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マンマ・ミーア! ヒァ・ウィー・ゴー

2018-09-15 22:11:41 | 映画

先日の休みに映画を観に行った。

アマンダ・セイフライドリリー・ジェームズ主演のミュージカル、

マンマ・ミーア! ヒァ・ウィー・ゴー!”だ。

10年前にアマンダ・セイフライドとメリル・ストリープ主演で公開された、

マンマ・ミーア!”の、その後を描いた続編。

原題は、“MAMMA MIA! ―HERE WE GO AGAIN―”

 

 

ちょうど10年前に観て衝撃を受けた、マンマ・ミーア!。

もとより大好きだったABBAの楽曲がふんだんに使用され、

エーゲ海の美しい海の光景と、俳優たちの歌とダンスともにそれが満喫できた。

昨年大ヒットして話題になったミュージカル映画、LA・LA・LAND

正直、自分にはイマイチで、どうして大ヒットしたのか解らなかった。

マンマ・ミーア!の衝撃を上回らなかったのも一因かもしれない。

 

 

そんな自分のなかでのベスト・オブ・ミュージカル映画の、マンマ・ミーア!

その続編が公開されるってんだから、観ないわけにはいかない。

前作と同じキャストで、物語のその後が描かれるという。

公開されてすぐ、期待大で鑑賞に臨んだ。

 

 

 

ギリシャのエーゲ海に浮かぶカロカイリ島。

ソフィ(アマンダ・セイフライド)は、念願だったホテルを完成させ、

そのオープニング・パーティの準備に追われていた。 

亡き母、ドナ(メリル・ストリープ)の夢だったホテル。

その夢を引き継いだソフィ。

ドナのためにも、パーティを絶対に成功させなければならなかった。

 

 

しかし母に縁のあった男性、自分のパパ3人。

うち二人は仕事の都合で欠席。

自分の夫も、ニューヨークへホテルビジネスを学びに行っており欠席。

そんな夫、スカイ(ドミニク・クーパー)から電話がかかる。

大都会ニューヨークで仕事の誘いを受けたという。

さらにソフィもニューヨークに来てほしいと告げる。

カロカイリ島に・・亡きドナの夢にこだわる必要はないという。

スカイの言葉に失望するソフィ。

ドナと三人のパパ、大勢の祝福を受けて結ばれた二人だったが、すれ違いが生じていた。

 

 

ソフィはふと思う。

母、ドナはどんな夢を抱いてこの島にやってきて、

どうやって三人のパパと知り合い、

どんな思いで私を生んで、ひとり育ててくれたのか?

 

 

時はさかのぼり、イギリスのオックスフォード大学。

その卒業と同時に、家出して旅に出る若きドナ(リリー・ジェームズ)。

親友二人に別れを告げて、カバンひとつで旅立つ。

 

まずは花の都パリに。

そこで出会った、父親の銀行を継ぐためパリを訪れていたハリー(ヒュー・スキナー)と意気投合。

一途な彼に心動かされたドナは、一夜を共にしてしまう。

 

 

しかし翌日にはギリシャへと旅立ってしまう。

ドナが目指すべき場所、かつて人々が世界の果てだと信じていた場所、

エーゲ海に浮かぶ孤島、カロカイリ島。

そこで出会う二人の男。

ヨット乗りのビル(ジョシュ・ディラン)と、

建築家としてレールの敷かれた人生を送る前にと、

ひとり気ままに島で暮らしていたサム(ジェレミー・アーヴァイン)。

ここでも二人と一夜を共に過ごしてしまう。

 

 

ドナはすっかりカロカイリ島を気に入り、この島で暮らすことを決める。

おなかには既に赤ちゃんが。

ハリー,サム,ビル、誰がパパなのか判らないけれど、

ドナは一人で子を産み、ここで暮らすと決めるのだった。

 

そして現在―。

母の親友の二人、ロージー(ジュリー・ウォルターズ)と、

ターニャ(クリスティーン・バラスキー)が到着。

母の夢だったホテルを案内して回る。

だが、不遇にも嵐が起きてしまう。

 

 

島に来る船は全便欠航。

当日の招待客はパーティに出席できなくなった・・・。

2人のパパは欠席、夫のスカイも欠席なうえ、すれ違い・・・。

ホテルのオープニング・パーティの雲行きが怪しくなるなか、

ソフィは母ドナのこと、そして・・・自身のおなかの赤ちゃんのことを思う。

 

 

 

面白かった!

今回もまた全編ABBAの名曲が散りばめられていて、歌とダンスと最高のミュージカル。

佳境も佳境で、お約束のダンシング・クイーン!

もうこのシーンでは思わず口が、体が動いてしまう、

観客がけっこう大勢居たので、さすがに足だけだけどステップを踏んでしまう。

ひとりで鑑賞していたら、間違いなく踊ってしまう。

 

 

ホント、LA・LA・LANDって何だったの?って思ってしまう。

ストーリーだけならば、あっちの方が面白いのかもしれないけれど、

ミュージカル映画としてみれば、やっぱりマンマ・ミーア!が圧倒的だと思う。

こっちはコメディ要素もあって十二分に楽しめる。

 

 

難を言えば、ABBAが好きでなきゃ楽しさ半減かもしれないし、

今作は前作を観ていない人には、あまり理解できない内容になっている。

逆に前作を観たひとにとっては、間違いなく楽しめる映画。

ロージーとターニャ、三人のパパの若い頃の姿を見るだけで笑いが出る。

よくもまあ、特徴の似た役者さんを見つけたものだ。

 

 

しかしストーリーをチェックしないで鑑賞に臨んだら、

冒頭から前回主役だったドナが、いきなり死んでいてビビッた。

え?けっきょくメリル・ストリープは出ないの?

なんて思っていたら、ラストのラストに満を持しての登場。

やっぱり素晴らしい女優さんだった。

 

 

今回新たに登場した、ドナの母親でソフィの祖母、ルビー。

登場した際、え?もしかしてマドンナ?!なんて思ったら違った。

シェールという方であっちでは大御所らしい。

歌もメイクも存在感バツグンだった。

 

 

ラストは現在の主要キャラと、過去の主要キャラ総出演での、

スーパー・トゥルーパー熱唱の大団円!!

やっぱりミュージカルはこうでなきゃ。

暑いなか、思わず笑えるコミカルなストーリーに、エーゲの美しい情景、

ABBAの歌と音楽、そしてダンスで、本当にスカッとする映画だった。

鑑賞する際はスタッフロールの途中で席を立たないように。

ラスト、桟橋のおっさんの秘話が見られるぞ。

 

 



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