はぐれ雲

毎日世界のどこかや身の回りで起きることを自分のことばで書いていきます。かなり過激な場合もありますがいつも本音です。

ああ、これがわたしの酸素なんだ。

2020-09-04 07:06:28 | 日記
2005年3月にこぶ平が林家正蔵に襲名するお練りにバッタリ出くわしたことがある。
それも上野から寛永寺、仲見世から浅草まで
延々続くパレードで、詰めかけた人は約14万らしい。
どうやって数えたかは知らないケド。石原プロからも舘ひろしとか
応援にかけつけてにぎにぎしく華やかだった。

人柄はたいへんよさげな感じがするが芸人としてはまだまだでしょう。
まあ、地位とか名前が人間を作るという例もあるのでいいかぁとも。
とにかくお父さんの三平さんを超える噺家にはなってほすいと思う。

まあなにやら大げさだが面白そうなのでできれば最後まで行きたかったなあ。

あてくしが生まれ育った清澄白河は浅草から3キロちょっとの土地である。
寄席もあり芸者置屋があり小劇場などもあった。
写真屋さんが街の子どもたちのスナップを撮ってくれて数週間後に
現像して各家に持って回ってくれた。
どうやら数十円単位で相当安かったらしい。

大川端でわんこを抱っこしている5歳のかわゆいわてくしの写真は
セピア色になっているけどみそっぱでくったくなく笑っている。
アヒャ。

浅草寺ではハトポッポによくパンをむしってはあげた。
小さな妹をねんねこに背負って母が境内の周りで見守ってくれてた。
このあてくしの守備範囲にある浅草はそのころはお笑いとは無縁だったけど
お笑いを育てる酸素が含まれていたのだ。今でもそのあたりに帰ると
「ああ、これがわたしの酸素なんだ」としみじみ思う。

いまはコロナ化渦で寄席もどんどんさびれて少なくなってきて・・・・。
こぶ平はいろんな意味でがんばってほしいな。
はい。50パーセント全力で。