キク科、Asteraceae、キクニガナ属、地中海沿岸地域原産の多年草、
学名:Cichorium intybus、
和名:キクニガナ(菊苦菜)、チコリー、プンタレラ 、
英名:Common Chicory、Chicory、Putarella、葡名:Chicoria、
2008年7月、2014年6月10日、7月31日、9月7日、2015年8月1日、2016年6月9日、10月27日、2017年6月13日、2020年6月17日、7月31日、ポルトガル、コスタ・アズール地方、2015年5月7日、23日、アレンテージョ地方で撮影、
花の直径は3cmほど。花びらは薄く繊細だ。涼やかなブルーが枯れ野原に映える。草丈は60~150cmほど。
これがあのスーパーの野菜売り場で売られているチコリ、或いはチコリの仲間プンタレラとは驚きだ。花色の変化はあまりない。縦横に枝分かれして花を付ける。5月~8月沿道沿いに涼やかな花を咲かせる。朝陽を受けた花びらは美しい。
地面ぎりぎりにはタンポポの様な葉、そして硬い茎が枝分かれして大株に。日当たりの良い道路わきや荒地に大株、小株で咲いている。
葉や根には独特の苦味があり、肥培した株から出させた芽を暗黒下で軟白栽培したものを、主にサラダとして賞味するほか、根を炒ったものをコーヒーの風味づけや代用品にも使う。茶代用品(茶外茶)として飲むこともできる。
フランスおよびカナダではアンディーヴ(綴りは同じくendive)と呼ぶが、同じフランス語圏でもベルギーではシコン (Chicon) と呼ぶ。シコンのグラタンは代表的なベルギー料理のひとつである。イタリアではチコーリア (cicoria) とよばれ、葉の部分は茹でて付け合わせ野菜として、先の柔らかい部分はプンタレッラ(puntarella)と呼ばれ、生のまま細く割いてサラダとして食されることが一般である。ドイツでは薬効のあるハーブとして用いられている。現在では日本でも国産のチコリーが生産されている。(Wikipediaより)
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(GKZ植物事典より)和名は、ニガナに似ているが、キクのような大輪の花を持つことから。属名はギリシャ語の kio(=行く)と chorion(=畑)を語源としている。畑で栽培されることから。種小名は、キクチシャのアラビヤ古名から。
キクニガナはキク科の多年草である。草丈は50㎝~150㎝程度となる。根は深く、品種によっては多肉根となる。葉は互生し、下葉は逆向きに羽状となる。根株から出る新芽(根出葉)を軟白してサラダ等に用いる。また、コーヒーの代用にしたり、コーヒーに混ぜたりもする。我が国への渡来時期不詳。(GKZ植物事典より)