新世界都市伝説ノート~事実の裏に潜む真実~

新世界が始まる…僕らは生ま変わる…無限のエネルギーを感じて…

50はエンリルの数字です。シュメール人と日本人。

2023-09-08 18:20:15 | シュメール文明

シュメール神話では多くの神様が登場するが、登場する順番によって番号が振られている。

宇宙万物の創生神がいて、その夫婦神から系譜が続いていく。

天神アン(アヌ)が頂点に君臨し、その位を表す数字が「60」。

妃のキは「40」

風神エンリルが「50」

エンキは「35」

などなど…

天神アンは、北極星と同一視されていた。

天体考古学では、このころの北極星は、「ツバン」と呼ばれる龍座のおなか付近にあるα星で、紀元前3000年ころから輝き始め、紀元前2730年にその輝きがピークを迎えた。

古代エジプトのセティ17世のピラミッドには、玄室の壁画に、「北極星ツバンが北斗七星を使って海の水を宇宙より分け与える」と書かれている。

龍座というところから、北極星信仰が龍神信仰・水神信仰へとつながっていった。

日本も、龍神を水神として崇めている。

ナーガも水神である。

中国でも、北極星は北辰(ほくしん)という神になり、龍神アンを迎えるために天安(アン)門が作られた。

 

シュメールの最高神、天神アンは「60」の数字を持つ神である。

これをシュメール語で表すと「アブ・アッシャム・ディンギル・アン」という。

アブ=天の父

アッシャム=60神

ディンギル=北極星

この言葉を呪文のように唱えながら、天に祈りを捧げていた。

 

シュメール古拙文字では、「十」(じゅう)みたいな文字を二つ重ねた「十十」が「奉る」という意味を表す。

この十に八方位を表すように線を引いた文字が、北極星を表している。

8=「ヤ」

方位=「ホウ」

8方位を表す記号が「ヤホウ」

「ヤホウ」が「ヤハウェ」となったのではという説もある。

シュメールの世界は多神教であったが、天神アンは、その中でもかなりの信仰を集めていた。

しかし、天神アンと同一視されていた北極星ツバンは、地球の歳差運動(1周25000年くらい)で72年に1度づつずれていくので、真北ではなくなっていき、いずれ見えなくなる時がやってくる。

北極星が見えなくなるということは、天神アンが空から消えることを意味した。

祈る対象がいなくなった。

その後、信仰の対象は、アヌの次に位の高い風神エンリルへと移っていった。

シュメール神話で、アヌが消えていき、エンリルが王となる様子が描かれている。

このことは、日本の信仰にも通ずるところがあり、アメノミナカヌシも最初に現れるが姿を消している。

これも、もしかしたら北極星信仰を示すものなのかもしれない。

 

北極星が消えていき天神信仰の対象であるアヌの影響力が薄れていくと、風神エンリルが信仰の対象となった。

風神エンリルは「50」の数詞を持つ神様。

シュメールではエンリルを砂時計のようなマークで表している。

五=「イ」

十=「シュ」という発音になる。

シュメール読みだと、五十=「イシュ」

日本語読みだと、五十=「イス」「イセ」となる。

イセといえば、日本の総氏神である天照大御神を祀る伊勢神宮。

伊勢神宮の横に流れる川は、五十鈴川(いすずがわ)。

そして、五千円札の五は、漢字の五ではない。

砂時計の形を模していてエンリルを表している。

さらには、

第10代崇神天皇の名前は、「御間城入彦五十瓊殖」(みまきいりひこいにえ)。

第11代垂仁天皇の名前は、「活目入彦五十狭茅(いくめいりひこいさち)。

両者とも五十が入っている。

 

これは単なる偶然なのだろうか。

もしかしたら、わたしたち日本人は知らず知らずに、シュメールの神、風神エンリルを祀っているのかもしれない。

 


世界は海で繋がっているんだなぁ…シュメール人とラピュタ人と日本人。

2023-09-08 11:11:07 | シュメール文明

ウルク期の後期に突如として現れる出自不明のシュメール人が、海洋民族ラピュタ人に結びつく人々だったとしたら、その文明が高度であったことも納得できる。

チグリス・ユーフラテス川を源流までさかのぼると、「アサド湖」と「ハザル湖」にたどり着く。

その中間地点にあるのが、世界最古の祭祀遺跡とされるギョペクリペテ遺跡。

ギョペクリペテ遺跡には、イースター島のオロンゴ文明の死生観や、その中心的存在である鳥人のレリーフが刻まれており、祭祀の跡と思われる盃状穴も見られる。

海洋民族ラピュタ人の元になったと考えられるポリネシア人の痕跡が残る世界最古の遺跡が、このシュメール文明が栄えたメソポタミア北部にあるのは偶然ではない。

 

シュメール神話では、シュメールの人々に知恵を授けて信仰儀礼の正しいあり方を説いた7人の賢人、「アプカルル」という存在が登場する。

アプカルルは、昼間は陸に上がって、読み書き・工芸・科学等の知識を人に教えて、夜になると海に帰っていった。

そして、石板では半魚人のような姿として描かれている。

海から来た海洋民族が、シュメールの人々に知恵を伝えていったことが神話からもうかがえる。

 

また、世界最古の神話が記されたギルガメシュ叙事詩には、「ディルムン」「プント」「マガン」という3つの海洋民族が登場する。

この3つの海洋民族がウバイド族と混じりあって、シュメール文明が形成されていった。

 

「プント族」は、古代エジプトのヒクソス王朝の歴史に現れる地中海から紅海を地盤とする海洋民族。

現在はアフリカの東海岸地帯でソマリアの国を作った一族。

「ソマリア」の語源は「シューメリアン」。

 

「マガン族」は、インドネシアを拠点とし、メコン川周辺にシュメール文明を伝えて、メコン文明を再構築し、後のアンコールワット遺跡等を残した。

丸に十字のスワスチカのマークを旗に掲げ、大蛇神「ナーガ」をトーテムとしていた。

 

「ディルムン族」は、パキスタンのモヘンジョダロやインダス文明のハラッパ遺跡の付近にあった「マドゥラ」を海都とした。

 

ディルムン族は、元々は海洋民族ラピュタ人であり、日本にも来ていた。

ギルガメシュ叙事詩で、ギルガメシュ王の犯した罪の罰として、親友・エンキドゥは女神イシュタルに殺され、ギルガメッシュは嘆き悲しみ、神に不死の方法を尋ねる。

神は、その薬は「ディルムン」と呼ばれる島にあると答え、その行き方をギルガメッシュに教える。

「ディルムンの島は、太陽の出る国を目指して、太陽の道に沿ってひたすら進みなさい

東の果てに仙人が住む国にたどり着く」

仙人というのは、洪水伝説の主人公ウトナピシュティム。

彼は、アヌンナキから永遠の命をもらって、東海の蓬莱山の火口に住んでいた。

 

都市ウルクは北緯32度。

ずっと東へ行くと中国大陸の東端は上海あたり。

その先には九州があり、熊本が北緯32度。

熊本がディルムン島だとするならば、海洋民族ディルムンは、九州を拠点にしていたことになる。

彼らがシュメールの流れをくんでいたとすれば、シュメール語と日本語が同じ膠着語であった謎も解ける。

しかも、海洋民族ラピュタ人の痕跡であるペトログリフやドルメンなどの巨石遺跡は、九州に多く見られる。

ということは、ディルムン族は海洋民族ラピュタ人だったという可能性も十分考えられる。

ディルムンの海都マドゥラは、日本では「松浦」「マツラ」と訛った。

「マツラ国」(末羅国)は、中国の魏志倭人伝にも登場する古代の日本の地名。

 

また、タヒチの近くには「ナンマドール」という遺跡があり、この神殿は、この島にはない石で作られている。

島の東西南北に同じ神殿が建てられていた。

「ナン」は「ようこそ」と言う意味なので、ナン・マドールは、「ようこそマドールへ」という意味になる。

マドーラは、海都「マドゥラ」がなまった言葉なのではないかとも言われている。

もし、日本ではなく、このナンマドール遺跡が海都マドゥラだとしても、ディルムン族は海洋民族ラピュタ人の本拠地ともいえるポリネシアを主に活動していたことになり、ディルムン族=ラピュタ人の可能性は高い。

 

このように神話などからシュメール人・海洋民族ラピュタ人・日本人のつながりを推測することができるが、実際にそのような証拠は残されているのだろうか。