火炎が中に生まれ出でたる陶なりて眼を温く潤しにけり 丹人
かつて常陸國府のありし石岡を訪ぬ
予の職が先達より陶芸作品展の案内ありて
それを観むとてのことなり
予が國には古く 宍戸焼 あり
予の住む友部 そのかみの名は宍戸なる
ここで生まれたる宍戸焼なり
宍戸焼 これ西北の笠間に伝わりて笠間焼となる
笠間焼 これ更に西北は下野國益子に伝わりて益子焼となる
益子焼 これ人間国宝 浜田庄司氏 の出現に加へその宣伝と商売上手くして
一躍全国的に有名となる
けふ 訪ねたる陶は「つくば焼」なり
此 昭和六十三年 都賀俊雄氏 が創始したる陶にあり
真空窯焼なりてコズミックカラーなる宝石が如き色合いを特徴とす
まさに科学研究学園都市「つくば」に似合ひたるものなり
*画像:予の職が先達沼尻氏の作品群なり
真空窯にはあらずして 笠間焼に近きものと見る
手前は香炉と花器 奥の棚に並ぶは「愚意飲み」なり
予 おもはず喉を愚意と鳴らしたれば皆クスクスと笑ふもをかし
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