マメ科、Fabaceae、オルニソプス属、南欧~北アフリカ原産、多年草、
学名:Ornithopus sativus、和名:ツノウマゴヤシ(角苜蓿)、オルニソプス・サティヴス、セラデラ、
英名:Common Bird's Foot、Serraadella、Pink Serradella、French Serradella、
葡名:Serradela Senradela、Serradela-cultivada、Serradela-vermelha、Erva-da-garra、Serradela caltivada、Serradela-de-bico-curto、
2014年3月19日、2015年4月28日、2016年2月15日、20日、2020年3月15日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、2018年6月20日、ベイラ地方で撮影、
オルニソプス・サティヴス Ornithopus sativus の花。
葉は、1〜1cmの長さの緑色を帯びた藍葉の小葉で9〜18対の細かい鋸歯状の葉状になっている。
花後には種子を包んだ細長い鞘ができる。
オルニソプス・サティヴス Ornithopus sativusでした。
©MUZVIT 2020
(GKZ植物事典より)和名は、果実の先端部が角状になっているウマゴヤシの意から。属名はギリシャ語の ornis(=鳥)と pus(=足)の合成語から。莢果の様子を示している。種小名は「栽培された」の意。
ツノウマゴヤシはマメ科の一年草である。全草に褐色の長軟細毛を持つ。草丈は20~40㎝程度となる。茎には4~6陵が見られる。葉は羽状複葉で、小葉は11~15対、全縁、鋭頭~鈍頭、無柄で、両面に長細毛を持つ。3~5月頃、白色~淡桃色で、長さ7㎜程度のマメ科特有の蝶形花が枝先に数個が散形状につく。花後には線状の莢果をつけ、4~7節にくびれを見せる。果実の先端は尾状に伸びて嘴状となる。種子は赤褐色の腎臓形。本種は、南欧~北アフリカが原産地であるが、牧草として世界各地(南北両アメリカ大陸・オセアニア・南アフリカ等)で栽培され、その逸失した物が帰化状態にある。我が国でも、1950年代以降、関東地区で帰化状態にある。(GKZ植物事典より)