の予報では
多少強引でも 土曜日に行かざるをえない。

道中、山間の道で台湾リスと出会う。

リスにしては大きい。 動きが俊敏で なかなか撮影させて くれない。  


 

 


午前8時半 現場着。正味1時間で引き上げねばならない。

そんな中 A漁港のコーナーで 思わずタツノオトシゴを発見。

今シーズンは 擬態魚ばかり 採集できる。 ギ― ギ― 音を出している。  

 

 

バケツの中では 優雅に泳いだ。 やはり基本 擬態魚の動きだね。








続いて B漁港

あっと驚くレア種はいないけど、アケボノチョウチョウウオ,トゲチョウチョウウオ
といったところが見られた。

いずれも、大きくなって僕のタモさばきでは 相手にもされなかった。

そんな中、梯子脇に 白と黒のモノトーン調のチョウチョウウオ発見!

ややっ!!! セグロチョウチョウウオか? 力をいれてトライする!

やった!ゲット!と思ったが、上がってきたのは
セグロチョウチョウウオではなく、フウライチョウチョウウオであった。

上から見ると、 セグロチョウチョウウオ そのものに見えたが そうでは無かった。


 

 


午前10:45内科診察が近づき、いったん自宅に引き上げる。

午前11時45分内科診察終了。

次は本命のC磯に向かう。


ようやるわ(-_-) と自分でも思う。
そう思いながらもじっとしていられない。

午後1時半、C磯到着。

ここは、まさにサザナミヤッコ場であり、昨シーズンは8月に早くも
サザナミヤッコを採集した、僕にとってのスペシャル磯。
この場所は、僕との採集同行が多い「漁港名人Xさん」にしか
教えていない。

例によって、毎年サザナミヤッコの居着く岩陰、窪み数か所をのぞくも
今シーズンは、いまだ未入居であった。

こんなところにも、今シーズンの不調が見え隠れする。

サザナミヤッコ未入居を確認したので、正味30分ほどであっさり引き上る。
今度は 午後4時の歯科の予約が入っているのである。

片道1時間~1時間半かかる、漁港もしくは磯に 午前午後に分けて
2往復したことになるが、普通はこんな非効率な事はしない。

これは、今シーズンの不調を察し、憂い、あせりを隠せない
番長の現状を物語る象徴的なシーンにほかならないのである。
(@_@;)

不思議のトルファン6 猛暑酷寒二刀流の土地はトルファン以外に世界に存在するか?

2014-09-04 22:47:10 | 気候、海流の話
2014年9月

  以前 トルファンより遥かに酷寒の地が ロシアにあると述べたが、
なおかつ猛暑であるかと言うと、残念ながらそうではなかった。

ならば、猛暑に重点を置きなおかつ酷寒の地はないか?
単に猛暑ということであれば、アメリカ合衆国カリフォルニア州デスバレーを挙げねばならない。
ここは、真夏の平均最高気温が45℃を超えるという 「死の谷」そのものの場所である。

下に、トルファンとの比較をしてみたい。

トルファンの夏が涼しく
思えるほど、猛烈な
デスバレーの夏。

平均最高気温40℃の日
が、4か月も続くとは・・・・


 

 

 




デスバレーの 6~9月は確かにすさまじい暑さだが、冬はどうだろう?

最も寒い12月 デスバレーの平均最高気温は18.4℃
              同じく 平均最低気温は 3.5℃

最高気温だけ見れば、沖縄の那覇とたいして変わらない。
むしろ、過ごしやすいとも言える。
これではデスバレーではなく、マイルドバレーである。

デスバレーの 平均最高気温の年較差は28.5℃
          平均最低気温の年較差は27.6℃

トルファンの 平均最高気温の年較差は42.0℃
         平均最低気温の年較差は40.0℃ である。

デスバレーの夏はいやというほど酷暑であるものの、
冬は まったく寒くはならない。まるで避寒地である。

よって、デスバレーは猛暑酷寒の地とはいえず、
この勝負トルファンに軍配あり。



季節来遊魚採集 2014-17 チョウチョウウオは山ほどいるが、レア種は見つからず。

2014-09-01 23:08:24 | 季節来遊魚の採集と飼育
2014年8月31日

  ちょっと肌寒いが、雨は降っていない。
だったら行くよ(*^_^*)。南房総へ

潮回りもあまりよくないが、・・・・・・
安房路を突っ走る番長。

その道中の風景がこれ・・・・

 

 

 

なんと!8月にして
はやくも稲刈り

さすがは温暖の地








写真だけ見るとまるで10月の風景みたいだが・・・・・・・、

 

 

気温も、追従するかのように肌寒いものだった。
25℃行ってないのではないか?

つい2週間くらい前、暑い暑い(^_-)-☆ と文句言ってたのが
嘘みたいである。

海岸に到着する。

陽光は無い。どんよりと低くたちこめる雨雲。
あまりの肌寒さに、水に入るのを躊躇する番長。
恐る恐る冷たい海に、少しずつつかる番長。

これが三浦だったら、水に入らず帰りたいところだが、

さすがに、横浜から南房総まで来て ただ帰る訳にはいかぬ。

少しずつ、低い水温に慣れてきた。
陸上とは裏腹に、海中は意外にも賑やか(*^_^*)

ナミチョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオ
アケボノチョウチョウウオ、チョウハン

あっという間に、外房5種が眼前に登場してくれる。
ただし、いずれもが大きく、かつすばしこくなり、
僕の腕では、太刀打ちできない。

残念ながら、サザナミヤッコ、セグロチョウチョウウオといった所は
本日も姿は見せてくれなかった。

かろうじて、オーソドックス種を4匹ゲットし終了。

このバケツに
サザナミヤッコ
セグロチョウチョウウオが
加わる日は
来るのだろうか?







 

このサイズは、
ゲットするにも
苦労する。


 

 

 

なお、本日は他の採集家の姿はどこにも見当たらなかった。

一方、磯と隣り合わせの砂浜に目をやっても・・・・・・

あれほど賑わっていた海岸に、もう子供たちの嬌声はない。
むろん、水着姿で闊歩する若者の姿もない。

今は~もう秋~  誰も~いない海~♪

古い詩を口ずさむ番長。

空を見れば、赤トンボの数がずいぶん増えている。
足元では秋の虫の音も聞こえる。

やはりもう秋なのだろうか?

そんな中、変わらないのは、
寄せては返す波の音だけであった。