私、リタイヤした老人を対象にした「地域デビュー講座」を受講していて、今回の教室は東広島市総合福祉センター内の「社会適応訓練室」です。
【館内案内図】
【講座名の表示】
この建物の玄関には、年期の入った木製の「社会福祉法人東広島社会福祉協議会」の看板が掛けてあって、その側に古い看板を圧倒するかのように、真新しい「権利擁護センター」なる看板も並べて掛けてあるけれども、これ一体何の意味かな?
【奇妙な2つの看板の関係は?】
この講座の目的は、今まで仕事人間だった人がリタイヤして社会に適応できなかったら困るので、社会に適応できるようにお勉強させて下さることですので、講座名といい、教室の名前といい、「オー、何とそのものズバリのお言葉なのでしょうか。」と感心します。露骨過ぎて全く奥ゆかしさがない、ちょっとどうかと思いますが、まあいいかな。
きっと、万葉の歌人や俳諧・詩人達なら、もっと風雅な名称を用いたでしょうにね。
何、なに、私に洒落た名前を考えろ…ですと。ウーン、コリャー困った。
それじゃー「病葉講座」、「小倉山、紅葉の錦講座」「下り坂講座」とか・・・、ヤッパリ、私も同類で発想が乏しい。お恥ずかしい。
今回の勉強は、成年後見制度と「かけはし」のことでした。
【成年後見人制度パンフレット】
成年後見制度は、認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断能力の不十分な人を対象とします。不動産や預貯金などの財産を管理したり、身のまわりの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約を結んだり、遺産分割の協議をしたりする必要があっても、自分でこれらのことをするのが難しい場合があり、また、自分に不利益な契約であってもよく判断ができずに結んでしまい、悪徳商法の被害にあうおそれもありますよね。このような判断能力の不十分な人を保護し、支援する制度とのことです。
【成年後見人制度の沿革】
【制度のあらまし】
また、「かけはし」は、社会福祉法人東広島社会福祉協議会の権利擁護センターが行っている福祉サービス利用援助事業のことです。同協議会は、「かけはし」利用者などを対象に、「法人後見事業」も行っています。
【かけはしパンフレット】
成年後見人には自然人のほか、法人も受任してなることができるそうですが、同協議会は、「かけはし」を利用している人などを対象に法人後見事業を行っています。
社会福祉協議会のような信頼できる法人が成年後見人になる(受任)ことにより、多様なニーズに応えることができるとか、長期的で安定した支援を受けられるとか、組織による管理のため安全に支援を受けられるなどのメリットがあるそうです。
私ももう年なので、アジリティー競技におけるコース図やハンドリング技法などはシッカリ覚えられるけど、でもそのうち認知能力が衰える日も近いのかな。人生の秋を感じながら、秋の日の一日、シッカリお勉強をさせていただきました。
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