はぐれ雲

毎日世界のどこかや身の回りで起きることを自分のことばで書いていきます。かなり過激な場合もありますがいつも本音です。

孤独死

2020-09-28 20:41:02 | 日記
バイトで浅草付近で訪問介護の仕事をしていたときのこと。
6年前のことである。
前回の訪問から5日後であろうか。アパートを訪問すると昼間からお勝手の電気がついていた。
さらに外の洗濯機の上にある宗教関連の新聞が5日分たまっていた。
ノックをしても返事はなく施錠してあり中へ入れない。
一階なので裏へ回るとサッシは鍵がかかっていなかった。
布団に入り突き出した腕が見えた。
「〇〇さん!〇〇さん!」と声掛けしても返事がない。

家の中へ同僚と入ると、眠っているようだったが脈拍もなく呼吸も無かった。
すぐに救急車と警察を呼んだ。
警察が入室し調べると財布にはある程度の現金とコンビニのレシートが見つかった。
5日前まで買い物をしていたようだった。
脳梗塞か心筋梗塞はは解剖医でも不明だったようだが睡眠中に亡くなったようだった。

浅草公園ではホームレスの方の健康観察をしたり市販薬をお渡ししたりしたことは以前書いた。
医師が診察できないので薬を処方できないのである

盛夏の頃。施設の掃除で働いてもらっていた70代の男性の姿をしばらく見かけず、連携するNPOのスタッフにアパートの様子を見に行ってもらったところ、独り、部屋で亡くなっていた。エアコンがなく、猛暑のなかで酒を飲んでいて倒れたようだった。強い異臭がするのに、隣室の人はどうして気付かなかったのだろう。ノックをしてみたが反応がない。
 連絡を受けた救急隊員が窓から部屋に入ったら、その部屋の住人もまた「孤独死」していた。

 上述したことは事実です。
これから20年後は老人介護のスタッフが国民の5人のうち一人に従事していかないと
まったく人手不足になります。
今後どのように育成するかまた賃金も大幅にアップしていかないと大変なことになる。

マスコミやモーニングショーではゴシップやスキャンダルなどで大騒ぎの毎日だが
独居老人や老々介護などを真剣にとりあげて対策をしないとコロナの騒ぎどころでは
ない事態になるだろう。
わたしはそのころにはこの世にはいないだろうが胸の痛む日々ではある。
どうしよう?ときどきこの問題には折に触れ書いていきたいと思っている。