昨日に引きつづき土砂降り。ときどき細雨。
空が見えるようにビニール傘を選んで出かける。。。
一つ用をすませたその帰宅途中、磯沼牧場を見つけた。
雨だからやめようと思ったけれど、雨だから行こうと足が向かう。
濡れた地面を踏みしめて、台風通過地点の地域のことを思う。
四国に長男が暮らしている。だいじょうぶだろうか。。。
磯沼牧場。たしかヨーグルトやアイスを販売している。
今日は雨だから放牧はないだろうし。。。
ヤギたちはいない。今日は小屋のなか。けれども牛さんたちはいた。
ちょうどお食事中。大雨の中をムシャムシャと、ときどき目が合う。こんにちは。
ゆるい坂道を下っていく。乳製品か。。。チーズは、かつて苦手だった。
友人が「それは本当に美味しいチーズを食べたことがないからよ」
とナポリピッツァ協会公認のPIZZA屋さんに連れて行ってくれた。
それからチーズが食べられるようになった。元が苦手だから率先して食べることもなく、
あったら頂くという程度で。。。
ビヨーンと伸びたゴムが元に戻ったという感じ。
伸びることは伸びるけど、伸びつづけることができないゴム。
そういったチーズとの付きあい。
その日、生みたての卵。
さて、どれにしようか、と考えて。
ヨーグルトとアイス、ソーセージ、それから。。。ヤギのチーズ。
奥にかわいい子牛が何頭もいる。立ちあがってこちらをキョロキョロ。
今日は雨だから、牧場ではなくて小屋ん中。つまらないなあ。。。なのかな。
チョコレート工場やコーヒー工場から出る豆や殻を
牛の寝床に敷いている。だから小屋はきれい。
本来、産業廃棄物として廃棄されるものを
牛のエサや敷料として活用することで
廃棄コストやエネルギーの削減に繋げている。
さらに牛の糞尿を発酵させて堆肥を作り、
家庭菜園用として販売している。
家畜に寄りそい、誕生から死を迎えるまで、
ストレスをできる限り少なく、健康的な生活ができる飼育方法をめざす、
と、これが方針。
アニマルウェルフェア(家畜福祉)というすばらしい畜産のあり方。
磯沼牧場の牛たちは自由に移動ができて、自由にエサを食べて水を飲むことができる。。。
命あるものとして尊重された生活、です。
夕食、このすばらしい命をいただきながら。。。話題はヤギのチーズに。
癖のあるチーズ。食べたあと、鼻からヤギが1匹、2匹、3匹・・・と飛んでいくような
。。。ヤギの香りが止まらない。。。レベルが高すぎた。
シンくんが私から逃げる。。。こないでー。
匂いには敏感だからね、シンくん。