高須番長の書道ブログ

書道大好きです。書道の楽しさを伝えたい。書道をもっと身近に感じてほしい。そんな思いを綴っています。

今日の漢字2015-47 女子バレー 鬼の大松 魔女を成す

2015-12-26 10:00:33 | 今日の漢字
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2015年12月26日

  前回  鎌倉市東慶寺に出光佐三氏の墓参した記事を書いたが、
東慶寺は、やはり相当な寺格であった。

事前に用意したガイドを現地であらためて紐解くに、
当墓苑に眠っている人たちの一人一人が尋常ではないことに
改めて気が付く番長。
学者、小説家、歌人、画家、実業家、スポーツ選手・・・
ものすごい面々である。

これはぜひ、訪ねるべきと思い、オオトリに出光佐三氏の墓参を残し、
10人程の著名人の墓前にたたずみ、ご冥福をお祈りした次第である。

そんな中、ガイドに「大松博文」の名前を見つけた。
「大松(だいまつ)?」 もしや・・・・と思い、そのお墓を探したが、
勘は当たったようだ。一目してまぎれもなく、本人であると確信した。
お墓のてっぺんに石製のバレーボールが乗っかっていたのである。
 

      女子バレー  鬼の大松   魔女を成す  
 

 


バレーボールが乗っかったお墓は、さすがに見たことがない。

 

 

墓苑の中腹から L字に左折した一番奥にそのお墓があったが、
東京オリンピック 女子バレーボールチームを 金メダルに導いた
名監督 「鬼の大松」大松博文 まさにご本人のお墓であった。

番長は 墓前にたたずみ、故人のご冥福を祈った。

大阪府南部 大日本紡績 貝塚工場。 
通称「日紡貝塚」女子バレーボールチームはとにかく強かった。
1959年11月の朝日生命戦を皮切りに、
1966年6月の日立武蔵戦にいたるまで、なんと258連勝 !!
国内外の全試合で、7年近くただの1敗もしなかったのである。
50年を経て 誰も破れない、国内女子スポーツにおける
単独チームでの、最多連勝記録である。

時は1961年 日紡貝塚チームはヨーロッパ遠征で22連勝を果たす。
あまりの強さに、やっかみ半分にヨーロッパのマスコミがつけたのが
 「東洋の魔女」の異名だったのである。

そう、東京オリンピック以前に、彼女らはすでに「魔女」だった。

ヨーロッパの旧ソ連、旧チェコスロバキア、ポーランド等 の選手は
日本人選手より
身長、体重、手足の長さといった 
こと体格面では圧倒的に優位であった。

むろん最高到達点はそうとう差があったに相違ない。

当初は「小柄な日本人に負けるはずがない」と思っただろう。
ところが、ふたを開ければほぼ全試合において
セットカウント3-0か3-1の「日紡貝塚」の圧勝であった。

遠征前に大松監督は考えた。
「大女相手にスパイクの打ち合いではとてもかなわない。
守り勝つしか方法はない!」と、
相手スパイクを回転レシーブで徹底的に拾いまくり、
スキを突いて時間差攻撃で翻弄する作戦が功を奏したのである。
さも弁慶と牛若丸みたいだったであろう。

「日紡貝塚」の圧倒的な強さの前に 
対戦チームは ただひれ伏すしかなかったのである。
そして、無敵のまま東京オリンピックへと快進撃は続く。

実は 強さの陰には 現代ではとても考えられない 
とんでもない猛練習があった。

元選手が こう振り返る。
「午前中に工場で仕事して、午後1時から体育館の掃除とネット張り。
遅いときは午前2時ごろまで練習。
 猛練習に次ぐ猛練習。年に1,2日しか休まなかった」 と、

さらに、元選手がこう続ける。
「レシーブ練習では、大松監督が容赦なくボールをたたきつけ、
選手はあざや傷だらけになって 体育館の床に飛び込んだ。
そこから、世界のどのチームもできない
得意技回転レシーブが生まれた」と、

         回転レシーブの練習風景

 

1964年 ほぼ日紡貝塚の単独チームと言ってよい 
全日本女子バレーボールチームは 
鬼の大松監督のもと、東京オリンピックの晴れの舞台で 
旧ソ連を破り 見事 金メダルを獲得した。

 

 



だが、金メダルの陰に隠れ 表には出てこないが、
犠牲にする部分も大きかっただろう?
と、番長は推測する。

20歳前後の女性が、本来人生で一番楽しいであろう年頃なのに、 
おいしいものが食べたい。かわいい服を着たい。
映画を見に行きたい。恋だってしてみたい・・・。

そう思ってもおかしくは無いだろう。だが、彼女らはそうしなかった。

ではいったい何のために、すべてを犠牲にしてバレーボールに打ち込んだのか?
自分のため?いや違う。会社のため?これも違う。

ならば何のためか? 彼女らがすべてを犠牲にしたのは・・・・

答えは明白である。

すべては「お国のため、日の丸のため」だったからである。

彼らの残した「金メダル」は、当時まだ戦後の色濃い日本社会に
勇気と希望を与えた。

  50年以上経過した今でも、その栄光には 一片の陰りすらない。



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今日の漢字2015-46 出光の 看板文字は 誰書いた?

2015-12-20 00:10:11 | 今日の漢字

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 2015年12月20日

  昨今 手書きで しかも毛筆で文字を書く機会は少なくなったが、
巷間では 意外と手書きの漢字があふれている。
特に 居酒屋、ラーメン店などの飲食店にその傾向がある。

手書きの漢字のほうが インパクトがあり 集客効果があると
思われるのだろうが、究極のド迫力手書き漢字は
出光ガソリン の 「出光」に 尽きると思う。 

番長も小さい頃 「出る」という字が なかなか格好よく書けなくて
子供なので どうしても 左右対称的な字になってしまうところ、
この字にヒントを得て、開眼した記憶がある。

そう、「東」や「山」だって もちろん高須の「高」だって
お習字では左右対称に書く必要は無いのだ。とね(^_-)-☆

さて、この「出光」の漢字 さぞ有名な習字の先生が書いたのだろう?
と、思っていたが 誰が書いたのか?までは 考えなかった。

むしろ、ガソリンスタンドがオープンするたびに、
その先生が全国どこでも出向いて 「出光」を書くのは大変だな?とか
毎回ぴったり同じ字が書けるのだろうか?
調子のいい日と、悪い日があるのではないか?とか
思っていた。
 
まだ少年だった高須番長は、プリントなんて言葉は知らない。
てっきり、1回1回 現地で直筆するものと、思っていたのである。

 
  
、      出光の  看板文字は  誰書いた?


 



 



番長の書いた「出光」は 完成度において 
オリジナル「出光」に遠く及ばない。
ではオリジナルはいったい誰が書いたのだろう?

答えはすぐに得られた。 
「出光」の揮毫者は なんと、出光興産創業者
 故 出光佐三氏本人だった。

12月19日 小春日和の中  番長は鎌倉市東慶寺にある 
出光佐三氏の墓を訪ねた。
境内の奥まったところに墓苑があり、
さらに最奥に近い山の斜面の際に 「出光佐三夫妻之墓」があった。
周囲を囲む石垣の苔は 没後34年を物語るに余りある。

番長は墓前にたたずみ ご無礼を承知で
「出光」文字のブログ掲載のお願いをした。
と、その瞬間 静かだった竹藪がにわかに
ざわざわ となったのが不思議であった。

お願いをしたところで
むろん「認める」との声は帰って来ないが、
落葉盛んな折り、紅葉の一片が まるでスローモーションのように
ブランコの如く番長の眼前にひらりと舞い降りたのであった。

 



 

戒名に 佐三大居士の文字が読み取れる。

昭和の偉人 「海賊とよばれた男」 
出光佐三ご夫妻のご冥福を心から祈ります。

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季節来遊魚採集2015-24 2015年シーズンスタッツ(魚種別確認数編その2)

2015-12-19 01:40:52 | 季節来遊魚の採集と飼育

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2015年12月19日


  前回に引き続き 魚種別確認数編その2 をお伝えしたい。

魚種別確認数のグラフを公表したものの

ツキチョウチョウウオ以下の「レアチョウチョウウオ」に相当する部分の

棒グラフが読み取りにくかった?(^_-)-☆ と、反省している。 

「数値がさっぱりわからん!」 そう思われた方もおられると思う。

 

 



 なるほど、これでは不親切であろう。

番長は 反省を込め、ツキチョウチョウウオ以下のレアチョウチョウの
専用グラフを作成した。
 

 

 

 

 

グラフで わかる通り、レアチョウチョウウオは、本当に見つからない。
ツキチョウチョウウオ、ゴマチョウチョウウオは2013年は確認できた
ものの、それを最後に
2014年、2015年は 1匹も確認できていない。
逆に、ミスジチョウチョウウオは2015年に立て続けに2匹確認した。

我々採取家の真の狙いは、これらレアチョウチョウウオのゲット!
にある。と、言って良い。

どんなチョウチョウウオなのか?

順に説明する。

 

  1ツキチョウチョウウオ

    一見 ナミチョウチョウウオ
  そのものに見える。
   黒いラインがいびつ
  に なっている。
  2013年初ゲット!



 

  2ゴマチョウチョウウオ

    2013年外房の
  牡蠣殻だらけの
  某漁港岸壁で
  確認したが、ゲットに
  いたらなかった。
  したがって、写真は
  拝借した。  

 

 



 

 

 

  3トノサマダイ

   この3年間で
   3匹確認。
   濃い黄色が
   いかにも
   トロピカル。
   2015年に
   初ゲット!   




 

  4ミゾレチョウチョウウオ

  
   磯で発見した時
   はあまりに地味
   なのでかえって
   新鮮に感じた。
   2014年に
   初ゲット!
    

 

 

 

 

   5ミスジチョウチョウウオ

   2015年初確認
   そして初ゲット!
   現場では
   背びれの白色が
   とても鮮やかに
   見えた。
   

 

 

 


ざっとこんなところだが、我々季節来遊魚採集家は

上記のような レアチョウチョウウオを求めて

いろいろ研究や試行錯誤を繰り返していると

言ってよい。

一度上げたハードルは もう下げることはできないのである。
 

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季節来遊魚採集2015-23 2015年シーズンスタッツ(魚種別確認数編その1)

2015-12-16 22:17:12 | 季節来遊魚の採集と飼育
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2015年12月16日

  前回の採集回数編に続き、
今回は魚種別確認数はいかほどか?
下記に示すが、採集数ではないのであらかじめ了承願いたい。

日本のような温帯の海で、そうおいそれと 
チョウチョウウオが確認できるのか?
そう思われる方も多いと思うが、
答えは「YES」である。
どこもかしこもチョウチョウウオがいる。
と、言う訳ではないが、
ポイントと言われる 磯や漁港に行けば、
チョウチョウウオに出会うのは、そう難しいことではない。

三浦、南房総、外房総 の各所は黒潮の恩恵により、
かくも多くのチョウチョウウオを確認できるのである。

下記に2013年、2014年、2015年の 魚種別確認数を示す。
ただし同一個体と思われる場合は、何回確認しても
1匹としてカウントしている。


関東の採集家は 「外房6種」という言葉をよく使う。

すなわち

 ?ナミチョウチョウウオ ?トゲチョウチョウウオ ?フウライチョウチョウウオ
 ?チョウハン ?アケボノチョウチョウウオ ?セグロチョウチョウウオ  

の6種を指すが、現場で一番多く見られるのが 上記???である。
おそらく、全チョウチョウウオの9割くらいは、???で占めると思う。
下記グラフを見れば一目瞭然だが、   

             2013年   2014年    2015年
ナミチョウチョウウオ      209     190       81

トゲチョウチョウウオ      144     154      137

フウライチョウチョウウオ     99      173      72

チョウハン           27       18      35

アケボノチョウチョウウオ     31       14      15

セグロチョウチョウウオ      7         2       8 

外房6種総確認数   517      551     348
  
というデータである。
2015年は 総確認数は2013年、2014年に比べ少ないが、
トゲチョウチョウウオ、チョウハン が 躍進したと言える。
まるで、選挙前、選挙後の「政党別議席数」みたいである。 

 

グラフを見ると、「外房6種」に属さない ツキチョウチョウウオ以下は
ぐっと確認数が少ないのがわかる。そこあたりがレアたる由縁である。

外房6種を、順に紹介したい。
「知ってるよ( `ー´)ノ」という方は
飛ばして読んでいただきたい。


 

 

 

 ?ナミチョウチョウウオ

  例年 最も早く
     5,6月から
  見られる。
  後で紹介する
  チョウハンの
  温帯順応型
  と考えられる。 


 

 ?トゲチョウチョウウオ

 

  7月くらいから
  急激に多く
  見られる。
  いわゆる
  色物と呼ばれる
  ポピュラー種。

 

 

 

 

 

 

 

 ?フウライチョウチョウウオ

  7月くらいから
  山のように多く
  見られる。
  逃げ方の特徴から
  「風来」の名が付く。
     
 


 

 

 

  ?チョウハン

   今シーズン
   例年に比べ
   多く見られた。
   ナミチョウチョウウオの
   原型とされる。
   チョウチョウウオの中で
   最も俊敏な種で
   採集に苦労する。
   


 

 

  ?アケボノチョウチョウウオ

   磯より漁港で
   多く見られるが、
   やや濁った海域を
   好むと思われる。
   温厚な種で、
   どのチョウチョウウオとも
   協調できる。

   

 

  ?セグロチョウチョウウオ

   外房6種の中で
   最も希少種。
   実は番長も
   今シーズンが
   キャリア初採集
   であった。
   アケボノチョウチョウウオ
   同様漁港を好む。

 

 


 

 

 


以上、外房6種を ざ~っと 紹介したが、

上記6種を外れると、極端に確認数が少ないが、
採集家がレアチョウチョウウオと呼ぶ希少種も
存在する。

シーズンを通し、2,3匹見られるかどうか?
といった魚種ばかりだが、紹介するのは
次回のお楽しみとさせていただきたい。


 


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今日の漢字2015-45  冬大根 干すや三浦の 浜白し

2015-12-11 23:00:54 | 今日の漢字
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2015年12月11日

  初冬のある日 三浦海岸を突っ走る番長

横浜に住んでいながら、横浜駅周辺にはほとんど行かず、
もっぱら三浦半島の南部の 海岸線ばかりに行くのである。

京急線 野比駅を過ぎると 眼前一気に太平洋が広がる。
いつ来ても心が洗われる思いである。

三浦海岸は ウィンドサーフィンのメッカである。
我々季節来遊魚採集家には、一応シーズンオフがあるが、
ウィンドサーファーには シーズンオフが無い。

今日も 色鮮やかなセイルが海上を賑わす。

ふとやや遠くの浜に目をやると、・・・・
「あれは何だ?
浜の一角が一面白一色に見えるが、タオルか布か?
何かを干しているように見えるが・・・。

無性に気になる番長。
一体何か?この目で確かめたい。

疑問はほどなく解けた。
何のことは無い、三浦の冬の風物詩
冬大根干しの大群落である。

最も三浦らしい光景である。
4か月前 海水浴客で ごった返した三浦海岸
今は、冬大根の天下になりにけり。


     冬大根  干すや三浦の  浜白し

 

 


冬大根と ウィンドサーファー

 共に享受するは、三浦海岸 冬の潮風


 

 


 

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季節来遊魚採集2015-22 掬うとは 救うことなり 来遊魚?

2015-12-07 00:36:02 | 季節来遊魚の採集と飼育
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2015年12月6日

  先頃 2015年シーズンのスタッツをアップしたばかりだが、
三浦の冬景色を撮影に行きたくて、また来てしまった。

番長の好きな み・う・ら に・・・・。

ブログのネタができた後、「もしや・・・」という気持ちが頭をよぎり、
漁港に立ち寄ることとする。

もしやとは?

2014年12月8日のブログ記事を思い出す番長。


== 以下 やや長いが 2014年12月8日の記事を引用する ==

タイトルは「掬うとは 救うことなり 来遊魚」と、ある。

      <中略>

まあ、ダメもとで いままで行ったこと無い漁港も行ってみようか?
何カ所目かの漁港。
漁港にしては、水は澄み渡りかえってチョウチョウウオがいそうにない
と、思った漁港で・・・・・・・・・・。

「うん?何か水面に浮いている?」

まことか?岸壁から1mほど離れた水面に・・・・・
何と!チョウハンが ぷかぷか浮いている。!!!
いかにも瀕死を思わせる動きに・・・・
「これはいかん!」と、 大慌てで タモで掬う番長。

すぐさまタンクに入れ、原付のヘルメットボックスへ
タンクごと収納する。

これ以上水温を下げる訳には行かぬのだ。




なんと、水温13℃。チョウハンよ、よくぞがんばった。
もうこれ以上水温を下げる訳には行かぬ。
何はともあれ この状態で原付を走らせれば、
エンジンからの熱伝導で多少なりとも
水温を上げることは可能である。
 

 

 



  家に帰り、水温を計る。
おお!(^。^) よかった。水温が16℃くらいまで上がっている。
原付のエンジンのおかげで、道中で3℃くらい水温が上がった。

 

 

 

16℃であっても、
飼育水槽とは
10℃位の温度差がある。

慎重に慎重に、
水合わせを行う。

どうやら、しのいでくれた
ようである。






今シーズンは 5月からチョウチョウウオの採集をしてきたが、
瀕死状態のチョウチョウウオを採集したのは初めてである。

はからずも、チョウハンのこの身をタモで掬うことで、
あるいはその命を救うことと、なったのではないか?

チョウハンを仮に僕が タモで掬わなかったら・・・・・
果たして、命ながらえることができただろうか?

それは誰にもわからない。

これも、一期一会であろう。

縁あって対峙した小さな命を 我々採集家は 守ってあげるべきだと、
僕は思う。

これが、採集家の優しさではないか?とも・・・・・。




       と、 偉そうな事を書いている。


ちょうど1年たち、昨シーズンと同じように、瀕死のチョウチョウウオが
漁港に浮いているのではないか?といった気持ちが頭をよぎった。

三浦の漁港の一つに立ち寄る。

すると、水面近くに チョウハンとアケボノチョウチョウウオがいる。(^^)/
こういう事もあろうかと、
念のために持ってきた タモで 追ってみると、・・・・

「ややっ?  動きが鈍い。」
チョウハン、アケボノチョウチョウウオとも、割と簡単に掬うことができた。

まさに、昨年と同じである。

「掬う」とは「救う」ことであったのだ。

 


 


水温は15℃ 、昨年の12月7日は13℃ だったので2℃高い。
よって、瀕死とまではいかなかったが、今後急激な寒波が到来したら
海水温も一気に下がるだろう。

そうなる前に、2匹の命を救うことができた。

小さな命が番長の手のひらで踊る。
写真を撮ったらすぐにバケツに入れてあげるからね。

そう語りつつ、番長は満ち足りた気分であった。

 

 

 

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季節来遊魚採集2015-21 2015年シーズンスタッツ(採集回数編)

2015-12-05 00:16:57 | 季節来遊魚の採集と飼育

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2015年12月5日

  季節来遊魚採集家高須番長の、2015年シーズンスタッツを
下記に示したい。

今回は 採集回数編である。

横浜市在住の番長が 採集に出かけるのは
主に、神奈川県三浦地区と、千葉県南房総地区である。
詳しい場所は公表できないが、下記の ○ 囲み部分が
主な採集地区である。


簡単に言うと、三浦半島または房総半島において、
黒潮もしくは黒潮支流の影響が強い海岸を選んで
出かけているのである。

横浜在住なら 伊豆にも行くのか?
いいえ、伊豆には行かない。

 

トータルで45回も採集に行きながらも、
8月以降、週末のたびに台風にたたられ、
一番好きな南房総地区には、9回しか行ってない。
かわりに、地元に近い三浦地区には 35回も行っている。

シーズン中は平均で月に7回も三浦に行っている計算になる。
今シーズン、三浦地区が好調であった事も背景となっているが、
「尋常ではない採集キチ」だと、我ながら思っている。


ちなみに採集回数は 

2013年 39回  2014年  52回  2015年  45回である。



 



次に、番長は 「磯派」?「漁港派」? どっち?かと言うと、
それほど、どちらかに偏っている訳ではない。

採集スタイルのメインは「素潜り」だとしても、
台風接近などで素潜りが不調であれば、
現地において、漁港採集に振り替えることになる。

漁港採集は一種の保険とも言えるが、
むしろ、漁港のほうが成績がいいシーズンであった。

ちなみに 採集場所の延べか所数としては

2013年 磯 49か所 漁港 35か所  
2014年 磯 68か所 漁港 46か所
2015年 磯 48か所 漁港 31か所 である。

 

 

 

漁港で採集した主な採集魚を示す。


セグロチョウチョウウオ   実はキャリア初採集

 


トノサマダイ  これもキャリア初採集

 



ミスジチョウチョウウオ  これまたキャリア初採集
飛び上がるほどうれしかったね。(^^)/

 



タツノオトシゴ   実は意外と漁港にいるが、存在に気が付かない。

 

 

 

 

これらすべて実は、三浦の漁港で採集したのである。

45回も採集に行きながら、「こんなもんか?」
と、思われるかもしれないが、
「今日はいい結果だったなあ(^^)/」と思えるのは
10回に1回か2回であろうか。

しかし、その1回か2回を求めて
航空写真や釣り雑誌、時にはダイビング雑誌を参考に
「この磯はいいかも?」などとあたりをつけ、
シーズンオフに、来シーズンの下見に行ったりしている。

未知の鉱脈を信じて、採集家の夢は膨らむ。
 

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