葉群が陽射しをさえぎる
大峰山の峪間
密かに振動する
渓流の磐の上
行者は半眼に
結跏趺坐
五感を大気に開く
川音が全身を包み覆い
天空から白光が降りそそぐ
空気は静止し
音は去る
幽かに故里がおとずれ
葉の緑と水の透明が
溶解融合
頭頂は大気を貫く
全ての存在は透明に
韻律無き秩序をささやく
水と空気と精霊と
過去と今と未来と
それらの調和の中に
身を任せ
静止して
想念は銀河を指差し
鳥瞰する
大峰山の峪間
密かに振動する
渓流の磐の上
行者は半眼に
結跏趺坐
五感を大気に開く
川音が全身を包み覆い
天空から白光が降りそそぐ
空気は静止し
音は去る
幽かに故里がおとずれ
葉の緑と水の透明が
溶解融合
頭頂は大気を貫く
全ての存在は透明に
韻律無き秩序をささやく
水と空気と精霊と
過去と今と未来と
それらの調和の中に
身を任せ
静止して
想念は銀河を指差し
鳥瞰する